歯ブラシとキャップを除菌しよう!幼稚園での除菌方法とは?

歯ブラシ 2019.01.02

幼稚園によって歯ブラシの取り扱いは違います。

お子さんのお口の健康にかかわることですから、どのようにして除菌されているのか気になるところですね。

今回は、幼稚園で行われている歯ブラシの除菌方法のお話から、キャップの衛生面、正しい除菌方法などについてお伝えします。

歯ブラシにキャップをつけるメリット・デメリットとは?

子供用歯ブラシでも、商品によっては歯ブラシと一緒にキャップが付属されていることがあります。

また、幼稚園などでも、キャップをつけるように勧めているところもありますね。

そもそも、歯ブラシにキャップをつけると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

キャップをつけるメリットは、歯ブラシをほこりや他の汚いものから守ることです。

反対にデメリットは、保管方法によっては歯ブラシが不衛生になってしまうということです。

歯ブラシにキャップをつけて保管する際、ブラシが濡れたままキャップを装着してしまうと、雑菌やカビは湿度が高いところを好むため増殖しやすい傾向にあります。

そうならないためにも、歯ブラシの水気をよく取り除き、ブラシが完全に乾燥した状態でキャップを装着することが大切です。

幼稚園によっては歯ブラシキャップがNGなところも?

歯ブラシにキャップを装着すると、ホコリなどから守ることができるというメリットがある反面、歯ブラシが不衛生になってしまう可能性もあるというデメリットがあることが分かりました。

また、幼稚園でも、歯ブラシキャップの使用を禁止しているところがあるといいます。

その理由として考えられるのが、キャップの取り扱いが難しいためです。

お子さんによっては、手先を使うことが苦手な子もいます。

そのため、上手につけられない可能性を考慮され、キャップを禁止しているところがあります。

また、上手に歯ブラシの水をきることが難しいことも、理由として考えられます。

よく水がきれていないと、歯ブラシが濡れたままキャップをしてしまうことになるので、前項でお伝えした衛生面が心配になります。

キャップをつけてもよいかどうかは、幼稚園によっても異なるので、気になる方は確認してみるとよいでしょう。

幼稚園で行っている歯ブラシの除菌方法

キャップをしてもよいかどうかが幼稚園によって違うように、歯ブラシの除菌方法も幼稚園によって異なります。

実際に幼稚園で行われている、歯ブラシの消毒方法をお伝えします。

●ミルトンのなかにいれて除菌する

歯ブラシを幼稚園のなかで保管する場合、哺乳瓶の消毒液のミルトンを使用し、30分以上つけ置き除菌をします。

実際に歯ブラシの除菌方法として、ミルトンを使った方法は有効とされています。

●天日干しをする

太陽の紫外線は除菌効果があるため、歯ブラシの除菌に効果が期待できます。

また、例外として、園児が持参した布袋に入れることもあります。

歯ブラシキャップが禁止されている幼稚園では、園児が持参した布袋のなかにいれて保管するところもあります。

また、「週末だけ持ち帰ってもらう」という幼稚園もあるようです。

幼稚園から持って帰ってきた歯ブラシやキャップを清潔に保つために

幼稚園によっては、週末だけ歯ブラシを持ち帰ってもらうところもありますが、このタイミングで歯ブラシをご家庭で除菌しませんか。

歯ブラシを3週間使用し続けると、およそ100万~1億もの雑菌がつくといわれています。

たくさんの雑菌が繁殖した歯ブラシを、お子さんが使用していると考えるととても恐ろしいですね。

できる限り、歯ブラシを清潔に保ちたいものです。

歯ブラシの除菌の基本は「水洗い」、それから「乾燥」といえます。

歯を磨いたあとは、サッと水で流して終わりにするのではなく、指を使ってブラシの部分をよく動かします。

また、食べかすが歯ブラシについていないか確認し、もしついていれば、爪楊枝などでかき出して取り除いてください。

それから、歯ブラシの水気をティッシュなどで取り除き、ブラシの乾燥の手助けをするのもよいでしょう。

前項では、ミルトンを使った除菌と、天日干しでできる除菌についてお伝えしましたが、それ以外の歯ブラシの除菌のやり方をいくつかお伝えします。

●イソジン

風邪を引いたときにもらううがい薬の「イソジン」ですが、イソジンにはウイルスを消毒・除菌する効果があり、これを歯ブラシの除菌に活かすこともできます。

そのやり方は、うがいをするときと同じくらいの分量の水とうがい薬をコップに入れて、歯ブラシを洗います。

注意したいところは、イソジンには独特な薬品の臭いがあり、製品によっては色が濃いものもあります。

そのため、イソジンを溶かした水に歯ブラシを入れることによって、歯ブラシが変色してしまったり、独特な臭いが移ってしまうことがあるというのを念頭に入れておきましょう。

●入れ歯洗浄剤

歯ブラシの除菌には、入れ歯洗浄剤を使うことも可能です。

使い方は歯ブラシをよく流水で洗ったあと、入れ歯洗浄剤のなかに入れて、30分程度漬けておくというものです。

入れ歯洗浄剤は、歯科矯正装置などの除菌にも使われている歯科用の洗浄剤なので、安心して使用できますね。

これら以外にも、歯ブラシの除菌方法はありますが、除菌をしたあとは必ず歯ブラシをしっかり乾燥させましょう。

乾燥の時間を短縮させるために、ドライヤーの熱風ではなく、送風などを活用するのもよいといえます。

また、歯ブラシにキャップをつけているのであれば、歯ブラシと同様に定期的に除菌しましょう。

間違った歯ブラシの除菌方法

歯ブラシの除菌方法をいくつかご紹介しましたが、他にも除菌方法はたくさんあり、間違ったものもあります。

注意喚起を行うためにも、間違った歯ブラシの除菌の方法をお伝えします。

●熱湯

熱湯消毒という方法ですが、これは歯ブラシには向きません。

歯ブラシの素材は、プリプロピレン・ナイロン・アクリル・飽和ポリエステル樹脂が多く、その耐熱温度は80度以下とされています。

そういった歯ブラシを熱湯消毒してしまうと、ブラシが変形したり痛んでしまうことにもなりかねません。

必ず、お使いの歯ブラシが熱に対応しているかどうか確認するようにしてください。

●漂白剤

台所用漂白剤は、哺乳瓶などの消毒に用いられています。

しかし、台所用漂白剤の成分は次亜塩素酸ナトリウムという劇薬であり、哺乳瓶の消毒などに使われるものは、きちんとした濃度まで薄められています。

必要以上に濃い濃度の次亜塩素酸ナトリウムで除菌をしようとすると、歯ブラシに成分が残ることもあり、体に危険を及ぼすケースもあります。

幼稚園から持って帰ってきた歯ブラシやキャップを消毒する際は、正しい方法で行いましょう。

歯ブラシを除菌するのに役立つグッズ

お子さんのお口のなかのケアを安心して行うためには、歯ブラシやキャップを定期的に除菌することが大切ですが、こういった製品を使うのもおすすめです。

・紫外線が照射される機器で除菌する

紫外線が照射される機器での除菌率は99.9%となっていて、歯科など専門的な場所だけでなく、ご家庭で使われることも多くなっています。

コンセントに差し込んで使用するタイプ・乾電池を使うタイプ・USBに繋げて使用できるタイプなどさまざまなタイプがあります。

・歯ブラシの除菌スプレーを使用する

いくつかある歯ブラシの除菌スプレーのなかで「イータック」という、除菌効果のある成分を使ったものがおすすめです。

イータックが含まれている液体をスプレーするだけで、除菌ができて、24時間除菌効果を持続してくれる優れものです。

しかし、歯科専売品となっているので、購入の際は歯科に問い合わせしてみるとよいでしょう。

幼稚園から持って帰ってきた歯ブラシやキャップを除菌するために、こういった製品を使用されるのも1つの方法といえます。

お子さんのお口のなかを守るために

今回は、幼稚園でどのように歯ブラシが除菌されているか、除菌方法なども併せてお伝えしました。

歯ブラシを除菌する上で基本的なことは、よく流水ですすぐことと、乾燥させることです。

また、間違った除菌方法で歯ブラシを除菌するのは避け、正しくお子さんの歯ブラシの衛生を守ってあげてください。

コンプレックスなく明るい未来を。株式会社ソーシャルテック

RANKING

人気記事