歯ブラシを選ぶポイントをご紹介!柔らかいものが1番良い?

歯ブラシ 2018.11.02

毎日の習慣として行なっている歯磨きですが、家で用意されている歯ブラシをなんとなく使用しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、歯ブラシも自分に合ったものを使用することが大切です。

「柔らかいブラシを使うのが1番良い」というお話も聞きますが、ここでは、歯ブラシを選ぶ際にはどのようなポイントに気をつけたら良いのかということや正しい歯磨きの仕方などをご紹介していきます。

歯ブラシは柔らかいものが良い?自分に1番合う歯ブラシとは

歯ブラシを選ぶ際の1番のポイントとして、多くの方はブラシのかたさで選ぶのではないでしょうか。

ブラシのかたさは、「やわらかめ」「ふつう」「かため」の3種類が一般的ですが、この中でも多く使われているのは、「ふつう」かと思われます。

歯や歯ぐきに問題のない方は、「ふつう」を選ぶと良いでしょう。

中には、「歯垢や汚れをしっかり落としたいから」と、「かため」のブラシを選んで使用している方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、かたすぎるブラシは、さらに力を入れて磨いてしまうことで、歯や歯ぐきを傷めてしまう可能性もあります。

かためのブラシを使う際は、力の入れ具合や入れすぎに気をつけることが必要です。

また、歯周病や歯肉炎にかかっている人には、「やわらかめ」のブラシを使用することをおすすめします。

そのようなトラブルを抱えている人がふつうのかたさのブラシを使うと、歯磨きをする時に痛みを感じたり、さらに歯ぐきなどを傷つけてしまう可能性があるためです。

そのため、柔らかいブラシで力を入れずに丁寧に磨くようにしましょう。

歯周病などの人は、歯周ポケットも深くなっているので、柔らかいだけではなく、毛の太さも「細め」のものを選ぶと良いでしょう。

歯ブラシ選びは1番重要!柔らかいなどブラシのかたさ以外のポイント

歯ブラシを選ぶポイントとして、1番大切なのはブラシのかたさですが、それ以外にも歯ブラシを選ぶのに大切なポイントがありますので、ご紹介します。

●歯ブラシのヘッドの大きさ

ブラシのかたさも重要なポイントですが、歯ブラシのヘッドの大きさも自分に合うものを選ぶと良いでしょう。

一般的には「小さめ」のブラシが奥まで届き細かいところまで磨けるので、磨き残しも少なく、良いとされています。

人によっては大きめのものが合う人もいますので、ヘッドの大きさで迷ったら、かかりつけの歯科医に相談しても良いでしょう。

●ブラシの材質

・ナイロン製

一般的な歯ブラシに使われている素材です。

かたさも選べて、どれも適度なかたさがあるので、しっかりと磨くことができます。

乾きやすいというのも清潔さを保つためには大切なメリットとなります。

・PBT(ポリブチレンテレフタレート)

このブラシは長持ちなのが大きな特徴で、ナイロン製と比べると約4倍もの寿命だと言われています。

しっかりしているので歯垢をきちんと落とすことができます。

・動物の毛

珍しいタイプですが、馬の毛の歯ブラシもあります。

とても柔らかいので、歯垢を落としきれないというデメリットもありますが、ナイロンよりも長持ちしやすく、やわらかさから歯ぐきを傷つけにくいというメリットもあります。

歯ブラシ選びは1番に柔らかい毛先重視!そんな人におすすめ!

最初の章で、歯周病や歯肉炎にかかっている人は柔らかいブラシを使用することをおすすめしました。

この章では、歯周病や歯ぐきが気になるから「歯ブラシは柔らかい毛先を1番に優先したい」という方におすすめの歯ブラシをご紹介しますので、参考になさってください。

●シュミテクト やさしく歯周ケアハブラシ

シュミテクトの歯ブラシは、歯と歯のすき間まで磨きやすくなっています。

また、ブラシに極細のシルキー毛を使用していて、やさしく磨くことが可能です。

歯周病や歯肉炎に悩まされている方にも刺激せずに磨くことができるようになっているのでおすすめです。

●ライオン:デントヘルスハブラシ

高密度で平らなブラシで超極細毛のブラシを挟んでいる形なので、歯の根元にあてることにより、歯ぐきをマッサージすることができます。

歯ぐきのマッサージと同時に歯と歯ぐきの境を磨くことも可能になっています。

歯の根元にあてる時は45度にしてあてるようにすると良いでしょう。

こちらは、歯茎が弱い方など、歯槽膿漏対策をしたい方におすすめの歯ブラシです。

ご紹介したものは二つだけですが、どのメーカーからも様々なニーズに合わせた歯ブラシが発売されていますので、自分に合った歯ブラシを見つけることをおすすめします。

今さら聞けない!正しい歯磨き方法

歯や歯ぐきの健康を維持するためには、自分に1番合った柔らかい歯ブラシを選ぶだけでなく、正しい方法で歯磨きをすることが必要です。

そこで、正しい歯磨きのポイントをご紹介します。

●歯磨き粉の量

歯をしっかり磨きたくても、歯磨き粉をたっぷりとつける必要はなく、ブラシの三分の一程度つければ大丈夫だとされています。

歯磨き粉の量が多すぎると、泡立ちが良すぎてしまい、まだしっかりと磨けていないのに、もう磨けたという気分になってしまいます。

少しの量でもしっかりと磨く効果は得られるものですので、今まで多めに使っていた人は、少し控えめにしましょう。

●力を入れすぎない

「つい、ゴシゴシと強い力で磨いてしまう」という人も多いかもしれませんが、力を入れすぎると毛先が折れて汚れや歯垢を上手く取り除きにくくなるだけでなく、歯ぐきなどを傷める原因にもなります。

また、歯ブラシの持ち方はペンを持つような形が良いとされています。

握るように持ってしまうと、余分な力が入ってしまい、歯や歯ぐきを傷めることへもつながりますので、持ち方から気をつけてみましょう。

●歯ブラシの角度と振動の回数

歯磨きをする際には、歯と歯ぐきの境にブラシがあたるようにします。

そして、45度くらいの角度にすると、歯と歯ぐきの境の歯垢を取り除きやすくなると言われています。

ほど良い角度にあてたら、そのまま小刻みに約20回振動させると歯垢を落としやすくなるでしょう。

●うがいは軽くする程度に

歯を磨き終わったら、泡や磨いたゴミなどを流したいがために、何度も口をゆすいでしまう人も多いのではないでしょうか。

歯磨き粉にはフッ素が配合されていることが多いのですが、フッ素は口の中に残しておくことで虫歯の予防に効果的な成分です。

それを何度もうがいをすることで洗い流してしまっては効果が期待できなくなってしまうので、1~2回程度のうがいで良いでしょう。

知っておこう!歯ブラシのお手入れ方法と交換時期

正しい歯磨きの仕方がわかったところで、まだ知っておいた方が良いこともあります。

それは、毎日使っている歯ブラシのお手入れ方法です。

歯磨きが終わったら、まず1番に、流水でしっかりと洗い流しましょう。

その後の過程で、避けた方が良いことがいくつかありますので、ご紹介します。

●歯ブラシを濡れたまま放置する

濡れた歯ブラシをそのままにすると、ブラシに残っている菌が増殖してしまう恐れがあります。

通気性の良い場所でしっかりと乾燥させることが大切です。

置く場所としても、湿気の多いユニットバスや台所に置くことは避けた方が良いです。

トイレや台所の細菌が歯ブラシに空気感染する恐れがありますので、別の場所に保管しましょう。

●同じ容器で家族分の歯ブラシを保管する

一つのコップや歯ブラシケースに入れて、洗面台の戸棚にしまっておくことも避けた方が良いでしょう。

お互いのブラシの毛が触れることによって、歯周病や虫歯が感染してしまう場合がありますので、それぞれを離して保管することをおすすめします。

●歯ブラシを取り替えずに長期間使う

毎回、使用後はしっかりと洗って乾燥していても、時期がくると歯ブラシも劣化してくるものです。

一般的に歯ブラシの交換時期は1ヵ月が目安と言われていますが、1ヵ月経たずに毛先が広がってきたら、その場合も交換時期と考えた方が良いでしょう。

柔らかいブラシの場合は、比較的毛先が広がるのが早いかもしれませんので、劣化を早めるのを防ぐためにも、力の入れすぎには気をつけましょう。

さらに歯ブラシの清潔を保とう!除菌や消毒の仕方

先ほどもお話ししたように、歯磨きをした後は、歯ブラシをしっかり洗い、柔らかいブラシもかためのブラシでも、きちんと乾燥させることが1番に必要なことです。

しかし、菌の付着が心配で、「さらに除菌をしたい」という方のために、おすすめの除菌方法をご紹介します。

●消毒液を使う

菌を殺菌、消毒するために、歯ブラシをイソジンなどの消毒液につけることも除菌に効果的とされています。

使い方としては、コップに水を入れ、イソジンを数滴たらしたら歯ブラシを入れて洗うという方法です。

ただ、除菌の効果は期待できますが、色が濃いので、歯ブラシに着色してしまうかもしれませんので、了承のうえ行ないましょう。

●入れ歯用の洗浄剤を使う

歯ブラシを消毒するには、入れ歯用の洗浄剤を使用することも可能です。

よく洗い流した歯ブラシを洗浄剤につけておくだけなので、簡単に行なうことができます。

●歯ブラシの除菌器を使う

さらに除菌効果を求める人には、歯ブラシ用の除菌器をおすすめします。

歯ブラシ用の除菌器は、紫外線で除菌する仕組みになっています。

次に商品例を挙げます。

【エセンシア PORTABLE ESA-101 】

エセンシアからは様々な歯ブラシ用の除菌器が発売されていますが、これは、携帯用の除菌器です。

特殊紫外線除菌ランプと抗菌バイオセラミックにより、歯ブラシの清潔を保つことが可能です。

コンパクトな携帯用なので、学校やオフィスでも使えるので、歯ブラシをいつでも清潔に保ちたいという方におすすめの商品です。

自分の歯や歯ぐきの状態に合わせた歯ブラシを選ぼう!

歯磨きをするには、やわらかめのブラシを使用すると良いとされていますが、歯や歯ぐきが健康な人は、ふつうのブラシでも良いでしょう。

自分に合う歯ブラシを選ぶことも大切ですが、毎回、正しい歯磨きの仕方で磨き、磨いた後も歯ブラシを清潔に保管することも重要なことです。

歯や歯ぐきの健康を保つためにも、ここでご紹介したポイントを参考にしていただくことをおすすめします。

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