汗が大量に出てしまう!汗をかかないようにする方法

2019.04.28

夏の季節、少しの階段の上り下りでも汗をかきやすく、仕事などの大切な場面において困ることもありますよね。

また、かいてしまった汗が乾いてくると、だんだんと嫌な臭いを放つこともあります。

この記事では、かいてしまった汗をできるだけ早くひかせたり、半側発汗という作用で汗をかかないようにする方法や、汗の消臭方法などもお伝えします。

汗はどこから出るの?

汗は、夏の暑さや運動をしたあとなどの体のムダな熱を逃がすために、重要な役割を果たしています。

汗自体は、人体に200万~500万個ほどある「汗腺」というところから出ていて、体の恒常性を保つために活躍します。

汗腺の数は3歳くらいまでに形成され、それから先は変わることはありません。

どのくらいの汗腺が形成されるかは、3歳くらいまでの生活環境などの影響によっても異なるとされています。

たくさんある汗腺のなかでも活発に活動している汗腺のことを「能動汗腺」といい、汗腺が使われなくなると、その活動は衰えていきます。

汗腺が使われなくなる環境としては、冷房の効いた部屋に長時間居たり、体を動かして汗をかく機会があまりないなどです。

活動の衰えている汗腺が増えると、老廃物が溜まってしまうことで、汗をかいたとしてもベタベタとした臭いのキツイ汗になります。

このようなことになってしまっては、臭いによって周りに迷惑をかけてしまうようなことになりかねません。

だからといって、汗をたくさんかいてしまうと、仕事や大切な場面で気になってしまいますよね。

次項からは、万が一の時に汗をかかないようにしたり、すぐに汗をひかせるのに効果的な方法をご紹介します。

汗をかかないようにする方法!汗がひいていくツボがある?!

汗を一時的にかかないようにしたり、すぐに汗をひかせるのに効果的な方法をお伝えします。

最初に、手にあるツボを押すというもので、これは汗をひかせるのに効果的です。

手にはたくさんのツボがあるということは、ほとんどの方がご存知かと思いますが、今回は「後谿(こけい)」「陰郄(いんげき)」「合谷(ごうこく)」のツボの場所をご説明します。

●後谿

手の平側を自分の方に向けて、グーの形にします。

小指の第二関節の付近に小さく飛び出ているところが、後谿です。

●陰郄

手のひら側を自分に向け、小指側の手首の付け根から1.5cm程、ひじ側に下がったところです。

●合谷

合谷は汗を止める以外にも、さまざまな効果が期待できるといわれているツボです。

場所は、手の甲側を自分の方へ向け、人差し指と親指の骨が合流するあたりのくぼみにあります。

これらのツボを「痛いけど心地よい」と感じる強さで押すと、個人差はあるものの、分泌した汗が早くひいてくれます。

リンパ節を冷やす方法で火照った体をクールダウン

ツボ以外にも、冷えたペットボトルをなどをリンパ節に当てて、体温が上がっているのを抑えるという方法も効果的だといえます。

この方法のポイントは、「リンパ節を冷やす」という点です。

リンパ節の近辺には太い血管が通っているので、この場所を冷やせば、効率よく体温を下げることができます。

リンパ節は、色々なところにありますが、ペットボトルなどを使った場合、冷やしやすい場所としては「首の後ろ」「鎖骨近辺」「わきの下」「ひざの後ろ」などでしょう。

各リンパ節を順番に冷やしていくと、火照った体が一気にすっきりし、流れるように出ていた汗もひいていきます。

他にも、汗をかかないように防ぐ方法もあるので、そちらもご紹介していきます。

半側発汗を活用した方法で汗をかかないようにしよう

かいてしまった汗をひかせる方法だけでなく、汗をかかないようにするための方法もあります。

その方法は、「半側発汗」という作用を活用したものです。

半側発汗とは、体の片方を継続的に圧迫すると、その反対側に汗をかくというものです。

今回は、顔や頭の汗を抑える方法をご紹介しましょう。

また、圧迫する場所も決まっていて、今回のような顔や頭の汗を止めたい場合は、腕組みをしたときに手が当たる位置と、乳首から指2本分位上の位置の2か所です。

この2か所を圧迫し続けると、顔や頭からは汗が出にくくなるのですが、長時間圧迫し続けるのは難しいでしょう。

長時間圧迫しておくには、手芸用の太めの綿ゴムを、先ほどお伝えした圧迫する2か所を通過して巻いておくとよいでしょう。

「汗止め帯」という商品もあるので、このようなグッズを使用してみるのも一つの方法です。

しかし、半側発汗の作用を活用し、顔や頭の汗をかかないようにすることができたとしても、注意したいことがあります。

半側発汗は全ての汗をかかないようにしてくれる訳ではない

先に、上半身の2か所を継続的に圧迫しておくと、顔や頭から汗をかきにくくなるとお話ししました。

しかし、半側発汗で顔や頭に汗をかかないようにすることができたとしても、その分、もっと汗が増えるところもあります。

今回のような顔や頭の汗をかかないようにしていた場合は、腹部・背中・脚・足に多くの汗をかくようになるということです。

そのため、全身の汗が止まるという訳ではないので、この方法を試される際は気を付けましょう。

また、腹部・背中・脚・足に多くの汗をかくようになってしまえば、心配になるのは汗の臭いであり、特に足は蒸れやすい上に臭いもきつくなることもあるので心配なところですね。

最後に、汗の臭いを防ぐ方法をお話しします。

汗の臭いや足の臭いを防ぎたい!

汗をかいた際は、「シャツなどが濡れてしまうことで透けていないか」また着ている洋服の色によっては、「汗染みができてしまわないか」なども心配かもしれません。

しかし、それらは汗が乾いてしまえば目立つようなことは少ないものの、汗の臭いは汗が乾いたとしても気になるものです。

そんな気になる汗の臭いを簡単に消臭してくれるのが、ミョウバン水です。

ミョウバンには、雑菌や臭いの元となるものを分解してくれる効果が期待できるので、汗の臭いを抑えるのに活躍してくれるといえます。

ミョウバンはそのまま使用するのではなく、水道水にミョウバンを溶かし、ミョウバン水として使用します。

1.5リットルのペットボトルに水道水を入れ、ミョウバン50グラムを入れて軽く振り、1日から2日かけてゆっくり溶かし、完全にミョウバンの結晶が溶けたらミョウバン水の完成です。

ちなみに、これを使用するときは、水道水で10倍に薄めます。

使用方法は、10倍に薄めたミョウバン水を小さなスプレーボトルなどに入れ、汗の臭いが気になるところにプッシュするだけです。

ミョウバン水を作る時の注意点は、ミネラルウォーターは使用せず、必ず水道水を使用してください。

水道水にはカルキが使用されているので、できあがったミョウバン水が腐りにくくなります。

「どうにかして汗をかかないようにする」ということも大切かもしれませんが、かいてしまった汗の臭いを消臭できれば、なおいいですね。

汗をかかないようにする方法を試してみよう

今回は、かいてしまった汗を止めるのに効果的な方法や、体を圧迫することで顔や頭からの汗をできるだけ止めておくことができるとされる半側発汗という作用のお話しをしました。

「汗をかくことは健康によい」というのはどんな方でもご存知かもしれませんが、大切な場面では汗はできるだけかきたくないですね。

そんな時に、今回ご紹介したいくつかの方法を試してみてはいかがでしょうか。

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