電動歯ブラシは「ドルツ」がおすすめ!正しい使い方を知ろう
電動歯ブラシ 2018.10.29電動歯ブラシの使い方の前に知ろう!メリットとデメリット
まず、電動歯ブラシの「ドルツ」をご紹介する前に、電動歯ブラシ自体のことを知っておきましょう。
近年、使用する方が増えてきている電動歯ブラシですが、電動歯ブラシにはメリットとデメリットがあるのをご存知でしょうか。
電動歯ブラシのメリットとデメリットには、次のようなものがあります。
●電動歯ブラシを使用するメリット
・短い時間で歯を磨くことが可能
手を使う一般的な歯ブラシを使用して磨くよりも、電動歯ブラシを使用した方が短い時間で、しかもきれいに磨くことができます。
・手を動かさなくても磨くことが可能
電動歯ブラシのブラシは、1秒間に振動する回数が非常に多いので、左右に手を動かして磨く必要がないので、疲れることがありません。
●電動歯ブラシを使用するデメリット
手を使う一般的な歯ブラシを使用した場合は、部分的に力の入れ具合を調整することができますが、電動歯ブラシは機械ですので、力加減を変えることができにくいものです。
そのため、振動による刺激が強すぎると、歯や歯ぐきを傷めてしまう恐れもありますので、必要以上に力を入れないように注意する必要があります。
このように、素晴らしいメリットがある便利な電動歯ブラシですが、デメリットになってしまう部分もありますので、使い方に気をつけながら磨いていかなければなりません。
おすすめの電動歯ブラシ「ドルツ」とは?
優れた電動歯ブラシはたくさんありますが、そのなかでも特におすすめの商品をご紹介していきます。
名前は聞いたことのある方も多いかと思いますが、パナソニック製の「ドルツ」です。
電動歯ブラシは、駆動方式の違いによって、音波振動式と回転式に分かれています。
そして、ここでご紹介するドルツには、「W音波振動式」というものが採用されています。
では、音波振動式についてお話ししていきましょう。
音波振動式の特長は、「歯や歯ぐきに優しい」ということが挙げられます。
歯を磨くのではなく、「ブラシを歯にあてる」感覚でブラッシングをしていくことができるためです。
また、ドルツは、歯科医が推奨している磨き方を電動で行なうことが可能になっています。
推奨されている磨き方は「横磨き」というものですが、手法には次のようなものがあります。
●バス法
ブラシの毛先を、歯と歯ぐきの境に向かって45度にあててから、細かく動かして磨く手法です。
歯周ポケットのケアに最適とされています。
●スクラビング法
歯の表面は、ブラシの毛先を歯に90度になるようにあて、力を入れずに軽く触れる感じで細かく動かしていきます。
歯の裏側は、45度の角度にあてて磨いていきます。
こちらの手法は、歯垢の除去をするのに向いています。
さらに、ドルツのW音波振動式は、歯間の汚れもかき出すことのできる「たたき磨き」をすることもできます。
次章では、ドルツの正しい使い方についてお話ししていきます。
電動歯ブラシ「ドルツ」の正しい使い方を知ろう!
パナソニックの電動歯ブラシ「ドルツ」の仕組みについてはおわかりいただけたでしょうか。
音波振動式で歯や歯ぐきに優しいとされていますが、誤った使い方をしてしまっては、そのメリットも活かされなくなってしまいます。
そこで、ドルツの正しい使い方をご紹介していきますので、ご使用の際は参考になさってください。
●ドルツの持ち方
・ペングリップ
適度な圧力を保つことができ、歯や歯ぐきへの負担も軽減され、力を入れずに細かく動かしていくことが可能です。
・握り持ち
しっかりと握ることで、安定した力で磨いていくことが可能です。
●ブラシのあて方
磨く箇所によってあて方も変えていくと効果が増します。
どのようなあて方にしても、力を入れずにブラシが軽く触れる感じであてることが大切です。
・歯の表面
歯面に対し、90度になるようにしっかりとあてましょう。
・噛み合わせの面
噛み合わせの面に対しても、90度になるようにあてましょう。
・前歯の裏側や磨きにくい歯並びの部分
角度に沿ってタテにしてあてていくと、汚れをかき出しやすくなります。
・歯と歯ぐきの境
ブラシの先を歯周ポケットに入れて、汚れをかき出しやすいように45度になるようにあてましょう。
●歯の磨き方
歯を磨いていく順番を決めていくと、もれなく磨き上げることができます。
・順番の例
歯の表面→噛み合わせの面→歯の裏側
このように順番を決めたら、それぞれの箇所を30秒ずつ磨いていくことで、もれなく磨くことが可能です。
歯の裏側は、ブラシをタテにして磨くと汚れをかき出しやすくなります。
「ドルツ」の多彩な替えブラシ!ラインナップ
先ほどは、ドルツの持ち方から磨き方まで正しい使い方をご紹介しました。
実際に使用する際には、ぜひ、参考になさってください。
ドルツの仕組みの特長は前述した通りですが、ドルツは、ご自分の目的によってブラシを選ぶことが可能な電動歯ブラシです。
その種類は、次のように様々なものがあります。
●歯垢をしっかりと除去したい
・マルチフィットブラシ:EW0915-K,-W
歯にフィットする形なので、歯の表面や噛み合わせの面をしっかりと磨くことができます。
磨き残しの多いとされる奥歯や歯間も、ブラシの真ん中のフラットな部分により汚れをきちんと落とせます。
●歯周ポケットのケアを重視したい
・密集極細毛ブラシ:EW0914-K,-W
気になる歯周ポケットや、歯と歯ぐきの間などを磨くのを重視したい方におすすめです。
ブラシが0.02mmの極細毛なので、歯周ポケットや歯間などの細かい部分までしっかり入り込んで汚れなどをかき出すことができます。
毛先が入り込みすぎないようにするために、3mmの段差が毛先に作られています。
●着色汚れを落としたい
・ステインオフブラシ:EW0928-P
ひし形に植毛されたステインオフブラシによって歯に密着することができるので、着色汚れを落とすことが可能です。
上記の他にも、歯ぐきのために作られたシリコンブラシや磨きにくい部分用のブラシなど、ニーズに合わせた様々なブラシが用意されています。
たくさんあるなかでも、ご自分が一番気になる目的に合わせてブラシを選ぶことをおすすめします。
電動歯ブラシの使い方として歯磨き粉は不要?必要?
電動歯ブラシを使用する際は、歯磨き粉は要らないという話も聞きますが、本当に要らないものなのでしょうか。
ドルツの場合は、歯磨き粉なしでも歯垢は落とせると表記されていますが、使う際には、電動歯ブラシ用の歯磨き粉を使うようにとされています。
また、専門家の多くが、電動歯ブラシで歯を磨く際も歯や歯ぐきに良いとされる歯磨き粉を使えば、さらに効果が増すという理由から、歯磨き粉をつけて磨く使い方が良いと言われています。
それでは、電動歯ブラシに向かない歯磨き粉とはどのようなものなのでしょうか。
それは、研磨剤や発泡剤が多く含まれている歯磨き粉です。
研磨剤というのは、歯の着色汚れを落とすための成分なので、振動の回数が多い電動歯ブラシにつけて使用することによって、歯の表面を傷つけてしまう恐れがあるためです。
また、発泡剤を含んだ歯磨き粉もよくないとされるのは、電動歯ブラシの振動によって泡だらけになってしまうため、磨きにくくなるためです。
逆に、電動歯ブラシに向いている歯磨き粉はどのようなものかというと、次のようなものになります。
●発泡剤・研磨剤を含まないもの
●電動歯ブラシ用のペーストタイプの歯磨き粉
●研磨剤を含まないジェルタイプ
電動歯ブラシで歯磨き粉を使用する際には、これらのようなものを使用すると良いでしょう。
具体的にどのような商品があるのかを次章でご紹介します。
電動歯ブラシにおすすめの歯磨き粉をご紹介!
ドルツだけではなく、電動歯ブラシに向いている歯磨き粉のタイプについては前述しましたが、具体的におすすめの商品として、次のようなものがあります。
●ジーシー:音波&電動歯ブラシ用歯みがきペースト
電動歯ブラシでの歯磨きに最適とされる、低研磨性・低発泡性・低香味が備わった、歯磨き用のペーストです。
フッ素を900ppm配合していて、歯質の再石灰化を促進します。
また、キシリトールも配合なので、口腔内を健康に保つためのサポートをします。
●ウェルテック:コンクールジェルコートF
研磨剤や発泡剤を含んでいないので、歯を傷つけず、泡だらけにもなりません。
殺菌剤やフッ素が配合され、歯をコートする働きがあります。
そして、虫歯予防・歯周炎や歯肉炎の予防・口臭の予防に効果が期待できます。
これらの他にも、電動歯ブラシ用に開発された商品が多種あります。
選ぶポイントとしては、研磨剤や発泡剤の有無や含有量などを重視して選ぶことをおすすめします。
また、使い方としては、少量をブラシにつけて口の中に入れ、歯にあててからスイッチを入れて磨き始めると良いでしょう。
電動歯ブラシを正しく使いこなして健康な歯に!
どんなに便利で優秀な電動歯ブラシを使用していても、力を入れすぎたり、研磨剤の配合されている歯磨き粉を使用することなどにより、かえって歯や歯ぐきを傷めてしまう可能性があります。
ここでご紹介したようなポイントを押さえて、電動歯ブラシの使い方や歯磨き粉の選び方に気をつけながら、歯や歯ぐきの健康を長く保てるように心がけていきましょう。
また、ドルツの多彩な替えブラシもご紹介しました。
ご自身に合う、ブラシを選択してみてください。