歯磨き習慣を身につける!子供用の歯磨き粉のおすすめは?
歯磨き粉 2020.03.13子供が歯磨き粉を使って歯磨きするのはいつから?
子供は赤ちゃんの頃は歯が生えていないので、歯磨きは必要ありません。
しかし生後6ヶ月前後になると、下の歯が2本生えてきます。
歯が生えてきたら、ガーゼで拭き取るだけの歯磨きをスタートさせましょう。
歯磨きに慣れる目的でもあるこの時期は、赤ちゃんが嫌がったら歯磨きを中止し、無理にしっかりと磨く必要はありません。
口の中に異物が入ることに慣れさせ、リラックスしながら歯磨きできる環境を作ってあげましょう。
子供が1歳6ヶ月前後になると、奥歯が生えてきます。
最初の奥歯が生えてきたタイミングで、ガーゼから歯ブラシへと歯磨き方法を変更します。
この時期から、歯磨き粉をも一緒に使って歯磨きすることをおすすめします。
歯磨き粉には虫歯を予防する効果などが期待できるため、少しずつ子供の歯磨きに取り入れましょう。
最初の歯磨き粉は「泡立ちが少ないもの」がおすすめです。
泡立ちが少ない歯磨き粉は、磨き残しや汚れを確認しやすいというメリットがあります。
子供用歯磨き粉にはさまざまな種類がありますが、これについては次項で詳しく見ていきましょう。
子供用歯磨き粉の種類
前項でもお話ししましたが、子供に奥歯が生えてきたら、歯磨き粉を使った歯磨きをすることをおすすめします。
ここでは、子供用の歯磨き粉の種類を詳しくご紹介していきましょう。
●ジェルタイプ
赤ちゃんにおすすめなのがジェルタイプです。
泡立ちが少なく液状に近いため、歯の隙間にも届きやすく、うがいがうまくできなくても使用できます。
子供の最初の歯磨き粉として選ばれることが多く、味がきつくない商品が多い傾向があります。
●ペーストタイプ
一般的な歯磨き粉です。
味つきのもの・安価なものが多く、チューブに入っている歯磨き粉を適量歯ブラシの上に出して使用します。
泡立ちが良いため、うがいが上手にできるようになる3歳くらいを目安に使い出しましょう。
●フォームタイプ
フォームタイプは泡の歯磨き粉です。
うがいが苦手な子どもや、ジェルタイプ・ペーストタイプを受け付けない子供におすすめです。
また、矯正中の子供にも適しています。
●洗口液タイプ
歯磨き粉とは少し異なりますが、子供用のマウスウォッシュに近いオーラルケアグッズです。
うがいで口の中を洗浄できるため、寝る前に行うと虫歯予防などの効果が期待できます。
子供用歯磨き粉でおすすめのものとは?チェックすべきポイント
子供用歯磨き粉にはたくさんの種類があり、それぞれ使う時期がおおまかに分かれていることが分かりました。
子供用の歯磨き粉で、おすすめのものとはどんなものなのでしょうか。
それは、不安なく使うことができる「安全である可能性が高い」ことでしょう。
そこで、子供用歯磨き粉を選ぶときにチェックすべきポイントをまとめました。
●研磨剤をチェック
研磨剤とは、歯の表面を削って汚れを落とすもののことを言います。
子供の歯はデリケートなので、研磨剤はなるべく避けた方が良いです。
研磨剤の成分が少ないもの、または入っていないものを選びましょう。
●天然成分でできている
歯磨き中、子供はあやまって歯磨き粉を飲み込んでしまうこともあるでしょう。
天然成分のみで作られている歯磨き粉なら、万が一飲み込んでしまっても心配しなくて大丈夫です。
うがいがうまくできない子供でも、チャレンジしやすい歯磨き粉です。
●発泡剤をチェック
発泡剤は、歯磨き粉を泡立てる働きをします。
泡が出ることできれいに磨いたと錯覚することが多く、磨き残しが残ってしまうリスクが高いです。
子供には、発泡剤の入っていない歯磨き粉をおすすめします。
子供用歯磨きはフッ素の配合量の少ないものにする!
子供用歯磨き粉の中には、「フッ素」が含まれたものが多く販売しています。
フッ素には、「細菌の増殖を抑える」「エナメル質を強くする」「再石灰化を起こす」など、歯にとって嬉しい効果がたくさん期待できます。
そのため、フッ素の成分が多い歯磨き粉は、それだけ虫歯予防に効果的だと考えられます。
大人の場合は、フッ素入りの歯磨きを好んで使っても良いでしょう。
しかし、子供が使う歯磨き粉の場合は、フッ素の成分が少ないもの、またはフッ素成分が入っていないものをおすすめします。
それは子供がフッ素を過剰に摂取すると、健康を損なう可能性があるためです。
厚生労働省によると、6歳未満の子供に使用する歯磨き粉は、フッ素濃度が「500ppm以下」であることを推奨しています。
歯磨き粉の成分表を見ると「モノフルオロミン酸ナトリウム」「フッ化ナトリウム」「フッ化第一スズ」などという名前で記載されています。
これらが入っていないものか、入っていても少量であるものを選ぶようにしてください。
楽しく歯磨き!子供用歯磨き粉は味で選ぶのもおすすめ
小さな子供の場合、歯磨きを嫌がることは多いですよね。
歯磨きが苦痛な時間に感じないよう、楽しく行う工夫をしましょう。
おすすめなのは、子供用の歯磨き粉をフルーツ系のフレーバーにすることです。
大人用の歯磨き粉はミントフレーバーなどのさっぱりする味が多いですが、子供用の歯磨き粉にはグレープやストロベリーなどの甘いフレーバーが多く販売されています。
子供は味覚が敏感なので、初めて口にする歯磨き粉が辛かったりまずいと感じると、歯磨き粉自体を拒否するようになる可能性があります。
まずは歯磨き粉の成分を確認し、その中で子供の好きなフレーバーを選んであげましょう。
子供に歯磨きを「楽しい」と思わせることが、歯磨き習慣を作る上で重要です。
しかし、あまり甘すぎる歯磨き粉を与えると、お菓子と勘違いして食べたり飲んでしまう可能性もあります。
子供の様子を見ながら、注意して与えてくださいね。
歯磨き粉選びに迷っている方へ!おすすめの子供用歯磨き粉はこれ!
ここでは、おすすめの子供用歯磨き粉をご紹介していきます。
【ピジョン:親子で乳歯ケア ジェル状歯磨き ぷちキッズ】
ピジョンの1歳6ヶ月くらいから使うことのできる、ジェルタイプの歯磨き粉です。
少量のフッ素を配合しており、虫歯予防・エナメル質の強化が期待できます。
フレーバーは自然な甘さのストロベリー・グレープ・キシリトールの3種類から選べます。
泡立たないので、うがいがにがてな子どもにもおすすめです。
【ブリアン:子供用歯磨き粉】
ストロベリー味の粉状の歯磨き粉です。
「ブリス菌」と呼ばれる善玉菌が配合されており、虫歯に強い口内環境を作る効果が期待できます。
菌を逃がさないよう、小袋で1つずつ梱包されています。
無添加なので、小さな子供にもおすすめの歯磨き粉です。
【エスケー石鹸:ファミリーハミガキ】
こちらも無添加の歯磨き粉です。
ペパーミントのような甘さ控えめな味ですが、虫歯予防だけでなく、ホワイトニング効果も期待できます。
小さな子供だけでなく、家族全員で使えるおすすめの歯磨き粉です。
子供用歯磨き粉は奥歯が生えたら使い始めよう!
子供の歯磨きで、歯磨き粉を使い始めるのは奥歯が生える1歳6ヶ月くらいを目安にしましょう。
まずはジェルタイプから始めて、うがいが上手にできる3歳くらいになったらペーストタイプへと移行しましょう。
子供用歯磨き粉は、研磨剤、発泡剤、フッ素などの成分がどれくらい入っているか必ずチェックしましょう。
毎日口にするものなので、天然成分で作られたものを選ぶのもおすすめですよ。