舌苔って一体なに?もしかして口の臭いの原因なの!?

口臭 2019.05.27

ご自身のお口の中の臭いに気づかれたことや、他人の臭いに不快な思いをされたことはありませんか。

口の中の臭いは、他人から指摘されないと気づかないことも多いです。

お口の中の汚れが臭いの原因になることは皆さんは知っていると思います。

虫歯、歯周病、舌苔なども臭いの原因になりうるということもご存知でしょうか。

その中でも今回は、舌苔に関して掘り下げていきます。

お口の中の臭いの原因は?

お口の中の臭いとは、どこから発生しているのでしょうか。

お口の中の臭いの原因の代表的なものとして、生理的口臭、飲食物・嗜好品による口臭、病的口臭の3つが挙げられます。

1つ目の生理的口臭とは、誰にでもあるものです。

朝起きたときや緊張したときなど、唾液量が減少してお口の中がネバネバしてきます。

すると細菌が増え、臭いが強くなることがあります。

このような口臭は、周りの人からは気づかれないことも多いです。

2つ目の飲食物・嗜好品による口臭とは、ニンニク・酒・タバコなど、臭いの強いものを口にしたときに起こる臭いです。

飲み会などの機会で外食をした後、お口の中の臭いが気になった経験があるのではないでしょうか。

この場合は歯を磨いたり、時間の経過とともに臭いは改善されていきます。

3つ目の病的口臭とは、虫歯や歯周病、舌苔など、お口の中の病気によって起こる臭いです。

お口の病気ではないのですが、そのほかにも呼吸器系、消化器系になんらかの症状があれば臭いは起こり得ます。

病的口臭である場合、専門医による治療が必要になります。

お口の臭いの原因といっても、さまざまなものがあるのです。

お口の臭いから身体のどこかに潜む病気を発見できる可能性もあるため、何が原因となっているか判断することは口臭改善だけでなく健康面においても大切です。

舌苔って何なの?

鏡でご自身の舌をご覧になられたことがありますか?

今日にでも一度舌を見てみましょう。

舌表面は何色をしているでしょうか。

綺麗なピンク色をしていれば、特に問題はありません。

しかし、舌表面が白くなっていればそれは異常な状態です。

もしかすると、それは舌苔かもしれません。

舌苔とは舌表面に付着した白い苔状のようなものです。

細菌や食べ物のカスなどが蓄積してできたもので、臭いの原因となります。

そのほかにも、舌表面が白くなるものには舌カンジダの可能性があります。

舌苔とカンジダとの違いを簡単に見分ける方法は、舌を擦ってみて、白いものが取り除くことができるかどうかです。

カンジダの場合、擦っても取り除くことはできません。

カンジダであれば放っておいて良くなることはないので、専門的な治療が必要になります。

ご自身で判断が難しいようであれば、一度歯科医院で診てもらいましょう。

舌苔が発生する原因は?

舌苔は臭いの原因となるため、もちろん誰でもない方がいいですよね。

毎日ちゃんと歯を磨いているのに、舌苔が出てくることもあります。

では、舌苔のできやすい人とできにくい人、どこに違いがあるのでしょうか。

口呼吸などの癖がある人や、加齢により唾液が出にくくなった人は、お口の中が乾燥しやすくなります。

唾液には汚れをきれいにする作用があるため、お口の中が乾燥すると汚れが付着しやすくなります。

また、舌がしっかり動くと、歯などに擦れることで自然と汚れが落ちます。

しかし、加齢などにより舌の動きが悪くなったりすると、汚れが落ちにくくなります。

汚れが付着すると細菌が蓄積しやすくなり、白い舌苔となります。

最近、お口の中がよく乾燥すると自覚された方は、舌苔が発生する可能性が高い状態です。

口内の乾燥が気になる方は、十分に注意が必要です。

舌苔に臭いがあるのはなぜ?

口の中の臭いと言えば、食べ物や歯周病が原因となって発生すると思われがちです。

しかし、前述してきたとおり舌苔も臭いの一因となりうるのです。

臭いが発生するメカニズムはどういったものなのでしょうか。

舌苔に付着した細菌は、タンパク質などを栄養にして生きています。

舌に付着した古くなった粘膜や食べ物のカスにはタンパク質が含まれます。

細菌はそのタンパク質を分解していきます。

すると、硫化水素といった揮発性硫化化合物が発生するのです。

これが卵が腐ったような臭いを放ち、周りの人を不快にさせます。

必ずしも舌苔があるからといって、臭いがあるとは限りません。

しかし、舌苔が蓄積すればするほど細菌の数が増えていきます。

そうなると、強い臭いが発生するようになります。

では、舌苔に対してどのように対処すればいいのでしょうか。

臭いの原因となる舌苔を取り除く方法は?

舌苔は取り除くことができます。

ただし、普段の歯ブラシによるブラッシングやうがいだけでは取り除くことはできません。

専用の舌ブラシを使うことで取り除くことができるのです。

ただゴシゴシ磨くだけでよいというわけではありません。

舌ブラシを使うときは、必ず舌の奥から手前に向かって擦ってください。

手前から奥に擦ってしまうと、細菌などを喉のほうに移動させてしまい、飲み込んでしまいます。

また力いっぱい擦ってしまうと、舌表面を傷つけてしまいます。

綺麗にするはずが、傷口によりかえって汚れや細菌が蓄積しやすくなっては元も子もありません。

傷ついてしまうとヒリヒリ感を感じたり、やけどしたように感じることもあります。

また、傷口から細菌が侵入してしまうこともあります。

炎症を起こし、赤くなることもありますので力加減に要注意です。

力はいらないので、マッサージするような感覚で優しく擦ってください。

1日で全て取り除こうとは思わず、毎日少しずつ続けてください。

毎日続けることで舌苔が少なくなり、少しずつ白い部分も薄くなってきます。

舌苔が少なくなれば、臭いの原因を取り除くことができます。

毎日気長にブラッシングをしましょう。

舌苔を予防するには?

そもそも舌苔ができなければ、臭いトラブルに関する嫌な思いをしなくていいわけです。

舌苔を予防するにはどうすればいいでしょうか。

舌苔は、原因となる汚れなどでお口の中が不潔になることによって起こります。

予防するためには、その汚れをしっかり取り除き、そのまま放置しないことです。

放置してしまうと、細菌が繁殖してしまいます。

歯だけでなく、舌も磨いているでしょうか。

歯、舌など、お口全体の毎日の丁寧なブラッシングが重要です。

舌苔の予防には、お口の中を清潔に保つことが第一です。

毎食後とは言いませんが、寝る前など、1日1回は舌のお掃除をしましょう。

この機会に、前述した舌ブラシ、または金属製のクリーナーを1つ常備しておくとよいです。

また、口腔乾燥も細菌が繁殖するには好ましい環境となります。

唾液を自力で出そうと思っても、なかなか難しいです。

ガムを噛んだり唾液腺をマッサージするなどして唾液分泌を促し、お口の中を潤すことも効果的です。

舌を清潔に保つだけでなく唾液の分泌を促し、未然に舌苔が付着するのを防ぐことで、気になる口臭予防に繋がります。

舌苔について正しい知識を!臭いの原因を取り除きましょう!

お口の中の臭いで、他人に不快な思いをさせたくはないですよね。

交友関係にヒビが入ってしまっては後悔先に立たずです。

舌苔に関する知識を持つことで、臭いの原因の判断基準になります。

毎日、一度は鏡で舌をじっくり見る習慣を意識してください。

もし異常が見られれば、適切に対処しましょう。

毎日のケアを大切にし、お口の中を清潔に保ちましょう。

コンプレックスなく明るい未来を。株式会社ソーシャルテック

RANKING

人気記事