フッ素は歯に優しい!歯磨きを子供に習慣化させよう!

歯磨き粉 2018.10.01

フッ素と聞くと「歯に優しい」「虫歯予防になる」ともいわれています。

子供が成長していくにつれて、食べられる食べ物の範囲も広くなるので、子供の虫歯予防として、フッ素が配合された製品を使っている人もいることでしょう。

そこでこの記事では、年齢別に子供向け歯磨き製品のご紹介をし、子供にとって楽しい歯磨きの時間にする方法なども合わせてお伝えします。

歯磨き粉にも使われているフッ素とは?

子供向けのフッ素入り歯磨き製品のご紹介をする前に、そもそもフッ素とは、どんなものなのかをご説明します。

フッ素(フッ化物)とは、なんら特別な物質などではなく、空気中・雨・土の中・水道水・動植物の組織の中に含まれています。

自然界にあるものなので、当然、私達が普段食べている食べ物の中にも、フッ素が含まれており、成人で1日1~3mgの量のフッ素を摂取しているといわれています。

フッ素はどんな役割を果たすのかというと、まず、虫歯菌から出る酸により、溶け出してしまった歯を再度固める「再石灰化」が可能です。

また、虫歯菌の酸を抑える働きや、歯の強度を上げることもできるなど、口腔ケアとして注目されています。

更に、市販されている歯磨き粉の約90%にフッ素が配合されているともいわれており、フッ素はどんどん身近なものになっています。

歯磨き粉を選ぶ際に気をつけるポイント!フッ素の濃度や研磨剤の量

フッ素が入っている歯磨き粉を選ぶ時に「フッ素の配合濃度が高ければ高いほどいい」と考えている人もいるかもしれません。

しかし、大人の歯の「永久歯」と、子供の歯の「乳歯」では質が全く異なり、永久歯に比べて乳歯の方が柔らかいのが特徴です。

そのため、フッ素の配合濃度も大人と同じものを使うことはあまりオススメしません。

大体、大人であれば950ppm以上のフッ素の配合濃度の歯磨き粉を使用し、6歳未満の子供であれば、1000ppm以下の歯磨き粉を使うように注意しましょう。

また、フッ素の配合濃度だけでなく、低研磨性のものを選ぶことも大切です。

研磨剤が多く含まれている歯磨き粉を使用し続けると、歯のエナメル質を削り落としてしまったり、それが過度になれば、知覚過敏にもなりかねません。

そのため、できるだけ研磨剤のレベルの低いものを選びましょう。

ちなみに、歯磨き粉のパッケージに書かれている研磨剤の名前は「酸化アルミニウム」「無水ケイ酸」「炭酸カルシウム」「炭酸水素ナトリウム」です。

しかし、研磨剤が含まれていない製品もたくさん販売されているので、これらの表記に注意して購入するとよいでしょう。

1歳の子供は水で磨くだけでも綺麗になる

フッ素のことや、歯磨き粉選びについてある程度わかったところで、1歳から3歳までの子供向けのフッ素入り歯磨き製品をご紹介していきます。

まず、1歳の子供向け歯磨き粉です。

1歳の子供は、まだ乳歯が生えそろってないことが殆どで、生えそろう前の段階です。

そのため、歯磨きの方法やケアの仕方を覚える前に「歯磨きの習慣」をつけることが最も大切です。

完全に歯が生えそろっているわけではないので、フッ素の有無を問わず、歯磨き粉ではなく、ブラシに水をつけるだけでも十分に汚れを落とすことができます。

口の中にブラシが入ることに慣れ、1日最低でも1回は歯磨きをする習慣がついたら、やっとここで歯磨き粉や歯磨き製品を準備しましょう。

しかし、1歳の子供はまだうがいが上手ではないという点からして、ジェルタイプの歯磨き粉を選ぶとよいです。

中でもオススメは、Combiから販売されている「teteo 歯みがきサポート新習慣ジェル」です。

発泡剤を使用していないので、泡立ちはなく、うがいのできない1歳くらいの子供でも使いやすいのが特徴です。

また、研磨剤を使用していないので、生えたての柔らかい乳歯を傷つける心配も少ないです。

使用後に「ジェルが残っているようで気になる」という場合は、ガーゼなどで優しく拭き取ってあげるとよいでしょう。

2歳の子供は色々食べられる!フッ素入り歯磨き粉を使おう

2歳になると、ほとんど乳歯が生えそろってきます。

それに合わせて、食べることができる食べ物の範囲も広がるため、きちんと口腔ケアをしなければ、虫歯になる習慣がつきやすい時期ともいわれています。

また、砂糖などの甘味料を使ったお菓子を食べ始めるのも2歳くらいからのため、しっかりと歯磨きの習慣をつけてあげられるようにしましょう。

2歳の子供に使用をオススメしたい歯磨き粉は、ライオンから販売されている「チェックアップこども」がよいといえます。

その理由は、味がストロベリー・アップル・グレープとあり、美味しい味を楽しみつつ歯磨きができるからです。

「お菓子は好きだけど、歯磨きは嫌い」という子供も、「歯磨きは、楽しくて美味しい時間」だと認識させるというのもよいかもしれません。

また、味だけでなく、フッ素の濃度も950ppmと1000ppm以下であり、甘味料として口の中のバランスを保つとされるキシリトールが使われているのもポイントです。

3歳になったら歯磨きの後の仕上げでフッ素スプレーを!

3歳になったら、子供自身で歯磨きをする習慣を、完全につけられることが理想とされています。

ただし、歯磨きを自分ですることができるといっても、仕上げの歯磨きをして磨き残しを防いであげるようにしましょう。

仕上げの歯磨きの際にオススメしたいのが、ゾンネボード製薬から販売されている「薬用レノビーゴ」という製品です。

低濃度のフッ素スプレーになっており、使用方法も歯ブラシに吹きつけ、仕上げの歯磨きをおこなうだけととても簡単です。

さらに、研磨剤が入っておらず泡立たないので、口をゆすぐ必要がないのもよい点といえます。

配合濃度も安全な量なので、フッ素の過剰摂取などの心配も低いといえるでしょう。

また、薬用レノビーゴを、歯が生え始める1歳の時期から使用している人もいます。

子供が楽しいと思える歯磨きの時間にすることも大切

これまで、1歳から3歳までにオススメしたい歯磨き粉や、フッ素スプレーをご紹介してきましたが、一番は、子供が歯磨きを好きになって、歯磨きを習慣化していくことが重要だといえます。

子供が歯磨きを嫌いになってしまう理由として、以下のようなことが挙げられます。

1、無理やり押さえつけられる

2、ブラシの力が強くて痛い

3、嫌がるとママが怒る

子供によっては、歯ブラシを口の中に入れるだけでも嫌がります。

そのため、嫌がって動くから押さえつけたり、強い力で歯ブラシを当てたりすると、子供にとって歯磨きは「恐怖の時間」として植えつけられてしまう可能性もあります。

子供にとって歯磨きを「毎日の楽しい時間」に変えるためにも、優しくブラシを当て、歌を歌ったり、笑顔を向けてあげることも大切なことといえるでしょう。

また、歯磨き製品はたくさんの種類があるので、味やチューブのデザインなど、子供と一緒に選ぶのもまた「楽しい歯磨きタイム」に変える方法の1つといえます。

子供がきちんと歯磨き習慣をつけるために

フッ素は、虫歯予防として役立つことがわかりました。

子供は成長していくにつれて、色々な食べ物を食べられるようになるので、それに合わせた口腔ケアが大切だといえます。

また、子供を歯磨き嫌いにさせないためにも、一緒に歯磨き粉や歯ブラシを選んだり、笑顔を向けて歯磨きをしてあげるのも、子供の歯磨き習慣を作る上で必要なことでしょう。

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