キシリトール製品は飴やガム以外にも!気になるカロリーは?

虫歯予防 2018.09.27

「何となく喉がイガイガする…」そんな時に飴をなめる人もいるでしょう。

飴やガムに使われることが多いキシリトールは、歯に優しいとよくいわれていますね。

今回は、キシリトールが歯に優しい理由やそのカロリー、キシリトールが使われている製品をご紹介していきます。

ガムや飴でよく見かけるキシリトールとは?

飴やガムなどに多く使われているキシリトールとはどんなものなのか、まずはそこからお伝えしていきます。

キシリトールは、自然界にある天然の糖アルコールの1つです。

糖アルコールは野菜や果物の中に含まれており、甘さも強いことからお菓子などによく使われています。

糖アルコールによっては、少量で甘味を出すことができ、カロリーをほとんど持たないものもあります。

ちなみに糖アルコールは、次の3つの性質があります。

1、熱・酸・アルカリに強い性質

2、虫歯菌の栄養源になりづらい性質

3、消化吸収がされにくい性質

よくキシリトールは、歯に優しいと聞きます。

本来虫歯は、歯の表面を覆っているエナメル質が、砂糖やブドウ糖などの糖から作られる「酸」に溶かされてできます。

キシリトールはその原因となる「酸」を作らないため、虫歯になりにくい性質を持ちます。

更に、歯のエナメルを修復できるとされる「唾液」の分泌も促進してくれる働きまであるのです。

また、虫歯菌の好きな歯垢の付着性を減少させる効果もありますが、もう既にできてしまった虫歯を修復することはできません。

その飴はキシリトール100%?

キシリトールは歯に優しいというイメージから、キシリトールが入っている飴を積極的に選んでいる人もいるでしょう。

しかし、キシリトールが使われている製品を選ぶ際には、注意が必要です。

それは、少しだけキシリトールが含まれていれば、虫歯予防になるわけではないからです。

虫歯予防として飴を食べるのであれば、キシリトールの配合が50%~100%である必要があります。

ちなみに、キシリトールがどの程度入っているのかは、計算式で表すことができます。

【キシリトールがどの程度入っているかの計算式】

キシリトールの量(グラム)÷炭水化物量(グラム)×100

もし、選んだ製品にどの程度キシリトールが入っているかわからない場合は、一度計算をしてみるのも良いでしょう。

キシリトールは飴だけでなく、ガムにも使われていますが、実際カロリーはどの程度あるのでしょうか。

キシリトール入りガムのダイエットもあわせてお伝えします。

キシリトールはカロリーが低いって本当?

飴の他にも、キシリトールが使われている製品でよく耳にするのは、キシリトール入りガムです。

飴のように溶けてしまうことがなく、長時間口の中に入れておけるため「ダイエットに活用している」という人もいます。

それは、キシリトール入りガムを利用した「キシリトール入りガムダイエット」というものです。

その方法は「食前に1つキシリトール入りガムを噛む」「小腹が空いたら間食代わりにガムを噛む」だけと、とても簡単です。

噛むことで満腹中枢を刺激し、暴食や食べすぎを防げるとされています。

また、ガム自体に甘みがあるのも、ダイエットに強い味方といえるでしょう。

しかし、気になるのは「ダイエット効果が本当に得られるのか」というところです。

キシリトールのカロリーは砂糖の75%とされています。

そのため、砂糖に比べれば低カロリーといえますが、キシリトール入りガムを食べ過ぎてしまえば、砂糖同様に太ってしまうのは当然です。

また、一度にたくさん食べてしまうと、お腹が緩くなってしまう可能性もあります。

お腹が緩くなってしまうのは、ある程度体がキシリトールに慣れてしまえばおさまるので、最初のうちは様子を見て食べるようにしましょう。

虫歯予防にもカロリーを気にする人にもオススメのキシリトールガム

キシリトールを食べることで得られる効果や、カロリーなどもある程度わかってきたところで、飴やガムなど、キシリトールが多く含まれている製品をご紹介していきます。

数あるキシリトール入りガムの中でも特におすすめしたいのが【オーラルケア:キシリトールガム】です。

キシリトールガムは歯科専用のガムであり、優れた特徴があります。

まず、甘味料として使われているのは、キシリトールのみで配合率は100%となっています。

次に、歯にくっつきにくいガムベースを使用しているという点です。

矯正装置や義歯をしている人にとって、ガムは歯にくっつきやすく食べにくさがあります。

しかし、キシリトールガムは歯にくっつきにくいガムベースを使用しているため、矯正装置や義歯をしている人でも安心して食べることができます。

前項で挙げたキシリトール入りガムダイエットをおこなう際は、このガムを使うと、虫歯予防とダイエットの2つの効果を得られることでしょう。

普通のチョコレートよりもカロリーが低いキシリトール入りチョコレート?

続いてご紹介したいのが、歯科専用のチョコレートです。

飴やガムなら「キシリトール入り」と聞いてもイメージが湧きますが、チョコレートにもキシリトールが使われているものがあるのをご存知ですか。

チョコレートと聞くと、虫歯になりやすいイメージを持っている人もいることでしょう。

しかし【株式会社ヘルスケア:歯医者さんが作ったチョコレート】は、キシリトールが多く使われているチョコレートです。

気になる原材料には、次のようなものが含まれています。

・ココアバター
・全粉乳
・カカオマス
・植物油脂
・ラクチトール
・キシリトール
・大豆由来の乳化剤
・香料

キシリトールは歯に優しいだけでなく、インスリンにも依存しないため、糖尿病の方でも安心して食べることができるチョコレートです。

また、キシリトール自体のカロリーが砂糖の75%程度のため、普通のチョコレートよりもダイエットに効果的といえるでしょう。

ダイエット中に「甘いものがどうしても食べたい」というそんな時にも役立ちそうですね。

飴やガムだけでなくグミにも使われるキシリトール

最後にご紹介したいのが【ヘルスケア21:歯医者さんが作ったデンタルグミ】です。

特徴としては、普通のグミよりも固く作られており、咀嚼する力を一緒に鍛えることができます。

もちろん使用されている甘味料は、キシリトールが多く使われているので、カロリーも砂糖などを使用したグミに比べたら、ある程度低くなります。

気になる味は、イチゴ・マスカット・レモンで、一袋の中に3種類の味が入っているので、飽きずに食べられます。

形状も歯の形をしていて、小さなお子様も楽しんで食べることができるでしょう。

このように、飴やガム以外にも、キシリトールが多く使用されている製品はたくさんあります。

食事をした後、歯磨きをすぐにはできない時などに、口の中を守るためのアイテムとして常備しておくのもよいでしょう。

歯磨きと一緒にキシリトールを取り入れよう

歯の健康を維持するために、キシリトールを取り入れてみてはいかがでしょうか。

おやつを食べながら歯に優しくできるのも、キシリトール入りの製品をオススメしたいポイントです。

しかし、キシリトールを食べるだけでは、虫歯の完全な予防はできません。

普段のオーラルケアにキシリトール製品を上手に取り入れ、口の健康を守りましょう。

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