気になる口臭は臭い玉のせい!?口臭や臭い玉の取り方とは?

口臭 2018.11.05

口臭の原因には、いくつか考えられることがありますが、原因の一つとして、「臭い玉」があるとされています。

ここでは、口臭でお悩みの人のために、臭い玉とはどんなものなのか、どうしてできるのか、ということやその取り方、その他の口臭も含めた予防方法などまでご紹介します。

原因がわからない口臭がある人は、ぜひお読みいただき、参考になさってください。

口臭の原因となる「臭い玉」とは?

口臭の原因の一つとされている「臭い玉」ですが、臭い玉とはいったいどんなものなのでしょうか。

臭い玉は、のどの両脇にある扁桃にできます。

米粒ほどの大きさのことが多く、白いつぶ状になっています。

扁桃の働きとしては、扁桃に開いている数十個の穴で、体内に入ろうとしている細菌やウイルスを防ぐ役割があります。

それらが扁桃を通ろうとすると、白血球などの免疫細胞が扁桃に集まることにより、雑菌を退治するという流れになっています。

そのような雑菌や白血球の死骸などがたまってできたものが、その「臭い玉」です。

臭い玉というのは、正しくは「膿栓」という名称があります。

通常は、唾液などを飲み込むことや咳や痰を排出する時に、一緒に出るようになっています。

しかし、それができずにたまってしまうのはどうしてなのでしょうか。

その原因や取り方については、後ほどお話ししていきます。

臭い玉ができている可能性のある症状

それでは、臭い玉がたまってしまっている可能性のある症状はどんなことが挙げられるのでしょうか。

次のような症状がある人は、もしかしたら臭い玉が原因の可能性もあります。

・毎日しっかり歯磨きをしているのに、口臭が消えない

・虫歯などの治療をしても、口臭が消えない

・いつも口の中にねばつきがある

・唾液に苦みがあり、臭いもある

・舌の奥の方が真っ白や黄色くなっている

・のどのほうから口臭がするようだ

・口臭の原因がまったくわからない

臭い玉の臭いは、「下水やドブの臭い」「大便の臭い」「残飯の臭い」などのきつい臭いがします。

上記のような症状とともに、のどに違和感があり、のどから臭いがしている場合は、臭い玉が原因の可能性は高いでしょう。

それでは、その臭い玉というのは、どうしてできるのでしょうか。

そして、取り方はあるのかなど、後ほどお話ししていきます。

口臭の元「臭い玉」はなぜできる?取り方はある?

口臭の元となる臭い玉のでき方については、最初の章でお話しした通りですが、それでは、どうして臭い玉ができるのでしょうか。

臭い玉というのは、誰にでもできるものですが、できやすい人とできにくい人がいます。

できやすい人は、「のどに細菌が増殖しやすい」ことが原因だと言われています。

のどに細菌が増える原因としては、次のようなことがあります。

・睡眠中のいびきや口呼吸のために、のどが乾燥するため

・唾液の分泌が少ないため

・鼻炎や蓄膿症によって、鼻汁がのどに垂れる頻度が高いため

・喫煙などにより、痰がよく出るため

などということが挙げられます。

通常の健康な人であれば、臭い玉があっても、唾を飲み込んだり、食事をすることによって洗い流されるものです。

しかし、口呼吸などによって唾液の分泌が少なくなるため、臭い玉を流すことができなくなるのです。

では、できてしまった臭い玉を取る取り方というのはあるのでしょうか。

次章でお話ししましょう。

口臭をなくしたい!臭い玉の取り方

臭い玉があると、イヤな口臭がするだけではなく、のどがイガイガすることもあり、気持ちの悪いものです。

そこで、その臭い玉を取る取り方をいくつかご紹介します。

・綿棒を使って取る方法

のどの違和感をすぐに取りたいという時に、綿棒で取るという方法もあります。

行なう場合は、強い力でこすらず、優しくからめ取るような感じで取りましょう。

無理やり取ろうとすると、のどの粘膜を傷つけてしまう恐れもあります。

のどの粘膜を傷つけることにより、細菌がさらに増殖し、炎症することで白血球が集まるので、さらに白血球の死骸がたまり、臭いはますます悪化してしまう可能性があります。

そのため、綿棒で取ることはおすすめはできません。

・自然に取れるのを待つ

臭い玉は、くしゃみや咳の刺激によって、自然に取れることがほとんどです。

小さいものがいくつかついているだけなら特に問題はありませんので、自然に取れることを待っても良いでしょう。

・うがいを強めにする

うがいを強めにすることも、臭い玉の取り方の一つではあります。

しかし、うがいのしすぎにより、常在菌まで殺してしまうことにもなりかねないので、1日4回くらいまでにした方が良いでしょう。

・耳鼻科にかかる

安全な方法で臭い玉を取りたいのであれば、耳鼻科を受診することがおすすめです。

ただ、臭い玉は取ってもすぐにできる可能性が高いので、「必ず取ってもらえるか」というとそうではないようです。

これらのような取り方がありますが、綿棒で取る取り方はあまりおすすめはできませんが、参考になさってください。

できる前に予防を!臭い玉の予防方法

先ほどは、臭い玉の取り方をご紹介しましたが、できることなら、口臭となる臭い玉は作りたくないものです。

そこで、臭い玉の予防方法もご紹介します。

・口腔内の清掃

歯磨きをしっかりとすることで、口腔内の細菌も少なくなるため、扁桃の炎症も起きづらくなります。

もちろん、食べかすも臭い玉を作ってしまう成分になりますので、残さないようにきちんと磨きましょう。

・うがいを習慣づける

うがいをしっかりすると、のどの細菌を流すことができ、でき始めた臭い玉も途中の状態で排出することも可能になります。

・口呼吸をしないように意識する

口呼吸は、臭い玉ができる原因となり得るので、普段から口呼吸をせずに鼻で呼吸をするように意識しましょう。

・唾液の分泌を促す

食事の際にはよく噛むようにしましょう。

唾液の分泌を増やすことにより、口の中をきれいにでき、細菌や食べかすもなくなります。

・耳鼻科を受診する

前述したように、鼻炎や蓄膿症も臭い玉の原因となるので、思い当たる人は耳鼻科で鼻とのどを診てもらいましょう。

さわやかな息に!舌苔の取り方をご紹介

これまで、臭い玉が原因の口臭を防ぐためのお話をしてきましたが、健康な状態の人の口臭の原因のおもなものは、舌苔だと言われています。

口臭をなくすための取り方としては、歯を磨くことも大切ですが、舌も掃除をすることが必要です。

舌苔というのは、細菌や食べかす、はがれた粘膜などが舌の表面についてできた、白くて苔のようなかたまりのことです。

臭い玉ができる原因と同じように、口呼吸をしていたり唾液の分泌が減っていることにより、舌苔ができることになります。

また、口腔内を清潔に保たれていないことも舌苔につながります。

そこで、舌苔の取り方のポイントをご紹介します。

①1日1回を目安とし、朝に行なう

1日に何度も行なってしまうと、舌の粘膜を傷つける恐れがあるので、1日1回で十分です。

舌苔は朝についている量が多いので、朝の歯磨き時に合わせて行なうと良いでしょう。

②歯ブラシか舌ブラシを使用する

歯ブラシでも良いですし、舌専用のブラシも販売されていますので、そちらを使用しましょう。

③鏡を見ながら

舌苔がついている所にブラシが当たるように、鏡を見ながら行ないましょう。

あくまでも、舌苔のついている部分だけで大丈夫です。

④舌の奥から前へ動かす

ブラシを舌の「奥から前へ」動かしましょう。

その逆へ動かすことや、往復させることは避けましょう。

⑤力を入れすぎない

舌もとてもデリケートなものです。

舌の粘膜などを傷つけることのないように、軽い力で清掃しましょう。

口臭をなくすには口腔内を清潔にすることが第一!

臭い玉が原因の口臭も舌苔がたまっていることによる口臭も、まずは歯磨きなどをきちんとして、口腔内を清潔に保つことが重要なポイントです。

その他、無意識に口呼吸をしていないかなど、自分に当てはまることがあった場合は、意識して直していくようにすると良いでしょう。

鼻炎や蓄膿症など、自分ではどうにもできないことは、早めに耳鼻科を受診して、治療を始めることをおすすめします。

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