デンタルケアグッズはどれを選ぶ?おすすめ商品をご紹介!
オーラルケア 2019.12.07デンタルケアグッズの基本「歯ブラシ」
デンタルケアグッズの基本といえば「歯ブラシ」ですね。
ただ、歯ブラシといってもヘッドの大きさやブラシの硬さなど、種類も豊富であるため、自分に合うものが分かりにくいことも多いです。
そんなときは、歯の状態に応じて歯ブラシを選んでみましょう。
歯ブラシのブラシの硬さは、基本的に柔らかめ・普通・硬めの3つに分けられます。
歯垢の除去率は「柔らかめ→普通→硬め」の順に高まるため、歯垢を落とすことだけを考えれば硬めがよいと思われがちです。
しかし、ブラシが硬い分、歯や歯茎を傷つけてしまう恐れも考えられます。
特に歯茎が弱っている方や、歯茎から出血しやすい方が硬めタイプの歯ブラシを選んでしまうと、歯茎が傷つきすり減ってしまう可能性があるでしょう。
そのため、このような方は柔らかめ~普通タイプの歯ブラシがおすすめです。
もし、歯や歯茎が健康で特に何も問題がないのであれば、普通タイプの歯ブラシを選ぶとよいでしょう。
また、ヘッドの大きさにも注目してみましょう。
基本的に歯ブラシのヘッドは、あまり大きくないものを選ぶことをおすすめします。
一概にはいえませんが、ヘッドが小さい歯ブラシのほうが細かい部分の汚れまで届くので、しっかりとしたデンタルケアがしやすくなります。
ほかにも毛先の形状も考慮して選んでみましょう。
一般的におすすめとしているのは、毛先が平らになっているものです。
山ギリカットのようにギザギザとしている歯ブラシは、圧が均等にかかりづらく、歯垢が除去しにくくなるといわれています。
歯ブラシはデンタルケアの基本となるグッズですから、自分の口内の状態を確認してぴったりのものを選んでみてください。
デンタルケアグッズ「歯磨き粉」でおすすめは?
デンタルケアの基本となる歯ブラシに続いて大切になるのが、歯磨き粉選びです。
歯磨き粉も歯ブラシと同様にさまざまなグッズがあり、それぞれ効果も異なりますから自分に合うものを使用する必要があります。
ここではどのような歯磨き粉を選んだらよいのか、それぞれおすすめをご紹介していきます。
●虫歯予防
虫歯予防に力を入れたいのなら、「フッ素」が配合された歯磨き粉がおすすめです。
近年の歯磨き粉には、フッ素が配合されているものが多いですが、ここではフッ素濃度に注目してみましょう。
虫歯予防におすすめなのは、フッ素濃度が950ppm以上の歯磨き粉です。
歯磨き粉を購入される際は、フッ素濃度に注目してみてください。
●歯茎の健康
「歯茎が弱ってきたな…」と感じたら、薬用効果のある歯磨き粉がおすすめです。
血行を促進したり、歯茎の組織を修復したり、引き締めたりする効果のある歯磨き粉を選んでみましょう。
デンタルケアグッズでおすすめなデンタルフロスとは?
基本のデンタルケアに加えておすすめしたいのが、デンタルフロスなどのケアグッズです。
では、デンタルフロスとはどのような商品なのか、またどのような効果があるのかご紹介していきましょう。
●デンタルフロスとは
デンタルフロスは合成繊維などを用いた細い糸で作られ、歯間に詰まった歯垢を効率的に取り除くためのグッズです。
主な種類は、糸巻きタイプとホルダータイプ(Y字タイプ・F字タイプ)に分けられます。
●効果は?
実は歯ブラシだけでは、口内の汚れは60%ほどしか落とせていないといわれています。
デンタルフロスは、歯ブラシで届かない歯の隙間に詰まった歯垢を効率的に取り除いてくれます。
デンタルフロスを併用することで、口内の汚れを80~90%落とすことができるといわれています。
多くの汚れを除去できるということは、虫歯や口臭予防に期待できるでしょう。
マウスウォッシュでデンタルケア!効果や使い方は?
続いて、デンタルケアグッズとしておすすめなマウスウォッシュについてご紹介していきます。
●マウスウォッシュとは
洗口液(せんこうえき)ともいわれるマウスウォッシュは、口内の細菌を殺菌し、虫歯や口臭を予防する効果があります。
マウスウォッシュを使用すると、爽快感を得ることができるため、デンタルケアとして取り入れている方も多いのではないでしょうか。
ただ、マウスウォッシュの使い方を理解していない方も多く、使い方によっては本来の効果を得られないことも考えられます。
●使い方
口内の細菌を退治してくれるマウスウォッシュは、まず歯磨きやデンタルフロスなどのケアグッズで歯垢を取り除いてから使用するのがおすすめです。
中には歯磨きの前にデンタルウォッシュをする方もいるようですが、歯垢がたくさん付着している状態のまま行うと効果が出にくくなります。
また、舌に付着した舌苔(ぜったい)も事前に取り除いておくとよいでしょう。
舌苔にはたくさんの細菌が付着しているため、マウスウォッシュをする前に取り除いておいたほうがより効果が得られやすくなるといわれています。
注意点として、舌苔を掃除するときは、普通の歯ブラシではなく舌専用のブラシを使用してください。
普通の歯ブラシで舌苔を掃除すると、舌を傷つけ口内トラブルに発展する恐れも考えられるためです。
手軽にできるおすすめデンタルケアグッズ「ガム」
歯磨きなど、日ごろのデンタルケアをした上で、虫歯などを手軽に予防できるケアグッズでは「ガム」がおすすめです。
●ガムの効果
ガムはよく噛むことで、唾液の分泌量を増してくれる効果があります。
実は唾液には洗浄効果があり、多くの唾液が分泌されることで粘膜の保護、虫歯や口臭、口内炎の予防など、お口の健康を保つためにさまざまな作用が働くのです。
●おすすめのガムは?
デンタルケアとして取り入れたいガムは、キシリトールが50%~100%配合されており、砂糖や水飴などの糖類が含まれていないものがおすすめです。
キシリトールは、白樺などの木から採取できる天然甘味料で、歯垢の量や付着性を減少させたり、唾液の分泌を促したり、虫歯の原因となる酸を中和させたり、虫歯菌の増殖を抑制したりする効果があります。
ガムは、無理なく続けられるケアグッズの1つです。
いつも行っているデンタルケアに加え、ガムなどを取り入れてトラブルを予防していきましょう。
磨きにくい部分にアプローチ!ワンタフトブラシでデンタルケア
ご存じない方もいらっしゃるかもしれませんが、デンタルケアグッズの中では、ワンタフトブラシもおすすめです。
では、ワンタフトブラシとはどのようなグッズで、どのような効果があるのかをご紹介していきます。
●ワンタフトブラシとは
ワンタフトブラシは、通常の歯ブラシと比べると毛束が細く1束だけにぎゅっと集まったような形状をしています。
また、毛先が細く密集しているため、歯ブラシで磨き残しやすい場所にもフィットし、効率的に汚れを落としてくれます。
●使い方
ワンタフトブラシは先述したように、歯ブラシでは取り除くことができない汚れを取り除くのにおすすめのケアグッズです。
使い方としては、いつもの歯ブラシで歯を磨いたあとの仕上げ磨きに使っていきます。
歯ブラシだけでは汚れを取り除くことが難しい歯間、奥歯、歯の裏側などを入念に磨いていきましょう。
いつもの歯磨きにデンタルケアグッズをプラスしよう!
「デンタルケアは歯ブラシのみ」という方も多いかもしれませんが、実は歯ブラシだけでは口内の汚れが落としきれていないことも多いです。
ここでご紹介したデンタルケアグッズは、全て使用する必要はありませんが、いつもの歯ブラシにプラスして取り入れてみてはいかがでしょうか。
デンタルケアグッズはたくさんありますから、自分に合ったもの、続けやすいものを意識して選んでみるとよいですね。