歯ブラシ置きにペットボトルのキャップが代用できる!
歯ブラシ 2018.12.29歯ブラシに付着している雑菌はどのくらいいるの?
ペットボトルのキャップを代用して作れる歯ブラシ置きのお話をする前に、歯ブラシに付着している雑菌についてお伝えします。
歯磨きはオーラルケアの基本で、私達の生活に欠かせないものです。
歯磨きで得られる主な効果は、歯垢を取り除くことです。
しかし、歯垢を顕微鏡で確認すると、ネバネバした鎖のようになっており、歯ブラシでかき出しても、歯ブラシのヘッドに絡みつくように付着してしまうといわれています。
また、口のなかには、数100万から数10億以上の雑菌がいるとされていて、歯ブラシに付着している雑菌は、100万から1億以上といいます。
ちなみに、保管状態の悪い歯ブラシについては、「便器のなかにある水」よりも汚いレベルともいわれているほどです。
清潔に歯ブラシを保管するためには、歯ブラシを乾燥させることも大切なことの1つといわれています。
ペットボトルのキャップを代用して歯ブラシ置きを作ろう
歯ブラシの乾燥をうながしながら保管をするのに、陶器でできた歯ブラシ立てや、珪藻土という吸水性の高い素材を使用した歯ブラシ置きを利用している方もいるでしょう。
しかし、捨ててしまいがちなペットボトルのキャップを代用することで、歯ブラシ置きが作れるのです。
その作り方を早速ご紹介します。
完成形は、ペットボトルキャップに横向きにて歯ブラシが固定される設計です。
【用意するもの】
・ペットボトルのキャップ(歯ブラシの本数分)
・カッター
・軍手
・マジックテープ(裏面に粘着のあるもの)
【作り方】
①安全のため手に軍手をつけます。
②ペットボトルのキャップのフチにネック部分と同じ幅の切れ込みを入れ、切り取り空間を作ります。
人によっては力の要る作業なので、怪我をしないように注意してください。
③キャップの上部に収まる程度の大きさにマジックテープをカットし、一方をキャップの上部に貼りつけます。
④もう一方のマジックテープを、歯ブラシを収納したいところに貼りつけます。
粘着テープなので、影響のないところに貼りましょう。
⑤キャップの切れ込みが下にくるようにマジックテープ同士を貼りつけたら、完成です。
切れ込みに歯ブラシのネックを入れ込むと、歯ブラシを収納することができます。
キャップを利用した歯ブラシ置きは、歯ブラシが吊るされるような形で収納ができるので、歯ブラシにつく水分が下に落ち、歯ブラシが乾燥するのを助けてくれます。
キャップの歯ブラシ置きと歯ブラシは定期的に交換しよう
歯ブラシを収納するために、ペットボトルのキャップを代用した歯ブラシ置きを作ったとしても、定期的に交換や除菌が必要になります。
空気中には、雑菌の他にカビなども浮遊しています。
カビが暮らしやすい環境は、気温にして10度から35度程度で、湿度は70%から99%程度といわれています。
ペットボトルのキャップの歯ブラシ置きを長期間使用していると、歯ブラシについている水分によってカビが暮らしやすくなり、カビが生えることがあります。
ペットボトルのキャップの歯ブラシ置きにカビが生えてしまえば、収納している歯ブラシにも影響が出てしまうことは当然といえます。
雑菌やカビを繁殖させないためにも、歯ブラシ置きを定期的に除菌したり、交換するようにしましょう。
歯ブラシ置きだけでなく、歯ブラシも定期的に交換することが望ましいです。
歯ブラシは1ヶ月程度経過すると、ブラシが劣化し、歯垢の除去率が下がります。
また、同じ歯ブラシを使い続けると、前項でお伝えしたように雑菌がどんどん増え、不衛生な歯ブラシになってしまいます。
歯ブラシは1ヶ月経たない位を目途に交換するようにしましょう。
歯ブラシを持ち歩くのに便利!キャップだけでなくペットボトルも使える!
ペットボトルはキャップだけでなく、ボトルを代用すると便利な小物入れができます。
完成形は、2本のペットボトルの底が合わさり、ファスナーで開閉ができる小物入れです。
【用意するもの】
・小さめのペットボトル 2本
・ファスナー(ボトルの円周に合わせた長さ)
・接着剤やグルーガン
【作り方】
①2本のペットボトルを、底から10cm位の高さの所でカットしていき、底だけが残るようにします。
②ファスナーを開けた状態で、片方の内側に接着剤やグルーガンをつけます。
③カットしたペットボトルの切り口に、ファスナーを貼りつけます。
④もう片方のファスナーにも接着剤やグルーガンをつけて、もう1個のペットボトルに貼りつけて完成です。
歯ブラシ・歯磨き粉・ワンタフトブラシなど、オーラルケアグッズを持ち歩くのに便利な収納ポーチとして活躍してくれたり、ペンケースとしても使えます。
ペットボトルのキャップを代用!①
ペットボトルのキャップを代用した歯ブラシ置きの作り方をお伝えしましたが、ペットボトルのキャップは他にも、さまざまなものに代用することができます。
例えば、魚のウロコ取りです。
魚のウロコを取るとき、包丁の背を使っている方も少なくないと思いますが、大きなウロコを取ろうとすると、「包丁が引っ掛かって取りにくい」という方もいるようです。
そんな時に役立つのが、ペットボトルのキャップです。
ペットボトルのキャップの凹状になっているところを魚の表面に当て、尾の方から頭に向かって動かすだけです。
ペットボトルのキャップには適度に弾力性があるので、包丁のように引っ掛かることがなく、簡単にウロコを取ることができます。
また、キャップは丸みがあるので、取ったウロコが飛び散りにくく、後片づけも楽になるでしょう。
ペットボトルのキャップを代用!②
また、ジャガイモの皮むきに代用することもできます。
小さなお子さんのなかには、料理をしているお母さんを見て「手伝いをしたい」という子もいるでしょう。
しかし、包丁やピーラーを持たせるのは危険ですね。
そんな時にも、ペットボトルのキャップを包丁やピーラーなどの皮むきの代用品として使うことができるのです。
ペットボトルのキャップのフチに突起があり、その突起でジャガイモの皮をむくことができます。
しかも、安全なだけでなく、包丁やピーラーよりも薄く皮をむくことができるのです。
お子さんと、楽しい料理の時間を過ごすことができそうですね。
ジャガイモの皮むきには、是非、ペットボトルのキャップを代用してみてください。
他にも、小さな軽量カップとしても使えます。
ペットボトルのキャップ摺り切り1杯は、おおよそ10ccです。
これは、小さじでいうと2杯分になるので、アウトドアなどでも活躍しそうですね。
ペットボトルのキャップは歯ブラシ置きだけでなく、いろいろなものに代用できますが、食品や口に入れるものなどに利用される場合は、綺麗に洗ってから使用しましょう。
今まで捨てていたものが便利なものに
歯ブラシに付着している雑菌は、私達の想像以上にたくさん潜んでいます。
雑菌を増やさないためにも、できる限り歯ブラシを乾燥させ、雑菌の住み心地の悪い環境を作ることが大切です。
また、ペットボトルやペットボトルのキャップは捨ててしまいがちですが、歯ブラシ置きやその他にもいろいろなことに代用することができるので、是非、活用してみてください。