10代の女性は加齢臭とは無縁?!若い女性特有の匂いに注目!
口臭 2019.11.0410代の女性に加齢臭はない!その理由とは
10代と言えば、若さに満ち溢れた年代ですよね。
多少疲れたり寝不足になったりしても、すぐに回復する強さがあるでしょう。
中年世代からすると羨ましい限りですが、このように若い世代の10代では、加齢臭は基本的にないと言って良いでしょう。
というのも、加齢臭は40代からだんだん増え始めるからです。
加齢臭というのは、ノネナールという成分が原因で、皮脂の中の脂肪酸が酸化して発生します。
特に50代以降の中年男女から感じやすく、枯草のような臭いが特徴です。
加齢臭自体はそれほど嫌な臭いではありませんが、他の体臭と混ざることによって不快な臭いへと変化するでしょう。
皮脂を分泌しやすい中年男性はもちろんですが、ホルモンバランスが崩れやすい中年女性も臭いを発しやすくなります。
発生場所は、主に胸や背中が挙げられます。
10代女性に無縁とも言える加齢臭ですが、10代女性には特有の匂いがあります。
この特有の匂いによって、10代の女性は嫌な臭いから守られているのかもしれません。
10代女性特有の匂い!加齢臭とは違い良い匂いがするのはなぜ?
10代の女性は見るからに嫌な臭いを発するとは思えませんが、特有の匂いがあることが分かっています。
それは、ラクトン10/ラクトン11という甘い匂いです。
中年以降では様々な臭いに悩まされるというのに、10代のような若い女性が甘い匂いを発しているというのは少し不思議な感じもします。
この匂いは、女性らしさや若々しさの象徴とも言えるようですので、若い女性ならではの特権でしょう。
こんな良い匂いが女性に備わっているのは素晴らしいことですが、残念ながらこの匂いは一生続くわけではありません。
ラクトン10/ラクトン11は、10代20代ではある程度の匂いをキープできていますが、30代になると急激に減ってしまうのです。
30代では、20代の頃とは見た目だけではない違いを感じやすいものですが、女性の場合はこのラクトン10/ラクトン11の減少が大きく影響していることもありそうです。
基本的に、30代ならまだ加齢臭の心配はありませんが、ミドル世代から発生しやすい臭いとして、ミドル脂臭が挙げられます。
10代女性には無縁でも30代から気をつけたいミドル脂臭
10代女性にはまだ無縁かもしれない臭いに、ミドル脂臭があります。
ミドル脂臭とは、ミドル世代の男女にみられる特有の臭いで、古い油のような臭いが特徴です。
ミドル脂臭は、ジアセチルという成分が原因で、汗の中に含まれる乳酸が代謝分解されることによって発生します。
発生場所は頭部が中心で、後頭部・頭頂部・うなじの辺りにみられます。
枯草のような臭いの加齢臭と比べると、ミドル脂臭のほうが強烈な臭いに感じられることがあります。
30代から感じる臭いを加齢臭と思ってしまうかもしれませんが、加齢臭ではなくミドル脂臭である可能性もあるのです。
ミドル脂臭が発生しやすいミドル世代は、10代女性が持ち合わせているラクトン10/ラクトン11がちょうど激減する時期でもありますので、臭いやすい世代であることは間違いないと言えそうです。
10代などの若い頃には感じなかった臭いに戸惑う30代の方も多いようですが、30代になったらミドル脂臭を発生させている可能性があることを覚えておきましょう。
10代女性から発生しやすい臭いは汗臭!
10代女性では、ミドル脂臭や加齢臭を発生させる可能性は極めて低く、若い女性特有のラクトン10/ラクトン11という甘い匂いも発生させているため、臭いに関してはあまり悩むことはないかもしれません。
ただ、10代女性は学校の体育や部活動などで活発に体を動かす機会が多く、汗をかくことが多いと思われます。
そのような10代女性が気になりやすい臭いは、汗をかくことで発生する汗臭で、酸っぱい臭いが特徴です。
汗臭があるということは、汗自体に臭いがあると思ってしまいそうですが、汗は本来無臭です。
全身でかく汗はエクリン腺という汗腺から出ますが、この汗は体の汚れや皮脂などと混ざり、細菌に分解されると臭いが発生します。
また、脇の下などに多くあるアポクリン線という汗腺から出る汗は、汗に含まれるたんぱく質が細菌に分解されることで臭いが発生します。
脇はちょうど汗をかきやすく、閉じていることによって乾きにくく細菌が発生しやすい状況です。
汗臭は全身の汗というよりも、脇下の汗のほうが強烈に感じやすくなっています。
10代女性にできる汗臭対策!
加齢臭とは無縁である10代女性にも感じやすい臭いとして、汗臭がありました。
こちらではその対策をお伝えしていきます。
◯汗をかいたらすぐ拭き取る
汗臭は、汗を放置することによって臭いを発生させてしまいます。
汗をかいてすぐは無臭ですが、汗をかいて1時間位するとだんだん臭いが感じられるようになります。
そのため、汗をかいたらまずは拭き取るということを日課にしましょう。
汗を拭き取るのは、ウェットティッシュや濡れタオルがおすすめです。
乾いたタオルでは臭い成分まで拭き取ることが難しいため、避けましょう。
◯効果的な制汗剤を使用する
汗をかいて拭き取ったら、制汗剤を利用しても良いです。
汗をかいた後の臭いを抑える効果が期待できます。
◯ついてしまった衣類の臭いを取り除く
すでについてしまった衣類の臭いは、普段の洗濯だけでは取れないことが多いです。
細菌が衣類の繊維に入り込んでしまい、取り除くことが難しくなっているためです。
この場合、40度以上のお湯に酸素系漂白剤を溶かし、そこへ浸けることをおすすめします。
臭いの強さによって、浸け時間は調整してください。
10代女性もゆくゆくはミドル脂臭や加齢臭に悩まされる?!
10代女性で臭いやすいのは汗臭くらいですが、ゆくゆくはミドル脂臭や加齢臭が気になってくるかもしれません。
こちらでは、ミドル脂臭や加齢臭への対策をご紹介します。
◯ミドル脂臭はシャンプーの仕方を改善
ミドル脂臭は頭部から発生しているため、シャンプーの仕方がポイントだと言えます。
まず、シャンプーをする前にはブラッシングをしてください。
ブラッシングをすることによって、髪の毛の汚れが浮き上がり取れやすくなります。
次に、シャンプー前の予洗いをすることです。
シャンプー前の予洗いによって、多くの汚れが取り除かれます。
シャンプーはしっかりと泡立てて、洗い残しのないようしっかりすすぎをしてください。
その後は、洗い流さないトリートメントでもOKです。
タオルドライで水分を十分拭き取ったら、ドライヤーですぐに乾かしましょう。
◯加齢臭は入浴の仕方を改善
石鹸やボディーソープで体を洗いますが、優しく手で洗うことをおすすめします。
皮脂を取り過ぎないよう、石鹸の泡で優しく丁寧に洗い上げてください。
10代の女性は加齢臭より汗臭に注意!
10代の女性が加齢臭とは基本的に無縁だと言えるのは、加齢臭が50代から目立ち始めることによります。
また、ラクトン10/ラクトン11という若い女性特有の甘い匂いを発しているため、良い匂いを感じやすくなっています。
10代の女性が臭うのは、汗臭であることが多いでしょう。
臭い対策としては、汗をかいたらすぐに拭き取ることや、制汗剤の使用もおすすめです。
すでに臭いがついてしまった衣類は、酸素系漂白剤を使用しましょう。