歯ブラシを収納するための歯ブラシスタンドを手作りしよう!

歯ブラシ 2019.02.10

歯ブラシを収納する際、どのようにしていますか。

収納方法によっては、歯ブラシに菌が繁殖しやすい環境を作っていたり、虫歯菌などを移している可能性も少なくありません。

そこで、今回の記事では、歯ブラシの保管方法で気を付けたいことや、手作りの歯ブラシスタンドの作り方などをお伝えします。

歯ブラシを収納する上で大切なこと

歯ブラシを収納する時、家族全員の歯ブラシをひとつのコップなどにまとめて収納されている方もいるかもしれません。

しかし、その収納方法ですと、歯ブラシ同士が触れる可能性がとても高くなります。

歯ブラシ同士が触れていると、1本の歯ブラシを共有しているのに近い状態になると考えられます。

他にも、歯ブラシに付着している虫歯菌や歯周病菌が移ったり移されたりする恐れもあるのです。

歯ブラシをまとめて収納する以外に、歯ブラシが乾燥するのを妨げるような場所や、雑菌の多い場所に保管することも避けたいところです。

カビや菌などは湿度の高いところを好むので、お風呂などの湿度の高いところに保管すると、増殖しやすくなります。

お風呂とトイレがひとつになった「ユニットバス」は賃貸住宅などでよく見られますが、そこに歯ブラシを保管しておくと、湿度が高くてカビが生えるだけでなく、トイレにいる雑菌が歯ブラシに付着してしまう恐れもあります。

そのため、歯ブラシを保管する際は、「歯ブラシ同士の接触を防ぐ」「風通しのよい場所に置く」「トイレやお風呂を避ける」この3つを意識することが大切です。

最初に歯ブラシの収納の仕方から見直しますが、歯ブラシスタンドを活用すると、歯ブラシ同士が接触することを防ぐことができます。

歯ブラシスタンドは、お店で購入することはもちろん可能ですが、手作りしてオリジナルのものを使うのもよいでしょう。

次項からは、手作りの歯ブラシスタンドの作り方をお伝えしていくので、是非参考にしてみてください。

ペットボトルのキャップを使った歯ブラシスタンド

最初にペットボトルのキャップを使って、歯ブラシスタンドを手作りしましょう。

●完成形

キャップをツルツルした面をマジックテープで壁に貼り付け、凹の部分に歯ブラシを掛けるスタンドです。

●用意するもの

・ペットボトルキャップ(歯ブラシの本数分)
・マジックテープ(シールタイプ)
・油性のカラースプレー
・カッター

●作り方

①ペットボトルキャップの側面に、切れ込みを2本入れます。

2本の切れ込みの幅は、お使いの歯ブラシのネックの太さに合わせてください。

②2本の切れ込みの間も切り取ります。

キャップの一部が欠けているような状態になれば、OKです。

③油性のカラースプレーでキャップに色を付け、完全に乾かします。

④マジックテープを、キャップの上部に収まる程度の大きさにカットします。

⑤マジックテープの片方をペットボトルキャップに貼り付け、もう一方のマジックテープは、歯ブラシを収納したいところに貼り付けます。

⑥マジックテープ同士を付けて完成です。

歯ブラシのネックを切れ込みに入れるようにして使用します。

収納すると、歯ブラシが吊るされたような状態になるので、水滴が歯ブラシの柄を伝って落ちてくれます。

ペットボトルでも歯ブラシスタンドが手作りできる

前項では、ペットボトルのキャップを使った歯ブラシスタンドの作り方をご紹介しましたが、ペットボトルでも歯ブラシスタンドを手作りすることができます。

●完成形

高さの違うペットボトルの底を2つ組み合わせて、上部の凹に穴を空けて歯ブラシを立てるスタンドです。

●用意するもの

・ロケット型のペットボトル(500ml以上のもの) 2個
・ボンド
・カッター
・ハサミ

●作り方

①片方のペットボトルを底から10cm程の高さで切断し、もうひとつのペットボトルは底から3cmの高さで切断します。

②3cmの高さに切断したペットボトルの底にある凹部分を、歯ブラシの柄が入る程度の大きさに切断します。

最初にカッターで小さな穴をあけ、ハサミで丸くくりぬくように切ると行いやすいです。

③10cmの高さに切断したペットボトルの切り口の内側に、ボンドを付けます。

④3cmの高さに切断したペットボトルを10cmの高さに切断したペットボトルに重ねて入れ、互いのペットボトルの切り口を合わせます。

重ねる時に、両方のペットボトルの底にある凹部分ひとつひとつが、それぞれ同じ位置に来るようにすると、歯ブラシがまっすぐに収納できるので、他の歯ブラシと接触しなくなります。

⑤ボンドが乾いたら完成です。

要らないペットボトルを再利用して作っているので、汚れたら捨てることができるのもよいですね。

ナチュラルな雰囲気にぴったりな歯ブラシスタンドを手作りしよう

配管やパイプを繋げたり固定するときに使用される「サドルバンド」も、歯ブラシスタンドを手作りするのに活用できます。

●完成形

L字に組み付けた木の板(縦が短い木の板が床側、縦が長い木の板が直立)の、直立している木の板にサドルバンドを付けたスタンドです。

●用意するもの

・木の板1(縦15cm×横25cm×厚み5mm)1枚
・木の板2(縦5cm×横25cm×厚み10mm)1枚
・長さ5mm程度のネジ 6本
・長さ1cm程度の釘 2本
・サドルバンド(13A) 3個

●作り方

①木の板1の25cmの側面に、木の板2の面の端を固定するために釘を打ち、「L字」の形にします。

②木の板1の面の上から2cm程度のところに、ネジでサドルバンドを固定します。

これだけで、洗面台に立てて使用するタイプの歯ブラシスタンドができます。

横一直線にサドルバンドを固定してもよいですが、上下にずらしながらサドルバンドを止めていくのもおしゃれな雰囲気になります。

子供用歯ブラシを収納するのであれば、サドルバンドの位置も低くしましょう。

また、使用する木材にヤスリをかけたり、ペンキを塗ると、ナチュラルで優しい仕上がりにすることもできます。

珪藻土やエッグタイルを手作り歯ブラシスタンドに活用してみよう!

近年話題になっている、珪藻土やエッグタイルを手作り歯ブラシスタンドに活用してみるのもよいでしょう。

珪藻土というのは、植物性プランクトンの化石が堆積してできた土のことです。

珪藻土を焼いて不純物を取り除き、ノリなどと混ぜられ、加工されています。

珪藻土には目では見えない小さな穴がいくつもあいており、この穴から、水や湿気などを吸収します。

また、エッグタイルという素材もあり、こちらは卵の殻を細かくしてタイルにしたものです。

こちらも、珪藻土と同じように肉眼では見えない無数の穴があいていて、吸水性が高い特徴があります。

珪藻土やエッグタイルのような吸水性の高い素材を活用すれば、歯ブラシを収納した時に、洗面台が濡れることがなくなります。

例えば、最初にご紹介したペットボトルキャップの歯ブラシスタンドですが、柄に伝ってきた水分はやがて下に落ちます。

そうなれば、洗面台が濡れてしまいますが、珪藻土やエッグタイルのコースターなどを敷いておくだけで、洗面台が濡れるのを防いでくれます。

歯ブラシスタンドを手作りする際は、一緒に珪藻土やエッグタイルを使うと衛生的です。

おすすめの歯ブラシスタンド

これまで、手作りの歯ブラシスタンドの作り方をいくつかご紹介しましたが、お店で販売されている歯ブラシスタンドも機能性の高いものがいくつもあります。

そのなかからおすすめの歯ブラシスタンドをご紹介します。

●下村企販 超スリムなステンレス歯ブラシ立て

他の金属に比べてサビに強いといわれるステンレス製で、クルクルとバネのようなおしゃれなデザインで、4本の歯ブラシを収納できます。

さらに、歯間ブラシは小さく無くしやすい傾向にあるものの、この歯ブラシスタンドは歯間ブラシを2本すっきりと収納することが可能です。

また、コップを逆さに立てることもできます。

●イルスギ soil トゥース歯ブラシスタンド ミニ

珪藻土を使用した歯ブラシスタンドです。

小さな鉢植えのような形をしていて、歯ブラシを1本ずつ立てることができます。

歯ブラシの柄から伝った水は、珪藻土の特性でもある吸水性によって吸収されるので、カビなどが繁殖しにくくなるでしょう。

オリジナルの歯ブラシスタンドを作ろう!

歯ブラシを清潔に収納する上で大切なことのひとつに「歯ブラシの収納方法」が考えられます。

歯ブラシ同士の接触を防ぐためにも、歯ブラシの収納方法を一度見直してみましょう。

ペットボトルなどの捨ててしまうものを活用し、歯ブラシスタンドを手作りしてみるのもよいかもしれません。

衛生的に歯ブラシを収納し、安心してオーラルケアができるといいですね。

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