市販の歯ブラシは自分に合うものを!おすすめ歯ブラシは?
歯ブラシ 2020.03.16市販の歯ブラシには「手動」と「電動」がある
まず、市販の歯ブラシは大きく分けて2つの種類に分類することができます。
1つは手動、もう1つは電動タイプです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
●手動歯ブラシ
自分の手を動かして歯を磨くタイプの歯ブラシです。
手動なので、磨く強さに強弱をつけることができます。
安価なものが多いため、出費を抑えられたり、すぐに買い替えできたりするメリットがあります。
しっかり磨けば十分きれいな状態の歯を維持できるため、しっかり歯磨きできる人におすすめです。
●電動歯ブラシ
電気の力を利用して、自動的に歯を磨くタイプの歯ブラシです。
手動歯ブラシよりも歯磨きにかかる時間が短くて済みますが、歯ブラシ自体やヘッド部分は高額です。
さらに力加減が一定なので、強弱がつけられないことで強い刺激を感じる人も多いようです。
手動歯ブラシより汚れは落ちやすいので、費用面が気にならない人にはおすすめだと言えるでしょう。
市販の歯ブラシの種類を知っておこう!
市販の歯ブラシには手動・電動タイプがあることが分かりました。
ここからは手動歯ブラシについて詳しくお話ししていきます。
まずは、種類について見ていきましょう。
●一般用
どこのお店でも購入できる、一般的な歯ブラシです。
シンプルなデザインが多く、万人受けするような造りになっています。
持ちやすく、使いやすいですが、それ以上の目立った特徴はこれといってありません。
安価なので、歯ブラシにこだわりがない人におすすめです。
●技術用
技術用は、歯ブラシに良い効果がプラスされたものが多いです。
菌の繁殖を抑える「プラチナナノ」や、歯垢などを取り除きやすい「イオン」を発生させる装置が組み込まれたものなどがあります。
一般用よりも値が張るものが多いです。
●歯科用
歯科医院のみで購入できる歯ブラシです。
歯科医の指導のもとに、その人に合った歯ブラシを選んでもらい、使い方を指導してもらえます。
昨今ではインターネット通販でも購入できるようです。
●海外製
日本製以外の、海外で人気の高い歯ブラシを選ぶこともできます。
海外基準なので、ヘッドが大きかったり、毛の量が多かったり、大柄なタイプが多いようです。
歯科の先進国であるヨーロッパの歯ブラシは注目度が高いため、試しに使ってみるのもおすすめです。
おすすめはどれ?歯ブラシは毛の硬さが選べる!
市販の歯ブラシは、毛の硬さを選ぶことができます。
「かため」「ふつう」「やわらかめ」の3種類で、自分の歯に合ったものを選ぶ必要があります。
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
●かため
硬い毛は、歯についた汚れや歯垢などを取り除くことに適しています。
しかし、歯の表面を覆っているエナメル質を壊してしまう恐れがあったり、歯茎を傷つけて出血してしまったりする可能性もあります。
かための歯ブラシは、歯や歯茎が健康で、しっかり汚れを落としたい人におすすめと言えるでしょう。
●ふつう
一般的におすすめしているのがふつうタイプの歯ブラシです。
ちょうど良い力加減で歯磨きすることに適しており、しっかり歯磨きすれば、汚れや歯垢をきれいに落とすことが可能です。
どの硬さにするか迷ったら、とりあえずふつうタイプを選んでも良いでしょう。
●やわらかめ
柔らかい毛は、歯に優しく接するため、歯茎が弱い人でも心配が少ないです。
汚れや歯垢が落ちにくい分、時間をかけて丁寧に歯磨きをする必要があります。
やわらかめの歯ブラシは、歯茎が弱い幼い子供や高齢者におすすめの歯ブラシと言えるでしょう。
市販の歯ブラシは種類が多い!おすすめの選び方とは?
歯ブラシの硬さについて理解したところで、ここではおすすめの選び方をご紹介していきます。
市販の歯ブラシはたくさんの種類が販売されていますが、自分に合ったものがどれなのか分からないですよね。
以下で選び方のポイントをいくつかご紹介するので、歯ブラシ選びの参考にしてください。
●毛先の形
市販の歯ブラシを見てみると、毛先の形が「山型」や「平ら」になっているものがあります。
山型は、歯と歯の隙間に毛先が入り込みやすいため、歯の凹凸にフィットします。
平らは、広い面に強いため、歯の表面の汚れを落としやすいです。
自分の歯の形に合った毛先を選びましょう。
●ヘッドの大きさ
歯ブラシのヘッドは小さなものがおすすめです。
ヘッドが小さいことで、奥歯まできちんと歯ブラシが届き、磨き残しを防ぐことに繋がります。
自分の「前歯2本分」よりも小さなヘッドを基準として選ぶようにしましょう。
●毛質
一般的に、歯ブラシの毛はナイロン毛が多いですが、雑菌が繁殖しにくい「PBT毛」がおすすめです。
PBT毛は耐久性が高く、速乾性が高いというメリットがあります。
歯ブラシを清潔に保つことにも繋がるため、選ぶ際のポイントとして覚えておきましょう。
目的に合った歯ブラシ選びをすることも重要!
前項では、市販の歯ブラシのおすすめの選び方をご紹介しました。
歯ブラシ選びは「目的に合ったもの」を購入することも重要です。
そこで、よく目的とされる事柄を以下にまとめました。
歯ブラシ選びの参考にしてください。
●虫歯予防
多くの人は、歯磨きの目的を虫歯予防としていることでしょう。
虫歯の原因は歯にこびりついた歯垢によるものです。
しっかりと歯垢を取り除くには、毛先が「平ら」でヘッドが「小さい」歯ブラシが適しています。
虫歯予防に力を入れたいのなら、上記のような歯ブラシを選びましょう。
●ホワイトニング
歯が白いと、健康的で清潔に見えますよね。
歯磨きの目的がホワイトニングである人も多いでしょう。
ホワイトニングには、歯の隙間の汚れを取り除く「歯間ブラシ」と「クリーナー付き歯ブラシ」が有用です。
歯間ブラシで隙間の汚れを取り除き、歯の表面をクリーナーで磨くことで、汚れを落として歯を白くする効果が期待できます。
市販でおすすめの歯ブラシ・3選
ここでは、市販で購入できるおすすめの歯ブラシを3つご紹介していきます。
【サンスター:ガム・デンタルブラシ Activitalシリーズ】
こちらの歯ブラシは、ヘッド部分がかなり小さくなっているため、歯の隙間や奥歯にも届きやすいです。
持ち手部分が軟質ラバー素材になっており、力を入れすぎるとラバー部分が自然と逃がしてくれるので、歯に負担がかかりにくいです。
口内を傷つけにくい形となっている、画期的な歯ブラシです。
【ライオン:システマハブラシ 超コンパクト4列】
こちらはヘッド部分だけでなく、デザイン自体もコンパクトでスタイリッシュな歯ブラシです。
奥歯などの狭い場所にも届きやすいため、磨き残しが少なくなります。
4列ブラシで超極細毛のため、歯の隙間にも入りやすく、磨き終わりがすっきりします。
【花王:ピュオーラ ハブラシ 超コンパクト】
持ち手部分がウェーブして曲線になっているため、歯にフィットしやすい形をしています。
歯の隙間に入りやすいよう、毛先になるにつれて細くなっているので、汚れや歯垢をかき出しやすいでしょう。
そのため、力の弱い人でもきれいに歯磨きすることができます。
毛が柔らかめなので、歯茎が弱い人にもおすすめです。
市販の歯ブラシは種類が多い!自分に合ったものを見つけよう
歯ブラシにはさまざまな種類がありますが、自分に合ったものがどれなのか分かりにくいですよね。
その場合は、まず歯磨きの目的を定めるのが大事です。
虫歯予防であれば、毛先が「平ら」でヘッドが「小さい」もの、ホワイトニング目的であれば、「歯間ブラシ」や「クリーナー付き歯ブラシ」を活用しましょう。
毎日しっかり歯を磨き、健康な生活を送ってくださいね。