定期的な歯ブラシ交換は大切!目安の交換時期はいつなの?

歯ブラシ 2020.01.19

毎日歯磨きを行う方は多いことでしょう。

そんな歯磨きのときには「歯ブラシ」を必ず使いますよね。

ではいつも使うこの歯ブラシ、最後に交換したのはいつでしょうか?

中には思い出せないくらい前の方もいるのではないでしょうか。

しかし歯ブラシには目安の交換時期があり、定期的に交換しないと歯のケアには逆効果になる恐れもあります。

この記事では、歯ブラシの交換についてお話をしていきます。

毎日行う歯磨き!歯ブラシは定期的に交換しなければいけない?

虫歯などを予防するためにも、歯磨きをはじめとした歯のケアは大切です。

毎日朝・夜の2回歯磨きをする方もいれば、朝・昼・夜の3回歯磨きする方もいるでしょう。

しかし、しっかり歯磨きをしているつもりでも、鏡を見たら磨き残しに気づくこともあるかと思います。

磨き残しが発生する原因としては、

「ブラッシングが不十分である」

「デンタルフロスや歯間ブラシを併用していない」

などの理由が挙げられますが、もう1つこのような理由も考えられます。

「歯ブラシを交換していない」

あまりピンとこない方もいるかもしれませんが、古い歯ブラシを長い間使い続けていることも、磨き残しの原因となってしまいます。

磨き残しを防ぐ歯磨きのポイントの1つには、「歯ブラシを歯に当てる角度」も挙げられます。

ところが、長い間使い続けている歯ブラシでは、歯ブラシを歯に最適な角度で当てることができにくくなってしまいます。

そのため、歯ブラシを定期的に交換することは大切です。

では、どのくらいの時期を目安に交換すると良いのでしょうか。

次の項でご説明します。

歯ブラシを交換する目安の時期は?

歯ブラシの目安の交換時期とはいつなのでしょうか。

目安の交換時期は、歯ブラシを使用しはじめてから、だいたい「1か月程度」といわれています。

1か月使用した歯ブラシはまず、歯ブラシ特有の毛先の弾力性がなくなってきています。

弾力性がなくなっていくと、歯を磨いているときに歯や歯茎を傷つけやすいので注意が必要です。

また、歯ブラシの毛の数が減ったり、毛先が折れたりすることがあります。

そうなれば、歯や歯茎の汚れを落としきれなくなってしまいます。

そして、毎日歯磨きをしていくと、どうしても歯ブラシにはたくさんの菌が付着してしまいます。

元々口腔内には常在菌があるので、歯を磨くことで歯ブラシに菌がついてしまうのです。

このとき適切な方法で保管しないと、歯ブラシからカビや雑菌が繁殖してしまい、汚れたままの歯ブラシでまた歯磨きをすることになってしまいます。

後ほどお話しする保管方法を行えば、歯ブラシから雑菌などが繁殖することを予防できますが、清潔な歯ブラシで歯を磨くのであれば、1か月程度で交換したほうが良いでしょう。

目視確認で歯ブラシ交換のタイミングをチェック!

歯ブラシの目安の交換時期は「1か月程度」とお伝えしましたが、それよりも前に交換したほうが良い場合もあります。

使い始めるときの歯ブラシというのは、毛先がしっかりと整っており、毛がすべて同じ方向に向いています。

しかし強い力で歯を磨くなどのことにより、1か月経たないうちに、歯ブラシの毛先が開いてしまうことも多いです。

毛先が開いてしまった歯ブラシで歯磨きをしても、歯の汚れを落とす力が弱まり、磨き残しが起こりやすくなってしまいます。

また、歯垢が歯にたまりやすくなり、口の中に雑菌が増える可能性も高まってしまうそうです。

さらには、歯や歯茎を傷つけてしまう恐れもあります。

そのため、1か月経っていなくても歯ブラシの毛先が開いてしまっていたら、交換することをおすすめします。

歯ブラシを後ろから見たときに、毛先が歯ブラシの頭からはみ出して見えたら交換してください。

歯ブラシを1か月使用するために使い方を見直そう!

歯ブラシを交換する目安の時期が使い始めてから1か月程度であれば、できれば1か月は使い続けたいですよね。

ここで、歯ブラシを1か月使用するためのポイントをお伝えします。

●ブラッシング圧に注意すること

前の項でもお伝えしたように、強いブラッシングでは1か月経たないうちに歯ブラシを交換することになりやすいです。

また強く磨いてしまうと、歯や歯茎を傷つけてしまい、知覚過敏の原因にもなるそうです。

そのため、ブラッシング圧に注意して磨くようにしましょう。

適正なブラッシング方法を確認したい場合は、歯科医院で聞くことをおすすめします。

●適切な方法で保管すること

1か月歯ブラシを使用するためには、清潔な状態をキープすることも大切です。

口腔内には常在菌があるため、歯を磨くと歯ブラシに菌がつくことはお伝えしましたね。

歯を磨き終わった後には歯ブラシを洗うと思いますが、軽く洗っただけでは菌や汚れはもちろんのこと、歯磨き剤も落とし切れていないことがほとんどです。

この状態で、しかも濡れたまま歯ブラシを保管すれば、雑菌やカビなどが繁殖しやすくなってしまいます。

これを防ぐために、歯ブラシを適切な方法で保管すること意識して行ってみてください。

まず使用した歯ブラシを水でしっかりと洗い、水気を切った状態で、風通しの良い場所に保管をします。

このとき、歯ブラシの頭を上にすることを忘れずにしてください。

また、家族の歯ブラシは1本1本くっつけないように保管することも大切です。

しっかり乾燥させ保管することで、雑菌などの繁殖を防げ、清潔な状態を維持しやすくなります。

1か月清潔に歯ブラシを使用するためにも、この2つのポイントは押さえておきましょう。

歯ブラシを交換する時期を忘れないために!

歯ブラシを使いはじめて1か月経過したら、交換するタイミングですね。

とはいえ、「この歯ブラシ、いつから使っているんだっけ?」と思うこともあるでしょう。

仕事などで忙しいと、歯ブラシを使いはじめた日まで覚えていないことがほとんどでしょう。

ここでは、歯ブラシを交換する時期を忘れないための方法をご紹介していきます。

【歯ブラシの使用開始日を記載しておく】

歯ブラシの持ち手部分に、使用しはじめた日を記載しておきます。

消えてしまわないよう、マジックで書いた後にセロテープでカバーしておきましょう。

【カレンダーや手帳などに交換する日を記載しておく】

スケジュール管理をしているカレンダーや手帳などに、交換する日を書いておくのも良いですね。

スマホアプリの「リマインダー」機能も便利ですので、おすすめです。

【毎月交換する日を決めておく】

「毎月1日」など、歯ブラシを交換する日を決めておくと忘れにくくなるでしょう。

あわせて確認しておこう!歯間ブラシの交換時期

人によっては、歯ブラシだけで行うのでなく、歯間ブラシも併用して歯磨きをする方もいるでしょう。

シリコン製の歯間ブラシであれば使い捨てが基本といえますが、ワイヤータイプの歯間ブラシの場合は繰り返し使用することができます。

使用後は歯ブラシ同様、水で汚れをしっかり落とし、風通しの良いところで乾燥させます。

歯間ブラシの寿命は1~2週間といわれていますので、1週間を目安に交換することをおすすめします。

ただし、交換時期にかかわらず、

●歯間ブラシの毛先が減っている

●ワイヤーが折れてしまっている

●歯間ブラシ変形している

というようなことが起きている場合は、1週間経っていなくても交換すると良いでしょう。

歯ブラシと歯間ブラシを定期的に交換するなどして、磨き残しのない歯磨きを心がけましょう。

歯のケアのために歯ブラシは定期的に交換を!

毎日の歯磨きで磨き残しを発見した場合、その原因の1つとして「歯ブラシを交換していない」ことも挙げられます。

だいたい目安の交換時期は使いはじめてから1か月とされていますが、歯ブラシの毛先が広がっている場合は1か月以内で交換すると良いでしょう。

交換する時期を忘れないためには、歯ブラシの持ち手に日付を書くなどをしておくことをおすすめします。

歯のケアには歯磨き時に使用する歯ブラシも大切ですから、定期的に交換することを意識してくださいね。

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