歯磨き粉(子供向け)の選び方!おすすめの歯磨き粉もご紹介
歯磨き粉 2020.05.15子供の歯磨きはいつから始める?
子供の歯磨きは、下の前歯が生え始める生後半年ほどから徐々に始めます。
初めは歯ブラシで磨くのではなく、歯磨きシートやガーゼなどで歯を優しく拭くところから始めるので、まだ歯磨き粉は使用しません。
シートなどでの歯磨きに慣れてきたら、だんだんと子供用歯ブラシでの歯磨きに移行していきます。
歯ブラシに慣れたころには、歯磨き粉も使えるようになるでしょう。
ただし、うがいができるようになる3歳ごろまでは、一般的によく使われるようなペーストタイプの歯磨き粉ではなく、ジェルタイプの歯磨き粉を使うのがおすすめです。
3歳ごろになると乳歯が生えそろうことが多く、このころから自分で歯磨きができるように練習をし始めます。
うがいもできるようになっていくので、使用できる歯磨き粉の種類も増えるでしょう。
子供が自発的に歯磨きをしたいと言いたくなるような、そして子供の歯を虫歯などからしっかり守ってくれるような歯磨き粉を選んであげたいですね。
では、どのような点に着目して歯磨き粉を選ぶと良いのでしょうか。
子供用の歯磨き粉の選び方
子供用の歯磨き粉は、子供が喜んで使ってくれそうなものを選ぶのはもちろん、
・子供の口内の健康を守るために効果的か
・子供の歯や体に優しいか
という点にも気をつけて選びたいですよね。
ここでは、おすすめの選び方をご紹介します。
◎研磨剤・発泡剤が入っていないor少ないもの
歯磨き粉に含まれることが多い研磨剤は、歯垢や着色汚れを落とすのに効果的です。
しかし、子供の柔らかい歯には刺激が強く、歯の表面にダメージを与えることもあるので、子供用には研磨剤無配合か、低研磨性の歯磨き粉を選びましょう。
また、泡立ちが良くなる発泡剤も、一般的によく含まれている成分です。
歯磨き粉が泡立つと、歯磨きが不十分でも磨けた気になってしまい、磨き残しが生じやすくなります。
そのため、発泡剤無配合や低発泡性のものがおすすめです。
◎うがいのできない子には天然成分のものがおすすめ
まだうがいができない子供や、うがいに慣れていない子供は、歯磨き粉を飲み込んでしまうことがあります。
多少の量を飲み込んでも害はありませんが、念のため天然成分や食品に使われている成分で作られているものを選ぶと良いでしょう。
◎フッ素濃度に注意
フッ素は虫歯予防に効果的な成分ですが、フッ素濃度が高いほど良いというわけではありません。
厚生労働省によると、5歳までの子供はフッ素濃度が500ppmまでのもの、6~14歳は1,000ppmまでのものを使うことが推奨されています。
大人用の高濃度のものを使わせないように注意してください。
赤ちゃんにも使えるおすすめのジェル歯磨き粉
では、ここからは子供用のおすすめ歯磨き粉をご紹介していきましょう。
まずは、小さい赤ちゃんにも使えるジェル歯磨き粉です。
ジェル歯磨き粉は研磨剤・発泡剤が含まれていないものが多く、うがいができない赤ちゃんやうがいの苦手な子供でも使いやすいでしょう。
初めて使用する歯磨き粉としておすすめです。
【ピジョン:ジェル状歯磨き】
こちらは食品用原料成分を使用しており、うがいが不要なジェル歯磨き粉です。
生後6か月から使用でき、フッ素配合で生え始めの乳歯を虫歯から守ってくれるでしょう。
キシリトールの自然な甘さ、いちご味、ぶどう味の3種類のフレーバーがあります。
【SARAYA:アラウ.ベビー はみがきジェル】
こちらも、食品用原料から作られた無添加のジェル歯磨き粉です。
みかん風味の天然精油を配合しており、楽しく歯磨きの習慣をつけるための手助けをしてくれるでしょう。
自分で磨く練習を始める頃におすすめの歯磨き粉
歯が生えそろう3歳ごろからは、子供が自分で歯磨きできるよう練習をさせ始めます。
歯磨きのモチベーションを高めるひとつの方法として、子供の気に入った歯磨き粉を使わせると良いですね。
【シャボン玉石けん:シャボン玉こどもせっけんハミガキ】
天然由来の成分にこだわった、フレッシュなみかん味の歯磨きペーストです。
うがいができるようになった3歳ごろから使用できます。
泡立ちが控えめなので、子供が自分で歯磨きをする際も隅々まで磨きやすいでしょう。
【ピジョン:ジェル状歯磨き ぷちキッズ】
先ほどご紹介したピジョンの歯磨きジェルは赤ちゃんにも使えるものでしたが、こちらは1歳6か月ごろからの使用におすすめな商品です。
乳歯を傷つけにくい低研磨性の清掃剤、無水ケイ素を使用しており、子供の歯の着色汚れまで取り除きます。
大人用への移行におすすめ!甘すぎない歯磨き粉
子供が成長すると、子供用の甘い歯磨き粉を卒業して大人用の歯磨き粉を使うようになっていくでしょう。
しかし、いきなり大人用の歯磨き粉を使わせると、辛みが強すぎるかもしれません。
そこで、甘すぎず辛すぎない、マイルドなフレーバーのおすすめ歯磨き粉をご紹介します。
【サンスター:バトラー エフペーストこども】
こちらは、優しいフルーツミント味の歯磨き粉です。
歯から溶け出したカルシウムを再び歯に取り込む、再石灰化を促してくれて、虫歯になりにくい強い歯を作ってくれます。
【サンスター:ドゥークリア こどもハミガキ】
フッ素配合で、歯質を強化して虫歯に対する抵抗力を高めてくれる歯磨き粉です。
いちご味・グレープ味といった甘いフレーバーもありますが、辛みの少ないソフトミント味もあり、大人用の歯磨き粉への移行時期にぴったりでしょう。
歯磨きの仕上げに!子供でも使えるマウスウォッシュ
ここまでは、子供におすすめの歯磨き粉をご紹介してきました。
最後にご紹介するのは、歯磨きの仕上げに使用すると良いマウスウォッシュです。
ぶくぶくうがいができるようになればマウスウォッシュを使用可能で、殺菌成分によって虫歯などの口内トラブルを効果的に予防できるでしょう。
子供には、ノンアルコールで低刺激のものを選んであげてくださいね。
【アース製薬:モンダミンkid’s】
天然のコーティング成分「セラック」と殺菌成分「CPC」が歯をコーティングし、虫歯や酸から歯を守ってくれるマウスウォッシュです。
ぶどう味といちご味があり、子供でも使いやすくおすすめです。
【ライオン:クリニカKid’s デンタルリンス】
殺菌成分「CPC」で、虫歯や口臭などの原因菌を殺菌してくれます。
就寝中は特に口内の菌が繁殖しやすいので、就寝前の歯磨きとセットで使用すると良いですね。
いちご・グレープ・ピーチの3つのフレーバーから選べます。
子供のお気に入りの歯磨き粉で歯磨きを習慣づけよう
今回は、子供向けの歯磨き粉の選び方や、おすすめの歯磨き粉についてご紹介しました。
子供が気に入るフレーバーの歯磨き粉は、きっと子供の歯磨きへのモチベーションを高めてくれるでしょう。
同時に、フッ素などの歯を守るための成分が適切な量含まれているか、歯や体に優しい成分でできているかなども気にして選んであげたいですね。
歯磨き後にマウスウォッシュを使うのも、口内トラブルの予防に有効ですので、ぜひ使用してみてはいかがでしょうか。