歯磨き粉選びのポイントとは?ジェルタイプのおすすめを紹介
歯磨き粉 2020.06.08歯磨き粉はどう選ぶ?選び方のポイントとは
ドラッグストアなどでは、実に多くの歯磨き粉が販売されていますよね。
そんな歯磨き粉、いつもどのようにして選んでいますか。
価格で選ぶ人もいれば、歯磨き粉の味で選ぶ人もいるでしょう。
中にはパッケージがおしゃれということで選ぶ人もいるのではないでしょうか。
もちろんこの選び方を否定するわけではありませんが、自分にあった歯磨き粉を選ぶことが何よりも大切です。
自分にあわない歯磨き粉を選んでしまうと、口腔内トラブルを招いてしまったり、症状を悪化させてしまったりすることがあります。
そうならないよう、自分にあった歯磨き粉を選べるようにしましょう。
選ぶときのポイントは大きく2つ挙げられます。
●タイプで選ぶこと
●目的で選ぶこと
後ほどおすすめのジェルタイプの歯磨き粉をご紹介しますが、その前にこれら2つのポイントについて詳しくお伝えしていきます。
ペーストタイプやジェルタイプ…歯磨き粉のタイプで選ぼう!
ここでは、歯磨き粉を選ぶときのポイントの1つ「タイプで選ぶこと」についてお話をしていきます。
歯磨き粉にはさまざまな種類の形状があります。
いつもどのように歯磨きをしているかでも、ぴったりの歯磨き粉のタイプは違ってきますので、どれが自分にあっているかチェックしてみてください。
▼ペーストタイプ
おそらくほとんどの人が、歯磨き粉と聞いて思い浮かべる形状だと思います。
こちらは発泡剤が含まれていることが多いので、泡立ちが良く、少量の歯磨き粉でも口の中全体に歯磨き粉を行き渡らせることが可能です。
▼ジェルタイプ
ジェルタイプの歯磨き粉の特徴は、発泡剤があまり含まれていないことです。
そのため、ペーストタイプと比較すると、泡立ちにくいといえるでしょう。
泡立ちにくい分、歯に汚れがついているのを見つけやすく、しっかりと磨くことができます。
研磨剤不使用の歯磨き粉も多いので、刺激が少ないのも魅力です。
特に電動歯ブラシで歯を磨く人は、ジェルタイプの歯磨き粉がおすすめです。
▼液体タイプ
マウスウォッシュのようにブクブクうがいしてから使用するタイプの歯磨き粉です。
ブクブクうがいをすることで、口の中全体に歯磨き粉を行き渡らせることができます。
汚れを見つけやすく、磨き残ししにくいので、じっくりと歯を磨きたい人はこちらのタイプを使用すると良いでしょう。
▼粉末タイプ
昔ながらのタイプの歯磨き粉で、手のひらや小皿にのせて使います。
そこに、水で濡らした歯ブラシをつけて磨いていきます。
低刺激のものが多いので、歯磨き粉の刺激が苦手な人におすすめです。
歯磨きする目的で歯磨き粉を選ぼう!
歯磨き粉を選ぶときの2つめのポイント、「目的で選ぶこと」についてお話しします。
歯を磨く目的は、人それぞれ違いますよね。
歯磨き粉もそれぞれ特化した目的が違いますので、自分あったものを選べるようにしましょう。
▼虫歯予防
虫歯ができてしまうのでは、歯垢に含まれている細菌が「酸」を生み出すからです。
酸は歯のエナメル質を溶かし、虫歯へとつなげてしまいます。
そんな虫歯予防には「フッ素」が含まれた歯磨き粉を選びましょう。
フッ素は歯のエナメル質を強化し、歯の再生(再石灰化)を促す働きがあります。
大人であれば1000ppm以上のフッ素濃度の歯磨き粉を選ぶのがおすすめです。
▼口臭予防
口臭予防には、殺菌作用や消臭作用のある成分が配合された歯磨き粉を選びましょう。
フッ素や塩化ナトリウム、緑茶などの成分が入っているものがおすすめです。
▼ホワイトニング
日々の食生活などで歯は徐々に汚れていきます。
歯の汚れ「ステイン」をしっかり落としたいという場合は、ポリリン酸ナトリウムが配合されている歯磨き粉を選んでみてください。
▼子供用
子供の歯を虫歯から守るためには、フッ素配合の歯磨き粉がおすすめですが、フッ素濃度には注意が必要です。
大人と同じフッ素濃度では、子供には刺激が強すぎます。
6歳未満の子供であれば500ppmを目安に選んでみてください。
ちなみに子供用の歯磨き粉は、
●0~1歳:シートタイプ
●1~3歳:ジェルタイプ
●3歳以上:ペーストタイプ
というように、成長にあわせて形状を使い分けると良いそうです。
おすすめのジェルタイプ歯磨き粉をご紹介!
歯磨き粉の選び方についてお伝えしたところで、ここからはおすすめのジェルタイプ歯磨き粉のご紹介をしていきます。
ジェルタイプの歯磨き粉が気になっている人も、ぜひ参考に見てみてくださいね。
【ウェルテック:コンクール ジェルコートF】
歯科医院でもおすすめされているジェルタイプの歯磨き粉です。
フッ素濃度は950ppmなので、6歳以上から使用することが可能です。
研磨剤や発泡剤が無配合のため、歯にやさしい歯磨き粉といえますね。
フッ素のほか、「塩酸クロルヘキシジン」という成分が配合されていることで、抗菌力をよりアップしてくれます。
虫歯や口臭などの口腔内トラブルの予防にも効果が期待できるので、ジェルタイプの歯磨き粉で悩んだ場合は、こちらを選ぶと良いでしょう。
【ライオン:クリニカ アドバンテージ コートジェル】
1450ppmの高濃度フッ素の歯磨き粉で、研磨剤は無配合なのでしっかりと歯を磨くことができますよ。
殺菌成分の塩化セチルピリジニウムも配合されていることで、口臭などの口腔内トラブルの予防にも効果が期待できるでしょう。
高濃度フッ素のため、子供への使用は控えてくださいね。
電動歯ブラシにおすすめのジェルタイプ歯磨き粉!
ここでは電動歯ブラシを使用する人におすすめのジェルタイプ歯磨き粉をご紹介していきます。
【トゥービー・ホワイト:クリーンステイン 薬用デンタルジェル】
発泡剤が不使用のため、電動歯ブラシにも対応できるジェルタイプの歯磨き粉です。
2種類のフッ素が配合されていることで、歯のエナメル質を強化し、再石灰化も促してくれますよ。
また、美白成分とつや成分も配合されているので、虫歯を予防しながらホワイトニング効果も期待できるでしょう。
【サンスター:ガム・デンタルジェル 電動歯ブラシ用】
口の中でスムーズに広がるジェルタイプの歯磨き粉で、飛び散りにくいこともポイントです。
殺菌作用のある塩化セチルピリジニウムが配合されているので、歯周トラブルなどの予防に効果が期待できます。
電動歯ブラシ用となっていますが、普通の歯ブラシにも使用できますので、気になった人はぜひ試してみてください。
子供にはこのジェルタイプ歯磨き粉がおすすめ!
最後に、子供におすすめのジェルタイプ歯磨き粉をご紹介します。
子供の歯を虫歯などのトラブルから守るために、毎日の歯磨き時に使用してみてください。
【ライオン歯科材:ライオン チェックアップジェル バナナ 60g】
研磨剤不使用の、デリケートな子供の口の中を傷つけにくいジェルタイプの歯磨き粉です。
フッ素濃度は500ppmなので、子供にぴったりの濃度といえますね。
フレーバーはバナナなので、子供も楽しく歯磨きすることができるでしょう。
【ピジョン:親子で乳歯ケア ジェル状歯みがき ぷちキッズ】
歯の汚れを落としつつ、虫歯予防にも効果が期待できるジェルタイプの歯磨き粉です。
歯が汚れはじめる離乳食卒業のころから使用することができます(だいたい1歳6か月ごろから)。
フッ素と食品で使用される成分でできている歯磨き粉なので、子供にも安心して使用できますよ。
フレーバーは3種類あり、イチゴ・ブドウ・キシリトールから選ぶことができます。
子供が楽しく磨ける歯磨き粉を選びたいですね。
2つのポイントを意識して自分にぴったりの歯磨き粉を選ぼう!
歯磨き粉選びのポイントは、「形状で選ぶこと」と「目的で選ぶこと」の2つです。
この2つのポイントを意識し、自分にあった歯磨き粉を選びましょう。
今回はその中でもジェルタイプのおすすめ歯磨き粉をご紹介しました。
虫歯予防や口臭予防、ホワイトニングに期待できるものなどをご紹介しましたので、ジェルタイプの歯磨き粉を検討している人はぜひ参考にしてくださいね。