0歳の赤ちゃんはなぜ歯磨きを嫌がる?理由と対処法を知ろう
口臭 2019.11.030歳の赤ちゃんの歯磨き!歯が生える前はどうする?
0歳の赤ちゃんは6ヶ月くらいまでは歯が生えていないことが多いです。
遅くても9カ月くらいまでに歯が生えてくるのが一般的でしょう。
まず、下の前歯2本が生えてきて、次に上の前歯2本が生えてきます。
歯磨きは歯が生えてきてからで良いと思っているママもいるようですが、歯が生えてきたら歯ブラシを使っての歯磨きが必要なため、それまでに歯磨きに慣れておく必要があるでしょう。
歯が生えてくる前の0歳の赤ちゃんには、ガーゼによる歯磨きを行います。
ガーゼを指に巻きつけて、口の中を優しく拭くようにしてください。
最初は口の周りを少し触ったり、口の中の前歯辺りの歯茎を優しく触れることから始めていくと良いでしょう。
歯が生えて歯ブラシを使用する前にこのような過程を経れば、0歳の赤ちゃんが歯磨きを嫌がることはあまりないかもしれません。
しかし、歯ブラシを使用する前の段階でも嫌がってしまう赤ちゃんがいるようです。
その理由はどこにあるのでしょうか?
歯が生えていない0歳の赤ちゃん!歯磨きを嫌がる理由
歯が生えていない0歳の赤ちゃんにするガーゼによる歯磨きですが、歯ブラシをスムーズに使えるようにするための準備ですよね。
しかし、歯ブラシを使用する前から、ガーゼによる歯磨きを嫌がる赤ちゃんがいるようです。
その理由の一つとして、歯磨きの時の体勢が挙げられます。
歯磨きは仰向けになって行いますが、その体勢でいきなりガーゼを口に入れられたら赤ちゃんはビックリしてしまうでしょう。
ガーゼは食べ物ではなく、味がするわけでもありません。
そのようなものを口に入れられて、赤ちゃんの気分は良くないはずです。
また、他の理由として、赤ちゃんの機嫌を見ずに歯磨きをしてしまうことが挙げられます。
機嫌が悪い時にガーゼの歯磨きをしようとしても、赤ちゃんならただ泣き叫んでしまうでしょう。
義務的に繰り返されるガーゼの歯磨きを覚えてしまい、ガーゼを見ただけで拒否反応が出てしまうこともあるかもしれません。
0歳の赤ちゃんの気持ちになって!ガーゼの歯磨きを嫌がる赤ちゃんへの対処法
0歳の赤ちゃんがガーゼによる歯磨きを嫌がる理由は、楽しくないことにありそうです。
そのため、歯磨きを義務のようにするのではなく、スキンシップの一環としてお互いが楽しい気持ちになるよう心がけると良いと思います。
赤ちゃんを歯磨きの体勢にしたら、軽くスキンシップをして楽しんだ後、ガーゼを赤ちゃんに見せてちょっとずつ口に入れて慣れさせてください。
ママが楽しい気持ちでやっていれば、赤ちゃんも楽しい気持ちになるはずです。
もし、仰向けの状態に慣れない赤ちゃんなら、抱っこの体勢で行っても良いでしょう。
敏感な赤ちゃんの場合は、このような体勢のほうが安心するはずです。
そして、機嫌が悪いときには無理に行おうとするのは控えましょう。
赤ちゃんの気持ちが落ち着いたら行っても良いですし、白湯を飲ませるだけで済ませても良いでしょう。
赤ちゃんの気持ちに寄り添って、「自分が赤ちゃんだったらこうされたら嬉しい!」と思うようなことをできると素敵ですね。
歯が生えた後の0歳の赤ちゃんへの歯磨きの方法
0歳の赤ちゃんには、歯が生える前はガーゼによる歯磨きをし、歯が生え始めたら歯ブラシに切り替えましょう。
ガーゼの時とは違い、歯ブラシで歯を磨くことになりますので、赤ちゃんはガーゼとは違った新たな感覚を経験することになるでしょう。
歯が生えてからの歯磨きは、赤ちゃんが持つ歯ブラシと、ママが仕上げをする歯磨きの2つを用意します。
赤ちゃんが持つ歯ブラシは、実際に歯を磨くというよりも歯ブラシを握って口に入れる練習のような役割です。
そのため、実際に歯を磨くのは、ママの仕上げ磨きの時になります。
ママの仕上げ磨きは、ガーゼの時と同じように赤ちゃんを仰向けの体勢にし、歯ブラシをペングリップの要領で持って優しく磨きます。
歯ブラシは直角に当て、小刻みに動かしてください。
1本の歯に対し、5秒くらいかけて磨けば良いでしょう。
磨く時間は、夜1回磨くことから始めてください。
だんだん慣れてきたら徐々に回数を増やし、毎食後に磨けるようにしていきます。
ただ、歯ブラシによる歯磨きを嫌がる赤ちゃんは多いようです。
次項では、その理由に迫ってみましょう。
歯ブラシによる歯磨きを嫌がる理由!仕上げ磨きが楽しくない
0歳の赤ちゃんが歯ブラシによる歯磨きを嫌がる理由は、基本的にはガーゼによる歯磨きの時と一緒です。
赤ちゃんは仰向けでの仕上げ磨きが楽しくないため、嫌がってしまうのでしょう。
ガーゼの時とは違い、歯が生えてきたことで「しっかり歯磨きをしないといけない」と気負ってしまうママもいるかもしれません。
しかし、歯磨きをしたいママの気持ちと、嫌がる赤ちゃんの気持ちは相反する場合、歯磨きをすることばかりに囚われず、赤ちゃんと楽しく仕上げ磨きをする気持ちで行ってみると良いかもしれません。
他には、歯ブラシの力が強すぎて、赤ちゃんが歯茎を痛がっている場合があります。
痛くて嫌がっているのに気づかず無理に磨こうとして、赤ちゃんの歯茎をさらに傷つけることもありそうです。
ガーゼの時の歯磨きの頃と比べると、歯ブラシによる歯磨きの頃の赤ちゃんはよく動きます。
主張も強くなり、赤ちゃんが嫌だと思ったら歯磨きを続けることは難しいでしょう。
何とか楽しい仕上げ磨きに変えていきたいところです。
歯が生えた後の歯磨き!嫌がらなくなる対処法
こちらでは、0歳の赤ちゃんが歯ブラシによる歯磨きを嫌がらなくなるような対処法をお伝えします。
歯ブラシは赤ちゃん専用のものを使用し、毛先が細くて柔らかいフラットな面のものを選んでください。
そして、歯磨きの際に強く磨きすぎていないか、歯茎を磨いていないか確認してみましょう。
歯に垂直に当たっているかなど、適した磨き方になっているかなども確かめてください。
また、歯が生えたからと言って、焦って無理に歯を磨くことは避けましょう。
赤ちゃんのご機嫌を確認しながら、行える時に行うことが大切です。
歯ブラシに慣れるまでや上手くいかない日には、白湯を飲ませたりガーゼで拭くなどして済ませ、歯ブラシによる歯磨きは次回にしてください。
歯が生えると虫歯の心配がありますが、0歳の赤ちゃんは唾液が多く、虫歯の心配はそれほど大きくありません。
だんだんと歯磨きに慣れていけるよう、焦らず続けていくことが大切です。
あとは、歯磨きの前後に楽しいスキンシップを取り入れて、嫌がる歯磨きを楽しい時間に変えていきましょう。
0歳の赤ちゃんの歯磨き!楽しいスキンシップの時間に
0歳の赤ちゃんの歯磨きは赤ちゃんが嫌がってしまうことが多く、困ってしまうママもいるようです。
歯が生え始める前にはガーゼでの歯磨きを行いますが、いきなり口に入れるようなことはせず、だんだん慣らして行うことが大切です。
歯が生え始めたら、赤ちゃんが使う歯ブラシと、ママが使う歯ブラシの2個を使います。
仕上げに使う歯ブラシは赤ちゃん専用のものを選び、歯茎を傷めるような磨き方をしていないか確認します。
ガーゼや歯ブラシでの歯磨きが、赤ちゃんにとって楽しい時間になるような工夫も大切でしょう。