注目のスクラブ!ボディソープの前に使う?適切な順番は?
皮脂 2019.07.03スクラブはボディソープと併用可能?順番について
スクラブといえば、肌に残る古い角質を優しく落としてくれるという効果をもちますが、身体全身に使えるタイプ、顔のみに使用するタイプ、ひじやひざ、かかと専用のタイプなど種類は豊富です。
ここでは、身体全身に使用できるボディスクラブについて説明したいと思います。
まずスクラブの成分についてですが、女性に大人気のコスメブランドが販売しているものの主原料は塩、オイルになります。
オイル成分は肌の上を滑りやすくする作用、塩成分は毛穴に詰まった皮脂汚れをスッキリとかきだす作用です。
この2つの成分を混ぜ合わせることで、肌に余計に力を加えずに角質を優しく落とすことができます。
では順番ですが、一般的な使用方法はボディソープで身体の汚れを落とした後になります。
皮脂汚れが肌に残っていると塩がその汚れを包み込み、肌に余計な刺激を与えることがあるため注意しなければなりませんが、先に身体の汚れをボディソープで洗っておくと、後は毛穴に詰まった皮脂汚れ、ひじやひざの角質のみになります。
ひじやひざ、かかとの気になる角質に対しては少し多めの量を手に取り出し、指の腹を使ってくるくると円を描くようにマッサージしながら洗い落としていきましょう。
洗い上がりの肌乾燥が気になる時は、保湿成分を含んだ保湿乳液、クリームなどでケアしておくことを忘れないでください。
スクラブの効果的な使い方とは?ボディソープの成分にも注目
お風呂は仕事で疲れた身体を温め、心をリラックスさせる効果があります。
もう1つ忘れてはいけないのは気分転換、いわゆるリフレッシュ効果にも期待できる点です。
現代社会に暮らすわれわれは日々何かしらのことで気を病み、ストレスを抱えますが、気分がふさいだ時はお風呂でリフレッシュを図りましょう。
お風呂に入るたび、身体の汚れを落とそうとボディソープや石鹸を使うかと思いますが、ボディソープや石鹸にも気分転換におすすめの成分が含まれています。
そこで、ある成分に注目して欲しいのです。
その成分は、香料です。
香料といっても合成香料ではありません。
ベルガモット、オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ペパーミント、ゼラニウム、ローズウッド、ティートリー、ラベンダー、ユーカリなどのアロマです。
特に柑橘系のアロマはリフレッシュ効果があり、お風呂で気分転換を図る際におすすめの香りです。
好みの香りが配合されたボディソープで身体の汗と皮脂汚れを落としたら、ボディスクラブを手に取り、気になる箇所をマッサージしていきましょう。
アロマの香りがお風呂全体に広がり、身体も心もリラックス。
立ち仕事が続き、ふくらはぎが凝り固まっている時は、身体全身を優しく撫でた後、ふくらはぎを入念にマッサージしましょう。
スクラブの順番はまず身体全身、そして気になる箇所です。
先に気になる箇所を撫でてしまうとつい力を入れ過ぎ肌を刺激することがありますので、まずは身体全身を優しく撫で、それから気になる箇所をマッサージしていきましょう。
スクラブの使用量は?顔と身体を洗う場合の順番について
「スクラブは高価。もったいないからボディソープに混ぜて少しずつ使っている」
「顔と身体に使用できるスクラブだけど、使用量と順番が分からなくてまだ使っていない」
こういった方、実は少なくありません。
これら使用方法はどちらも問題があるため、おすすめできません。
身体を洗うボディソープに古い角質を取るスクラブを混ぜて使用する場合についてですが、確かにスクラブをボディソープに混ぜればスクラブを節約でき、ソープの洗浄成分がスクラブ成分を包み込み、肌の上を滑りやすくなって綺麗に洗えるような気がします。
しかし、これは肌を傷める恐れがあるため絶対にしてはいけません。
ボディソープに含まれる洗浄成分がアミノ酸系、植物系であればまだしも、合成界面活性剤の強い洗浄成分が配合されていた場合、肌の上に残る皮脂をすべて取り去り、乾燥肌を招く恐れがあります。
ボディスクラブとボディソープは別ものです。
注意しましょう。
次に使用量、順番についてですが、使用量、使用頻度は販売元のブランドが推奨している量、回数を守り使用することが大切です。
もったいないと思うのであれば少しずつ取りだし、首、腕の狭い場所から始め、徐々に背中、太もも、ふくらはぎへと範囲を広げていきましょう。
ボディソープで体臭をブロック!スクラブを使った疲労対策
昨今、男性向けの商品として汗、臭い対策のためのボディソープ、シャンプーが数多く販売されていますが、初夏から夏、秋口にかけて売り上げを伸ばしているとのことです。
消臭成分として柿渋エキス、ミョウバンなどが注目されていますが、体臭をブロックするために柿渋エキス配合のボディソープが手放せない方もいるのではないでしょうか。
汗、臭いが気になる方には、スクラブとの併用をおすすめします。
人間が出す汗には、エクリン腺、アポクリン腺から出る2種類の汗があります。
エクリン腺はサラサラした汗で臭いはありませんが、アポクリン腺はベタベタした汗になり、臭いがあります。
アポクリン腺の臭いの原因は、たんぱく質やアンモニアなどの身体から出る老廃物です。
身体の中にたまった老廃物を定期的に排出することで臭いは徐々に薄れますが、老廃物を出すには身体を温めるしかありません。
その身体を温めることに役立つのが、スクラブです。
湯船に浸かって身体をじっくりと温め、ボディソープで身体を洗った後、スクラブを手に取り身体全身を優しく撫でていきましょう。
スクラブを使う順番は、ボディソープで身体の汚れを落とした後です。
強く撫でる必要ありません。
スクラブを綺麗に洗い流したら、湯冷めしないうちにパジャマを着こみ、ベッドに入りましょう。
スクラブの温熱効果で熟睡でき、翌朝まで疲れを残すこともありません。
適切な順番は?なぜソープが先なの?
ボディスクラブには、3つの効果があります。
まず1つめですが、マッサージ効果です。
よく知られた効果ですが、スクラブは肌に直接塗って使用するものであり、使い方には十分に注意しなければなりません。
スクラブを使う前の注意点は、必ずボディソープなどで身体の皮脂汚れを落としておくこと、それからスクラブが肌に馴染みやすいように肌をじっくりと温めておくことです。
順番でいえば、まず湯船に浸かって身体を温めた後、ボディソープで身体を洗い、もう一度湯船に浸かって身体を温めます。
それからスクラブを手に取り、身体全身を優しく撫でていきます。
効果的なマッサージ方法は、くるくると円を描くようにマッサージすることです。
角質、ざらつきが気になる箇所は、少量のスクラブをプラスし、小さな円を描くようにくるくると撫でていきます。
続いて、美肌効果です。
ふくらはぎや腕、デコルテ回りに残る黒ずみは、スクラブですっきりと落とすことができます。
スクラブにはオイル成分が配合されていますが、オイルは肌をなめらかにする効果と、毛穴に詰まった皮脂汚れを浮き上がらせる効果があります。
最後は、むくみ解消です。
スクラブには塩が含まれるソルトスクラブもあるのですが、塩には引き締め効果が期待できます。
血行不良が原因なら、スクラブでマッサージすることによって血行が促進され、むくみ解消につながります。
ボディスクラブをプレゼントする!何を基準に選ぶ?
前述で少し触れましたが、ボディスクラブには塩が配合されたもののほかに、砂糖が配合されているものがあります。
塩か砂糖、どちらを選ぶかは肌質、目的で決めるしかありません。
一般的に塩が配合されたものは刺激が強く、肌の弱い方にはおすすめできません。
反対に、砂糖が配合されたものは刺激が弱く、固い角質、ざらつきが気になる方にはおすすめできません。
例えば、肌の弱い女性にプレゼントするとしましょう。
選ぶスクラブは、砂糖が配合されたものにやや傾きます。
ブランドによって異なりますが、砂糖が配合されたスクラブは顔にも使用できますので、ほおやあごの黒ずみが気になる方、乾燥肌、ニキビ肌でお悩みの方にもおすすめです。
また、香りを大切にする方には、ボディソープの香りと同じ香りのスクラブを選んではみてはいかがでしょう。
立ち仕事でかかとが固くなりがちな方へのプレゼントには、角質をスッキリと落としてくれる効果をもつ塩、肌を柔らかくするシアバター、ホホバオイル、ハチミツなどの保湿成分がたっぷりと配合されたスクラブはいかがでしょう。
男性へのプレゼントの場合は、スッキリとした洗い上がりがある塩配合のもの、男性向けのムスクやスパイシーな香りのするものを選ぶことをおすすめします。
使用する順番などを書いたメモを一緒に渡すと、更に喜ばれますね。
ボディソープとスクラブのダブル使い!順番が大切
清潔かつ体臭のない肌をめざすには、ボディソープとスクラブのダブル使いがおすすめです。
ソープとスクラブの順番を間違える方も少なくありませんが、スクラブを使用する際は身体を温め、皮脂汚れをスッキリと落としておくことが大切です。
お風呂上がりの保湿ケアもお忘れなく習慣付けましょう。