予防歯科を謳った「歯磨き粉クリニカ」の気になる成分とは?

歯磨き粉 2018.08.30

歯磨き粉と聞いて「クリニカ」を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。

手ごろなお値段で使いやすく、大抵のドラッグストアやスーパーに置いてあるので、目にする機会も多いですよね。

そして「予防歯科から生まれた」という謳い文句がぐっと心をつかみます。

「きっと歯に良い成分が入っていて、歯の健康を守ってくれるに違いない!」と思わせてくれます。

では、実際にどんな成分で出来ているのか見ていきましょう。

「歯磨き粉クリニカ」その種類と成分?

ドラッグストアやスーパーでよく目にする「クリニカ」は、ライオンが販売している歯磨き粉で、名前の由来は「歯をクリーンにするイメージ」からつくった造語だそうです。

1981年に「クリニカライオン」として、虫歯の原因である、雑菌の塊「歯垢(=プラーク)」を、デキストラナーゼ酵素という成分で分解し、虫歯予防に効果を発揮する歯磨き粉として発売されました。

その後、クリニカはシリーズ化され、こども用の歯磨き粉や、配合成分をプラスした新しい製品が次々に生み出され、現在では、歯ブラシやデンタルリンス、デンタルフロスなど関連製品も販売されています。

このクリニカの特徴は、なんといっても「予防歯科」に特化していることではないでしょうか。

それでは、クリニカの歯磨き粉のラインナップを見てみましょう。

 

《クリニカアドバンテージ ハミガキ》

予防歯科に重要な「フッ素を残す」「菌を増やさない」「歯垢除去」にポイントをおいた薬用歯磨きです。

 

《クリニカアドバンテージ コートジェル》

「フッ素ケア習慣」を目的に、就寝前に使うことで、高濃度フッ素が虫歯になりにくい強い歯をつくります。

 

《クリニカハミガキ》

独自の「高密着フッ素処方」で、フッ素がエナメル質の修復を促進し、虫歯を予防する薬用歯磨きです。

 

「歯磨き粉クリニカ」その種類と成分?

引き続き、クリニカシリーズの製品を見ていきましょう。

 

《クリニカエナメルパール》

より輝く白い歯のために、独自の「エナメルケア処方」を使った薬用歯磨きです。

 

《クリニカkid’s ジェルハミガキ》

歯磨きデビューのこども向けで、フッ素以外は食品使用成分と同じものを使い、研磨剤無配合で安心して使えるジェル歯磨きです。

 

《クリニカkid’s ハミガキ》

学童期のこども向けで、乳歯や生え替わったばかりの永久歯の再石灰化を促して、独自の成分で虫歯を予防する薬用歯磨きです。

 

他にも、「デンタルリンスシリーズ」があり、こちらも予防歯科を目的とした液体歯磨きです。

就寝前には《クリニカアドバンテージ デンタルリンス》、歯を磨くことが出来ない時には《クリニカクイックウォッシュ》、使うごとに虫歯になりにくくする《クリニカ フッ素メディカルコート》、こども向けには《クリニカkid’s デンタルリンス》と充実しています。

デンタルリンスは、歯磨き粉で歯を磨くのと違い、口をすすぐだけで手軽に虫歯予防が出来ます。

また、通常の歯磨きと併用したり、リンス後にブラッシングすると、より効果を実感出来るでしょう。

 

歯磨き粉クリニカのこだわりの成分「フッ素」

先程、クリニカの特徴である「予防歯科」の3つのポイントは、「フッ素を残す」「菌を増やさない」「歯垢除去」とご紹介しました。

その中でも、特に「フッ素」成分については研究が進んでいるようで、歯磨き粉には独自の「高密度フッ素処方」を採用しています。

では、虫歯予防に良いとされている「フッ素」ですが、どんな効果があるのでしょうか。

 

《フッ素の効果》

・歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進
・エナメル質の修復
・虫歯の原因菌を抑制
・歯垢(=プラーク)がつくる酸の抑制
・歯の耐酸性の向上
・歯質強化

 

このように、「フッ素」は歯を守り、虫歯予防に効果を発揮します。

さらに継続して使うことで、歯を強くし、虫歯になりにくくしてくれるのです。

日本の水には「フッ素」は含まれていませんが、歯科治療が高額なアメリカでは、ミネラルウォーターなどに「フッ素」が入れることで虫歯予防に役立てています。

 

クリニカの歯磨き粉成分「フッ素」は安全?

ここでは、クリニカの重要な成分である「フッ素」の安全性についてお話ししたいと思います。

特に「フッ素」は、神経障害を起こしたり、殺鼠剤の主原料としても利用されるので猛毒だという方もいますので、毎日使う歯磨き粉に含まれているとなると安全性が気になりますよね。

「フッ素」が猛毒だといわれるのは、「フッ素」を単体で用いた場合や多量に摂取した場合なので、通常では考えられません。

では、「フッ素を多量に摂ると」の多量は、どのくらいなのでしょうか。

「フッ素」の危険量は、「体重1kgあたり75mg」といわれています。

つまり、体重50kgだと3750mg以上摂ると危険ということです。

例えば、市販されている一般的な内容量120gの歯磨き粉は、フッ素濃度は高くても950ppm、フッ素の量は114mgと言われているので、もし歯磨き粉を1本食べたとしても危険量に達しないのです。

「フッ素」濃度が高い「クリニカアドバンテージ ハミガキ」は、130gの歯磨き粉にフッ素成分は1450ppmですが、こちらも数本を一気に取り入れなければ危険量には達していません。

また、「少量でも毎日歯磨きしていたら危険なのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、歯磨きで歯磨き粉をすべて飲み込む人はいないと思いますし、一回の歯磨きで体内に入る量は少ないでしょう。

なにしろ、クリニカで推奨しているのは「フッ素」成分を歯の表面に残すことで、体内に摂取することではありません。

また、飲み物や食べ物の中にもフッ素化合物はあるので、知らないうちに摂取されています。

確かに摂り過ぎは良くありませんが、「フッ素」は多量に摂ることが難しいものでもあるのです。

 

歯磨き粉クリニカ成分「フッ素」でホワイトニング

たばこやコーヒーが好きな方は、歯に着色汚れがつくのが気になりますね。

いくらステキなスーツを着こなしていても、歯が汚れていては男性としての魅力が半減してしまうでしょう。

歯の着色汚れは、歯垢などによって、歯の表面が凸凹したり、歯と歯の間に隙間が出来ると、そこにたばこやコーヒーなどの色素汚れがついて、歯にますます着色汚れが付着する悪循環に陥ってしまいます。

しかし、クリニカの歯磨き粉に含まれている「フッ素」成分は、歯を削ったり、磨いたりするのではなく、歯を高濃度「フッ素」でガードして、再石灰化を促進し歯を修復します。

歯を削って白くするのではなく、歯を守りながら再生することで白くするのです。

また、独自のエナメルケアで歯のホワイトニングに特化した「クリニカエナメルパール」は、清掃剤である無水ケイ酸の「Wスクラブ」で、歯の表面や細かな隙間の着色汚れを徹底的に取り除き、薬用成分「デキストラナーゼ酵素」が着色汚れの原因でもある、歯垢そのものを取り除きます

Wスクラブで表面をツルツルにして、「フッ素」で歯をしっかりガードするので、着色汚れをつきにくくしてくれます。

 

クリニカシリーズを使ってもっと健康な歯に!

これまで、「予防歯科」に特化した歯磨き粉クリニカをご紹介してきましたが、クリニカシリーズには他にも歯ブラシやデンタルフロスもあります。

では、最後にそれらの製品をご紹介しましょう。

 

《クリニカハブラシ フラットカット》

歯科医推奨設計で、「つま先磨き」や「かかと磨き」がしやすい歯ブラシです。

独自の「パワフル用毛」により、口の中のすみずみまで届きやすく、歯垢(プラーク)をしっかりと落とすことができます。

 

《クリニカアドバンテージ ハブラシ》

奥歯のさらに奥まで届くよう、ヘッドの薄さを極めた「極薄ヘッド」は、歯並びが良くない人でもきちんと磨けるよう設計されています。

 

《クリニカアドバンテージ デンタルフロスY字タイプ》

奥歯の歯間にも挿入しやすく、歯科医が推奨する、初めての方にも安心なY字型デンタルフロスです。

 

《クリニカアドバンテージ スポンジフロス》

こちらも、歯科医推奨のデンタルフロスです。

口の中の水分で3~4倍にふくらむフロスが、歯間に密着して歯垢を落とします。

 

このようにクリニカシリーズを使うと、総合的なオーラルケアが出来ます。

クリニカシリーズ製品と「フッ素」成分が配合されたクリニカ歯磨き粉を使って、さらに健康な歯を目指してください。

 

クリニカシリーズを使って総合的なオーラルケアを

このように、クリニカは「予防歯科」に着目し、「フッ素」成分を配合することで歯の健康を守ってくれます。

歯の健康が気になる方は、「フッ素」成分が配合された歯磨き粉と歯科医推奨の歯ブラシで、総合的なオーラルケアをしてみてはいかがでしょう。

クリニカシリーズは、虫歯予防はもちろん、口臭や着色汚れにも効果を発揮してくれます。

毎日行う歯磨きだからこそ、より良いものを選んでください。

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