虫歯予防には歯磨き粉の選び方が重要!おすすめはフッ素配合
歯磨き粉 2020.06.07歯磨きのマストアイテム「歯磨き粉」
起床後や食後、就寝前などに歯磨きを行う方も多いでしょう。
そんな歯磨きには、歯磨き粉が欠かせませんね。
スーパーやドラッグストア、ネット通販などで気軽に購入できますが、種類がとても多いので、毎回どの歯磨き粉を選べば良いか悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
中には「安いのでいいか…」と、てきとうに歯磨き粉を選ぶ方もいるかと思います。
しかし、歯磨き粉1つ1つは含まれている成分などが違うため、安易に選ぶことをおすすめしません。
何の成分が入っているかによって、虫歯予防に効果的なものや歯周トラブルに適したもの、口臭予防のための歯磨き粉など、得られる効果が違ってきます。
今回は虫歯予防に効果が期待できる歯磨き粉についてお話ししますので、ぜひ参考にしてください。
後ほどおすすめのフッ素配合の歯磨き粉のご紹介をしますが、まずは選び方についてお話ししていきます。
虫歯予防にはフッ素配合歯磨き粉がおすすめ!
虫歯予防のための歯磨き粉を選びたいなら、「フッ素」に注目しましょう。
このフッ素は虫歯予防に効果的な成分といわれています。
なぜフッ素が虫歯予防に効果的かというと、フッ素は虫歯の原因であるプラーク(歯垢)の細菌の活動を抑えることができるからです。
プラークの細菌は、口の中に残った食べかすの糖質から酸をつくり出し、この酸が歯のエナメル質を溶かします。
エナメル質が溶け、歯のカルシウムなども溶けてしまえば、歯には穴があいてしまい、その歯は虫歯となってしまうので、できれば日頃からのケアで防ぎたいですよね。
ところが、この活動はフッ素によって抑えることができるので、虫歯予防のために歯磨きをしたい場合は、フッ素配合の歯磨き粉を選ぶのがおすすめです。
市販されている歯磨き粉にはほとんどフッ素が含まれているようですが、念のため購入する歯磨き粉にフッ素が含まれているか、必ず確認することが大切です。
歯磨き粉に含まれてないほうが良いものも…
虫歯予防効果を高めたいなら、毎日使う歯磨き粉はフッ素配合のものを選ぶと良いでしょう。
しかし中には、歯磨き粉に含まれていないほうが良いものもあるようです。
例えば、研磨剤です。
研磨剤は「磨く」役割があるので、歯の表面を滑らかにしやすくなります。
ところが、その分歯が少しずつ削れてしまうこともあるので、あまり含まれていないほうが良いそうです。
研磨剤が含まれていないもの、もしくは含まれていても配合の割合が低い歯磨き粉を選ぶことをおすすめします。
また、発泡剤も歯磨き粉に含まれていないほうが良いといわれています。
発泡剤には「泡立てる」働きがあるので、口の中に歯磨き粉を広げやすくしてくれます。
歯についている汚れや細菌の除去を助けてくれるので、一見良さそうに見えますが、あまりにも泡立ちが良すぎると危険な一面もあります。
泡立ちが良いと、歯ブラシで磨いていない部分も、磨いたような気になってしまうので、磨き残しがしやすくなってしまうようなのです。
磨き残しがあると、プラークも歯に残ったままということになりますから、虫歯リスクを少なくするためにも、発泡剤は入っていない歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
こちらも研磨剤同様、もし含まれていても配合の割合が低い歯磨き粉を選びましょう。
次の項から、虫歯予防のためのおすすめの歯磨き粉をご紹介していきます。
おすすめは高濃度フッ素配合の歯磨き粉!
ではここから、虫歯予防に効果が期待できるおすすめの歯磨き粉をご紹介していきます。
まずは高濃度フッ素が配合された歯磨き粉をご紹介しましょう。
【サンスター:BUTLER(バトラー) エフペースト アルファ(α)】
・参考価格:990円(税込)
サンスターから販売されている高濃度フッ素が配合された歯磨き粉です。
一般的な歯磨き粉のフッ素は、最大1500ppmまでと決められています。
こちらの歯磨き粉は1450ppmのフッ素が配合されていますから、歯磨き粉の中では高濃度のフッ素が配合されていることがおわかりいただけるかと思います。
毎日の歯磨きでこの歯磨きを使用すれば、含まれている高濃度のフッ素が歯のエナメル質をはじめ、歯のすみずみまでバリアしてくれます。
徹底的にバリアしてくれるため、虫歯を予防するとともに、歯周トラブルなどの予防にも効果が期待できます。
ただし、研磨剤・発泡剤も含まれているので、丁寧にやさしく磨き残しのないように歯磨きをすることが大切です。
フッ素の滞留性が高さが魅力!「チェックアップ スタンダード」
続いてご紹介するおすすめの歯磨き粉はこちらです。
【ライオン歯科材:チェックアップ スタンダード】
・参考価格:512円(税込)
緑のライオンでおなじみの「ライオン」のグループ会社、「ライオン歯科材株式会社」から販売されている歯磨き粉です。
こちらもフッ素濃度が1450ppmなので、虫歯予防に効果が期待できる歯磨き粉です。
また、こちらにも研磨剤・発泡剤が含まれていますが、どちらも低配合なので歯にやさしく、しっかりと歯磨きすることができるでしょう。
そして一番の魅力ともいえるのが、独自の新処方による高いフッ素の滞留性です。
口の中に長くフッ素を残すことができれば、それだけプラークの細菌の活動も抑制してくれますから、虫歯予防により効果が期待できるでしょう。
こちらの歯磨き粉を使用している歯医者さんも多いので、まだ使用したことがない方は一度試してみてはいかがでしょうか。
研磨剤・発泡剤無配合のおすすめ歯磨き粉もご紹介!
最後にご紹介するのは、研磨剤も発泡剤も無配合の歯磨き粉です。
【ウエルテック:コンクール ジェルコートF】
・参考価格:1,100円(税込)
歯科専売品の歯磨き粉で、950ppmのフッ素が含まれています。
ジェルタイプの歯磨き粉のため、一度に使う量が少なめであってもしっかりと歯を磨くことができます。
このジェルコートとフッ素の力により、歯のエナメル質をより強くし、虫歯予防効果も高めてくれるでしょう。
そして、研磨剤・発泡剤がともに無配合なので、虫歯予防はもちろんのこと、歯周トラブルや歯肉のケアにも使用することが可能です。
爽やかなミントフレーバーなので、口臭が気になる方にもおすすめの歯磨き粉ですよ。
こちらの歯磨き粉も、歯医者さんおすすめの歯磨き粉なので、価格は比較的高めではありますが、試す価値のある歯磨き粉といえます。
以上、おすすめの歯磨き粉を3つご紹介しました。
もし今歯磨き粉選びに悩んでいるようであれば、この記事でご紹介した歯磨き粉を選んでみてくださいね。
フッ素配合歯磨き粉で虫歯予防に努めよう!
毎日使用する歯磨き粉は種類によって含まれている成分が違うので、もし虫歯予防のために歯磨きをしたい場合はフッ素配合の歯磨き粉を選ぶことをおすすめします。
また、やさしくしっかりと歯を磨くために、研磨剤・発泡剤はできれば含まれていない歯磨き粉を選ぶと良いでしょう。
ここではおすすめの歯磨き粉を3つご紹介しましたので、今歯磨き粉選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。