フッ素配合の歯磨き粉で虫歯予防!~おすすめ商品のご紹介~

歯磨き粉 2020.02.11
健康な歯を維持するために欠かせない毎日の歯磨き。 歯磨き粉には、虫歯や口臭予防などに期待できるものがあります。 この記事では、虫歯予防の効果が期待できるフッ素配合の歯磨き粉を特集します。 併せて、おすすめ商品もご紹介していきますのでぜひ参考になさってくださいね。

歯磨き粉に含まれているフッ素とは?

歯科医院で子供が塗ってもらったり、歯磨き粉に含まれていることの多いフッ素ですが、そもそもフッ素とは何かご存知でしょうか。

フッ素は自然界にある元素です。

食事の中にもフッ素が含まれているので、日常生活において何気なく摂取しているものでもあるのです。

フッ素は、唾液に含まれているカルシウムやりん酸を歯に戻してくれる効果(再石灰化)が期待できます。

つまり、歯を修復しつつ、酸に強い丈夫な歯にしてくれるのです。

また、抗菌・抗酵素作用も見込めるといわれています。

さらに、歯質が強くなることで酸にも強くなり、虫歯ができにくくなる作用も期待できます。

このようなことから、特に幼児の乳歯や出てきたばかりの永久歯は弱い歯質であるために、フッ素がより効果的でおすすめといわれているのです。

しかし、虫歯予防に期待のできるフッ素ですが、その配合濃度に目を向ける必要があります。

次項でもう少し掘り下げていきましょう。

子供に使用させる歯磨き粉はフッ素濃度に注意が必要

歯磨き粉にフッ素が含まれていると虫歯予防に効果が期待できるものの、その配合濃度には注意が必要です。

虫歯予防を考えるときには、フッ素配合濃度は高いものを選ぶのがおすすめとされています。

一般的にはフッ素配合濃度が950ppmのものが多いようですが、昨今では1,450ppmの商品も販売されています。

フッ素濃度が高ければ高いほどいいような気もしますが、子供に使用させる場合は注意が必要です。

フッ素配合濃度が1,000ppm以上の歯磨き粉は、フッ素症のリスクがあるといわれています。

フッ素症とは、歯のエナメル質に小さな孔や白い点ができることをいいます。

ひどい場合は、歯に茶色のシミができるともいわれています。

そのため、フッ素配合濃度が高い歯磨き粉を子供に使用させるのはやめましょう。

基本的に、歯の生え始めから2歳ころまではフッ素配合濃度が500ppm、切った爪くらいのほんのわずかな量を使用するようにします。

3歳から5歳ころまでは、フッ素配合濃度が500ppmで量は5mm以下が望ましいです。

6歳から14歳ころまでは、フッ素配合濃度が1,000ppmで量は約1cmくらいがいいでしょう。

フッ素配合の歯磨き粉を使用しつつ歯科医院での歯のチェックがおすすめ!

いくらフッ素配合の歯磨き粉を使用して頑張って歯磨きしても、どうしても虫歯になってしまいやすいという方は意外に多いのではないでしょうか。

虫歯になりやすい方は、以下のような生活習慣を送っていることが多いです。

・だらだら食べ続ける
・甘いものをよく食べる
・磨き残しがある
・歯科医院にしばらく行っていない
・歯磨きは一日一回のみ

このような生活習慣では、いくらフッ素配合の歯磨き粉を使用しても虫歯になってりまうリスクは高いといわざるをえません。

一日三回の食事以外の間食など、だらだら食べ続けないように心がけましょう。

また、できるだけ甘いものを食べすぎないようにします。

そして、歯磨きは最低でも朝と夜の二回、磨き残しのないようにしっかりと磨きましょう。

さらに、虫歯がないとしても、定期的に歯科医院で歯のチェックやクリーニングなどを行ってもらうことをおすすめします。

また、以下のようなケースに当てはまる方も虫歯になりやすいといわれています。

・唾液が少ない

・虫歯菌が多い
・歯質が弱い

もともとの体質などもあり、どうしても虫歯になってしまいやすい方も中にはいます。

そのような方も定期的に歯科医院で歯のチェックを受けつつ、フッ素入りの歯磨き粉を使用しての歯磨きで虫歯予防に努めましょう。

フッ素以外の成分もチェックしよう

フッ素配合の歯磨き粉は虫歯予防に期待がもてますが、フッ素以外にどのような成分が配合されているか、購入前に記載されている成分表をチェックすることをおすすめします。

まず一つ目は、「研磨剤」です。

研磨剤は、歯の汚れを落とす成分です。

もしも歯の着色汚れが気になる方は、研磨剤配合のものを使用するといいでしょう。

しかし、磨き方によっては、研磨剤は歯を傷つけてしまう可能性もあります。

そのため、なるべく研磨剤の含有量が少ないものを選ぶことをおすすめします。

次に、「発泡剤」です。

発泡剤とは、歯磨きの際に泡立ちをよくする成分のことです。

泡立ちがいいため、歯磨き粉をお口の中全体に行きわたらせることができます。

しかし、泡立ちがいいとつい隅々まで磨いたような錯覚に陥りやすく、実際にはしっかり磨けていないということがあります。

そのため、発泡剤に関してもで、きるだけ含有量が少ないものを選ぶようにするといいでしょう。

さらに、歯や歯茎の負担を少しでも軽くするために、着色料や界面活性剤などの添加物が使用されていない、もしくは配合率が低い歯磨き粉がよりおすすめです。

フッ素配合/研磨剤・発泡剤不使用のおすすめ歯磨き粉

それではここから、フッ素配合のおすすめ歯磨き粉をご紹介していきます。

●コンクール:ジェルコートF

参考価格:1,100円(税込)

こちらは、研磨剤・発泡剤が含まれていない歯磨き粉です。

フッ素はもちろん、塩酸クロルヘキシジンという殺菌剤が配合されているので、虫歯予防に効果が期待できます。

それだけではなく、口臭防止の作用もあるといわれています。

ジェルタイプなので、お口の中全体に行きわたり、しっかりとブラッシングできるのが特徴でもあります。

●Ciメディカル:リカル

参考価格:712円(税込)

フッ素配合濃度が1,450ppmで、研磨剤・発泡剤が無配合の歯磨き粉です。

フッ素配合濃度が高いので、虫歯予防に期待が見込める商品でしょう。

こちらもジェルタイプなので、泡立ちも少なく、電動歯ブラシにもおすすめです。

お手頃価格のおすすめ歯磨き粉

歯磨き粉は毎日使うものですから、お手頃価格のものだと嬉しいですよね。

そこで、フッ素配合の、手に取りやすいおすすめの歯磨き粉をご紹介していきます。

●ライオン歯科材株式会社:システマデンタルペースト アルファ

参考価格:550円(税込)

こちらは低研磨、低発泡・低香味の歯磨き粉です。

低発泡・低香味なので、時間をかけてしっかりと歯磨きすることができます。

●ライオン歯科材株式会社:チェックアップ スタンダード

参考価格:605円(税込)

フッ素配合濃度が1,450ppmで、低研磨・低発泡・低香味の歯磨き粉です。

ペースト状の歯磨き粉ですが泡立ちすぎることがないので、すみずみまでしっかりとブラッシングができます。

システマデンタルペーストもチェックアップスタンダードも600円ほどのお手頃価格で、お財布に優しい歯磨き粉です。

フッ素配合の歯磨き粉を使用しよう

歯磨き粉にフッ素が含まれていると、虫歯予防に期待ができます。

フッ素配合でも、低研磨・低発泡・低香味のものがよりおすすめです。

ただし、子供にフッ素配合の歯磨き粉を使用する場合は、配合濃度に気をつけるようにしましょう。

フッ素が含まれている歯磨き粉はたくさんありますが、自分に合うものを使用することをおすすめします。

コンプレックスなく明るい未来を。株式会社ソーシャルテック

RANKING

人気記事