歯ブラシを消毒したい方必読!おすすめ消毒法と紫外線除菌器
歯ブラシ 2019.03.08歯ブラシは消毒が必要?不衛生にするとどうなる?
動物だけではなく、人間の口の中にも、常に数百の細菌がいるとされています。
その上、食事をして食べかすなどが残った状態で歯を磨くので、歯磨き後の歯ブラシには、口の中にいた細菌やゴミがついているというのは想像できるのではないでしょうか。
そのような歯磨き後の歯ブラシをきちんと洗わずに放置してしまったら、歯ブラシについた細菌が増殖していってしまいます。
細菌がたくさんついてしまったと知らずにその歯ブラシで歯を磨いていくとしたら、口の中にはさらに細菌が広がってしまうことにつながっていくのです。
不衛生にしたままの歯ブラシを使用し続けることにより、歯ブラシについた細菌が悪い働きをし、虫歯だけではなく、口臭や歯周病を引き起こす恐れも出てきます。
そのため、歯ブラシは決して不衛生にしてはならないと言えるでしょう。
まずは、水でしっかりとゴミや歯磨き粉の残りなどを洗い流すことを行ないましょう。
その上で、さらに除菌をしたいと考えるようでしたら、消毒をすることもおすすめします。
それでは、歯ブラシの消毒法にはどのようなものがあるのでしょうか。
ご家庭にあるものでできる消毒法や紫外線を使用する方法などをご紹介していきます。
歯ブラシに熱湯をかけて消毒はダメ?!正しい消毒法とは
「消毒」というと、手っ取り早くできる消毒をすることを考えた時に、熱湯消毒ということを思い浮かべるのではないでしょうか。
タオルなど衣類の生乾きのイヤな臭いを消す場合には、熱湯消毒も簡単にできる一つの手段となります。
しかし、歯ブラシを熱湯消毒したらどうなるでしょうか。
消毒の効果が期待できないどころか、歯ブラシのブラシは一般的にプラスチックでできていますので、熱湯で加熱することによってブラシ部分が軟化するなど、傷んでしまうことにつながってしまいます。
そのため、歯ブラシの熱湯消毒というのは、おすすめできることではありません。
そこで、歯ブラシを消毒したい場合に行なうと良いとされる消毒法をこれからご紹介していきます。
まずは、ご家庭にあるようなものでできる消毒法です。
●イソジンやマウスウォッシュにつける
イソジンやマウスウォッシュなどには、ウイルスや細菌を殺菌し消毒する作用があります。
そこで、それらの液体を使用して、歯ブラシも消毒することができます。
イソジンの場合は、水を入れたコップに数滴入れ、歯ブラシをつけ置きします。
マウスウォッシュの場合は、歯ブラシが浸せるくらいの量をコップなどに入れ、浸しましょう。
消毒目的で使用するマウスウォッシュは、アルコール成分が入っているものが効果的です。
●歯ブラシ用の除菌スプレーを使用する
歯ブラシ用の除菌スプレーというものも販売されています。
こちらは、水でゴミや細菌などを洗い流した後のきれいな状態の歯ブラシに、さらに細菌がつくことを防ぐ目的としたものです。
次章からは、除菌ができるとされている「紫外線」についてお話ししていきます。
紫外線で歯ブラシを除菌消毒できる?!
「紫外線」と聞くと、日光から受けるダメージ的な印象を受けるのではないでしょうか。
紫外線には3種類があり、日光から届く紫外線というのは、「UV-A」と「UV-B」というもので、これらに含まれる殺菌効果は弱いとされています。
もう一つの「UV-C」という種類は、最も波長の短い紫外線で、非常に大きな除菌効果が期待できます。
そのようなUV-Cを使用することで、除菌をすることが可能になります。
そこで、そのUV-Cの力を利用した歯ブラシ用の除菌器という製品が各メーカーから数多く発売されています。
それらには紫外線ランプが搭載され、そのランプの照射により、歯ブラシを除菌する仕組みとなっています。
次章から、様々な歯ブラシ用の紫外線除菌器をご紹介していきますので、消毒だけでは心配だから除菌器も使用したいという方は、製品を選ぶ際のご参考になさってください。
おすすめ!人気の歯ブラシ用紫外線除菌器
それでは、歯ブラシを消毒するだけではもの足りず、除菌したいという方のために、数多く発売されている歯ブラシ用の紫外線除菌器のなかから、おすすめの製品をいくつかご紹介していきます。
●エセンシア:歯ブラシ除菌器 アドバンスシリーズ ESA-600
こちらは、据え付け型で歯ブラシの除菌と乾燥ができるものであり、除菌力は99.99%もあるとされています。
特殊紫外線除菌ランプにより歯ブラシを除菌し、インテリジェンス機能搭載なので、除菌と乾燥が繰り返し行なわれます。
搭載されているCPUにより、除菌と乾燥を自動制御するので、常に清潔な状態を保つことができます。
その使用方法は、歯磨き後の歯ブラシを本体にセットするだけの簡単なものです。
しかも、通常の歯ブラシ5本と電動歯ブラシ用のカートリッジを2本も収納できるので、家族の人数が多いご家庭でももれなく同時に除菌と乾燥をすることが可能です。
歯ブラシ除菌器のなかでは価格は高い方のものになりますが、これだけの性能を兼ね備えているのでしたら、一家に一台あっても良いのではないでしょうか。
●エイコー:オーラクリーン DV-410
価格はお手頃ですが、除菌力99.99%という頼もしい製品です。
歯ブラシ4本まで同時に使用することができ、歯ブラシのヘッドを差し込んでからボタンを押すと除菌がスタートされ、約6~8分で電源が自動にOFFになります。
本数が多く入れられるのにコンパクトなので、それほど場所をとりません。
ただ、先ほどの製品とは違い、乾燥の機能はありませんので、歯ブラシを洗い、しっかりと乾かしてから使用する必要があります。
どちらの製品も歯ブラシが数本入りますので、ご家族みんなで歯ブラシの除菌をしたいという方におすすめです。
まだある!歯ブラシ紫外線除菌製品のご紹介
先ほどご紹介した歯ブラシの紫外線除菌器と違ったタイプの除菌器もありますので、ご紹介していきます。
●歯ブラシを毎日使用後に滅菌可能な歯ブラシホルダー Puretta
前章でご紹介したタイプとは違い、こちらは、壁掛け式の除菌器です。
紫外線ランプにより歯ブラシを除菌するためだけではなく、歯磨き粉やシェーバーなどまで収納することができるので、洗面台をすっきりとさせることが可能です。
こちらの商品では、瞬時に99.998%ほどの殺菌ができるとされていますので、本格的に歯ブラシの細菌を消したいという方にはとてもおすすめの製品です。
また、充電はソーラーパワーとUSBポートで行なえる仕組みになっている画期的なものです。
歯ブラシは4本まで使用できますので、4人家族のご家庭でしたら家族全員での使用が可能です。
洗面所の壁に取り付けても問題ないというご家庭は、ぜひ使用してみてはいかがでしょうか。
●エセンシア:歯ブラシ除菌器 ポータブルシリーズ ESA-101
家庭用据え置き型もご紹介したエセンシアから発売されている携帯用の除菌器です。
携帯用ですが除菌力は99.99%と十分にあるので、外出先でもしっかりと除菌をすることが可能です。
フタをしめると自動的に約7分間作動するという自動化になっていて、除菌が終了すると自動で停止する仕組みになっています。
これらのように、歯ブラシの紫外線除菌器には、用途に応じて様々なタイプのものが発売されています。
消毒するだけではもの足りない方には、きっと満足していただける製品ばかりでしょう。
それぞれの特徴を知り、ご自分が良いと思ったものを使用してみてください。
歯ブラシを消毒した後の保管法も大切!
これまでご紹介してきたような、入れておくだけで歯ブラシの除菌ができるタイプの紫外線除菌器を使用する場合は、除菌をしてそのまま保管をしておくことも可能です。
しかし、それ以外の方法で歯ブラシの消毒をした場合や保管をする際には、気をつけた方が良いことがあります。
歯磨きをした後の歯ブラシは、水でよく洗い流し、水気をきったうえで、風通しの良い所で保管をするようにしましょう。
ぬれたままの歯ブラシは、先程もお伝えしたことと同様に、細菌が増殖してしまいます。
次に使用する時には完全に乾ききっていることが理想的です。
可能でしたら、歯ブラシを2本用意して、完全に乾燥させたものの方を使用できるようにすると良いでしょう。
また、ユニットバスなどの湿気の多い所で保管すると、様々な菌が空気感染する恐れもありますので、前述したように、風通しの良い場所で保管をしましょう。
そして、保管の仕方に気をつけるだけではなく、歯ブラシの交換時期というのは、約1ヵ月が目安とされています。
同じ歯ブラシを何ヵ月も使用することのないように、新しい歯ブラシに替えることも忘れず行ないましょう。
どの方法を選ぶとしても歯ブラシはしっかり乾燥を!
これまで、手軽にできる歯ブラシの消毒法や優れた性能の様々な紫外線除菌器をご紹介してきました。
乾燥機能のついた除菌器を使用する場合以外は、水で洗い流した歯ブラシは、しっかりと水をきり、乾燥させることがまず大切なことです。
除菌器があるからとお手入れを雑にするのではなく、除菌器に入れる前の段階で、細菌を増殖させないような歯ブラシの扱いをするように心がけましょう。