歯ブラシを持ち運びするのは衛生面の問題はないの?

歯ブラシ 2019.01.25

旅行に行くときや、会社の昼休みなどのシーンで、歯ブラシをバッグなどに入れて持ち運びたいと思う方もいらっしゃるかと思います。

そこで、気になるのは歯ブラシの衛生面ですよね。

歯ブラシを持ち運ぶ機会が増えることで、どんなことが起こりうるのでしょうか。

今回は、歯ブラシを持ち運ぶ際の注意点や、おすすめの対策についてお話ししていきます。

歯ブラシを持ち運びするのは良いのか悪いのか?

旅行に行く際や、会社などで歯を磨くために、歯ブラシを持ち運ぶことは、衛生面が気になります。

とはいえ、歯ブラシを持ち運びできないからといって、歯を磨けなくなってしまうのも嫌ですよね。

果たして、歯ブラシを持ち運ぶことは良いことなのでしょうか、悪いことなのでしょうか。

結論から申し上げますと、歯ブラシを持ち運ぶこと自体は悪いことではありません。

しかし、一度でも使用した歯ブラシを持ち運ぶことは、衛生面を考えるとおすすめできません。

なぜなら、一度でも使用した歯ブラシにはたくさんの細菌が付着しているからです。

次項では、一度でも使用した歯ブラシを持ち運ぶことがよくない理由を詳しくご紹介していきます。

一度でも使用した歯ブラシを持ち運びすることはなぜ衛生的ではないのか?

歯ブラシは、歯を綺麗にしているものなのだから、歯ブラシは汚れないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、歯を磨くことによって、口内は綺麗にできたとしても、口内から歯ブラシに付着した細菌が、そのまま残ってしまうのです。

細菌が付いたまま歯ブラシを保管しておくと、細菌は増殖する一方です。

さらに、歯磨き後の歯ブラシは濡れていますから、水分を好む細菌にとっては、繁殖しやすくとても住みやすい環境になってしまうのです。

細菌が大量発生した歯ブラシで歯を磨き続けると、虫歯や歯周病にかかってしまう恐れがあります。

なぜなら、細菌の中には、虫歯菌や歯周病菌を持つ細菌が含まれている場合があるためです。

先ほど、細菌は水気のある場所を好むとご説明しましたが、いざ「歯ブラシを持ち運びたい!」となったら、自宅で使う歯ブラシを管理するときよりも、歯ブラシの扱いは雑になってしまう可能性があります。

さらに、使用後の歯ブラシを専用ケースなどに入れたときには、自ら細菌を発生させてしまうことになるのです。

そんなことになってしまわないためにも、歯ブラシを衛生的に保つためには「歯ブラシを常に乾燥させておく」ことがポイントです。

次項では、持ち運ぶ歯ブラシをできるだけ衛生的に保つ保管方法をご紹介します。

歯ブラシをできるだけ衛生的に利用するための保管方法

前項でお伝えしたように、細菌は水気のある場所を好みます。

細菌を繁殖させないためには、歯ブラシ本体も、周りの環境も、できるだけ乾燥状態を保つことが大切です。

それでは、持ち運びたい歯ブラシをできるだけ衛生的に利用するための保管方法をご紹介していきます。

まず、歯を磨き終わったら、綺麗なタオルなどで歯ブラシの水気をよく拭き取りましょう。

そうしたら、すぐに歯ブラシケースなどにしまわずに、通気性の良いところに置いておきます。

乾燥しきっていない歯ブラシを歯ブラシケースなどに入れてしまうと、蒸発した水分が歯ブラシケースにも付着し、歯ブラシ以外の場所にも細菌を増やしてしまうことになります。

最後に、歯ブラシが乾燥しているのを確認できたら、歯ブラシケースなどにしまいましょう。

次項では、「乾燥」という点に着目し、歯ブラシの衛生面に配慮した持ち運び方法・対策をご紹介します。

歯ブラシの衛生面に配慮した持ち運び方法&対策

歯ブラシを持ち運びするのは、意外と手間がかかることがお分かりいただけたと思います。

それでも、「どうしても歯ブラシを持ち運びたい!」という方のために、すぐにできる持ち運び方法や対策をご紹介します。

歯ブラシの衛生面に配慮した持ち運び方法・対策は次の通りです。

・職場に置いておく

歯ブラシを乾燥させるためにも、できるだけ通気性の良い場所に置いておくことをおすすめします。

・定期的に消毒

熱湯をかけるだけで歯ブラシについた細菌を殺菌させることができます。

熱湯消毒をした後は歯ブラシは濡れているので、綺麗なタオルなどで水気をよく拭き取ってください。

以上の方法はあくまで、使用中の歯ブラシを無駄にしないための応急処置のような方法です。

いずれの場合も歯ブラシは1ヵ月程度で新品と交換してください。

ここからは、新品の歯ブラシの場合の持ち運び方法・対策です。

・使い捨て歯ブラシの使用

歯ブラシが1本1本、個包装されているもののことです。

個包装になっていれば、使用後は捨てることができ、毎日新しい歯ブラシを使うことができます。

費用はかかりますが、複数本入りで数百円程度なので、歯の健康を考えれば高い買い物ではないかもしれません。

・ホテルのアメニティグッズの使用

ホテルなどに置いてあるアメニティグッズの歯ブラシがご自宅にたまっていませんか?

アメニティグッズの歯ブラシは、ほとんどのものが個包装されていますし、歯磨き粉も一緒に入っていることが多いので衛生的かつ便利ですね。

・汚れにくい歯ブラシの使用

歯ブラシに細菌を寄せつけない、抗菌加工が施されている歯ブラシもあります。

【(有)漢方歯科医学研究所:抗菌オーラルブラシ】

参考価格:1080円(税込)

歯ブラシの毛に、金と銀が練り込まれており、歯ブラシを清潔に保つことができます。

歯ブラシを衛生的に持ち運びできる歯ブラシ除菌器①

前項より、歯ブラシを衛生的に持ち運びできる工夫は多いことはお分かりいただけたと思います。

そこで、さらに気軽に歯ブラシを衛生的に持ち運びできるおすすめのアイテムをご紹介します。

それは、歯ブラシの除菌器です。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、たいていの歯ブラシ専用除菌器は、紫外線のライトを歯ブラシに当てて除菌していきます。

ここで、おすすめの歯ブラシ除菌器のご紹介をしていきます。

まず、一つ目はこちらです。

【エイコー株式会社:オーラクリーン 紫外線歯ブラシ除菌庫 DV-130】

参考価格:5200円(税込)

紫外線を放出するライトで、歯ブラシを除菌していきます。

見た目は、コンパクトな歯ブラシケースですが、歯ブラシケースに紫外線を放出するライトが付いています。

歯ブラシケースのフタを閉じると、自動で除菌を開始してくれます。(単4電池が2本必要です。)

約5分間で、99.9%の除菌効果が期待できます。

ただし、歯ブラシの水気はよく拭き取ってから、除菌開始してください。

5分で電源が自動OFFになる機能が付いていますので、電池も消耗せず安心です。

さらに、フックが付属されており、壁に掛けて使用することもできます。

持ち運びもできて、固定させることもできるなんてとても便利ですね。

歯ブラシを衛生的に持ち運びできる歯ブラシ除菌器②

前項に続き、歯ブラシを衛生的に持ち運びできるおすすめの歯ブラシ除菌器をご紹介していきます。

次にご紹介するのはこちらです。

【エセンシア:PORTABLE ESA-102】

参考価格:2801円(税込)

「PORTABLE ESA-102」は青とピンクの2色が展開されており、2色とも鮮やかな色合いが印象的です。

こちらの歯ブラシ除菌器も紫外線を当てて、歯ブラシを除菌します。

前項でご紹介した歯ブラシ除菌器と、性能はほぼ変わらず、比較的安価な値段で手に入れることができます。

壁掛けにできる付属フックなどは付いていませんが、初めて歯ブラシ除菌器をお使いになる場合は、お求めやすい「エセンシア PORTABLE ESA-102」を購入してみてはいかがでしょうか。

繰り返しになりますが、除菌機能が付いていたとしても、歯ブラシの水気をよく拭き取ってから除菌してください。

歯ブラシを持ち運ぶ際は水気に気を付けよう

濡れたままの歯ブラシを持ち運ぶことは、歯ブラシに付いた細菌が増殖してしまうため、衛生的にあまり良いことではありません。

ですが、できるだけ歯ブラシを清潔に持ち運べる方法はあります。

歯ブラシは、乾燥状態を保てる場所に保管しておくことはもちろん、除菌機能付き歯ブラシケースも使って、衛生的に歩ち運びましょう。

コンプレックスなく明るい未来を。株式会社ソーシャルテック

RANKING

人気記事