歯磨き粉を飛行機内に持ち込みをする方法は?
歯磨き粉 2018.11.27歯磨き粉を飛行機内に手荷物として持ち込みをする方法!
飛行機に乗る際は長時間同じ場所で過ごすことになるので、できれば快適に過ごしたいですよね。
快適に過ごす方法として、飛行機で歯を磨きたいと思っている方も多いでしょう。
例えば、歯磨き粉でしたら、海外へ行くための国際線と国内を移動するための国内線では、飛行機内へ持ち込みできる量や持ち込み方が違います。
それでは、国際線と国内線に分けてご説明していきますので、確認していきましょう。
【国際線】
国際線の飛行機内への手荷物として持ち込める物の制限は厳しく設けられていて、歯磨き粉は「液体物」として扱われます。
「液体物」の飛行機内への持ち込み方にはルールがあります。
それは次の通りです。
<飛行機内への持ち込み方>
①1つの容器につき「液体物は」100ml以下で、合計1Lまで入れられます。
②「液体物」が入った容器は、容量が1Lの透明のチャック付きプラスチック袋に入れます。
③上記のプラスチック袋は一人1袋まで持ち込み可能です。
<注意事項>
・ミリリットル=グラムで換算できます。
・「液体物」を入れる容器は、100ml以内の商品や製品であれば他の容器に移し替える必要はありません。
・チャック付き透明プラスチック袋は、縦横20cm以内が目安です。
<市販されている歯磨き粉の量の目安>
・一般的な大きさの歯磨き粉の量は、150g前後のものが多いです。
・歯ブラシと一緒にケースに入っていることの多い携帯用歯磨き粉は30g前後です。
・ホテルなどのアメニティグッズで置いてある歯磨き粉は大体5gほどです。
持ち込み可能な量に納めるために役立ててください。
なお、移し替える容器やチャック付き透明プラスチック袋をご自身で用意するのが難しい場合は、海外旅行用容器セットも販売されていますので、ぜひ買ってみてはいかがでしょうか。
【国内線】
国内線への歯磨き粉の持ち込みは、可能です。
「液体物」は、以下の2点が守られていれば持ち込むことができます。
・1つの容器につき500ml以下
・1人あたり2Lまで
国内線は国際線ほど飛行機への持ち込み物の規制は厳しくありません。
お茶やアルコールも機内へ持ち込み可能です。
また、国際線のように透明のチャック付きビニール袋に入れなくても飛行機内に持ち込みできます。
歯磨き粉以外にもこんなものが「液体物」!
歯磨き粉やマウスウォッシュなどは、飛行機への持ち込み物を定めてある日本の航空法には「液体物」と分類されています。
水のようにサラサラとしたものだけを指すのではなく、歯磨き粉や日焼け止めクリームなども含まれています。
液体物として扱うには意外な物や、自分での判断が難しいと思われるものをリストアップします。
<日用品>
・歯磨き粉やマウスウォッシュ
・ハンドクリーム
・チューブタイプの化粧品用クリーム
・日焼け止めクリーム
・リップクリームや口紅(ジェル状の物)
・ヘアワックス
・マニキュア
・香水
・シャンプーなどの液体せっけん
・制汗スプレー
<食品>
・バター
・アイスクリーム
・ジャムやホイップクリーム
・プリンやヨーグルト
・味噌やあんこ
・缶詰
・チューブタイプの調味料(わさびやにんにくなど)
<薬>
・チューブタイプの薬
・目薬などの液体の薬
<雑貨>
・スノードーム
これらの他にも気になるものがあれば、飛行機内へ持ち込み可能か利用予定の航空会社に直接問い合わせましょう。
歯磨き粉以外にも飛行機内への持ち込みに注意が必要なもの
前述のとおり、歯磨き粉も化粧品類も制限はあるものの、飛行機への持ち込みは可能です。
また、液体物のなかでも、手荷物の検査時に申し出るだけで量は量らなくても持ち込み可能なものもあります。
飛行機に乗せる荷物には、飛行機内へ預け入れる荷物と機内に持ち込む手荷物があります。
それぞれ制限がありますので、チェックしていきましょう。
<機内へ預け入れ×・持ち込み×>
・危険物(可燃性や毒性のあるもの)
ガスボンベ、殺虫剤、漂白剤、花火など
<機内へ預け入れ○・持ち込み×>
・刃物や工具
先のとがった刃物、工具、野球用バッド、スポーツ用スプレーなど
<機内へ預け入れ○・持ち込み△>
・手荷物検査時に申し出をすれば、そのままの状態で飛行機内へ持ち込める物
液体の薬、コンタクトの保存液、乳幼児へのミルクや離乳食
忘れてしまった!飛行機内へ持ち込みしたかったものが手元にない!
しっかり準備して持ってきたつもりだったのに、忘れてしまうこともありますよね。
また、一度荷物の預け入れ手続きをしてしまうと、現地で預け入れ荷物を受け取るまで開けることはできません。
そのようなときのために、必要なものが手元にないときの対応策をご紹介します。
・成田空港のように大きい空港でしたら、必要と思われるほとんどの物は国内海外問わず調達できます。
・航空会社や機材により機内サービスは異なりますが、欲しいものが飛行機内に用意がある場合も少なくありません。
空港や航空会社に関することなら、直接問い合わせてみましょう。
・国際線の場合、出国審査後に販売されている飲食物や飲み物は機内に持ち込み可能です。
飛行機内に持ち込む手荷物を検査する際に捨ててしまっても、そこで購入し持ち込むことができます。
・現地で調達しましょう。
特に海外では日本と同じようなスーパーマーケットやコンビニはたくさんあります。
もちろん、日用品である歯磨き粉やシャンプー、生理用品なども日本と同じように手に入れることができます。
この際、現地の商品を試しに使ってみるのもいいかもしれませんね。
飛行機内に持ち込みをする物の選び方!
飛行機内への手荷物は、歯磨き粉などをはじめ、持ち込み方法や量に制限はあっても、持ち込み可能な物は意外と多いことが分かりました。
そうなると、あれもこれもと持っていきたくなりますよね。
しかし、持っていくものが多いとバックの中身がかさばってしまったり、体が痛くなるほど重たくなったりしてしまいます。
そうならないように、飛行機への持ち込みをすべきアイテムの選び方をご紹介します。
【飛行機内へ持ち込みをする物の選び方のポイント】
・飛行機に荷物を預けた後、手持ちの荷物だけで過ごすのに困らないもの
貴重品、ボールペン、携帯電話の予備充電器(一部持ち込み制限あり)です。
・飛行機内で自分の体調が管理できるもの
防寒具、薬、エコノミー症候群の防止グッズなどです。
・飛行機内で快適に過ごせるもの
ネックピロー、本、ガイドブックなどです。
スムーズに飛行機に乗るために!持ち物検査の受け方を知っておこう
みなさんが空港に到着したら、必ず行わなければならないことは以下の通りです。
・搭乗手続き
・荷物の預け入れ手続き
・手荷物検査
・出国審査(海外の場合)
・搭乗
上記の5つの手続きのうちの一つ、「手荷物検査」でどんなことをするのかをご説明します。
手荷物検査とは、空港にある保安検査場という場所で、飛行機内へ持ち込む一人一人の手荷物を、持ち込み可能かチェックをすることです。
異常があると、金属探知機などの機材が音で知らせたり、保安検査官がボディチェックをしたりして確認します。
また、持ち込み不可のものがあると、保安検査官により破棄されてしまうのでご注意ください。
保安検査場に入ると、流れ作業のように手荷物検査が進められます。
焦ってしまわないためにも、飛行機内へ持ち込む手荷物は保安検査場に入る前に整理しておきましょう。
それでは、国際線に搭乗する前の手荷物検査の流れをシミュレーションしてみましょう。
①X線検査装置に手荷物を通して検査していきます。
身に着けている金属製品をX線検査装置付近に用意されてあるカゴに乗せてください。
手荷物の検査装置のカゴを置くところは、ベルトコンベアーのような台になっています。
カゴを乗せたら自動的に出口まで運ばれます。
以下に挙げたような金属製品はすべて取り外してください。
・スマートフォン、折り畳み式携帯電話、腕時計など
・ネックレスやピアスなどのアクセサリー
・金具のついたベルト
・財布
・金属製のチャックや装飾が付いた上着
その場で取り外そうとすると時間がかかってしまうので、事前に取り外しておきましょう。
金属製品と同じように、手荷物のバッグもトレーに置きます。
カゴは一人何個でも使用できます。
荷物の個数や大きさにより複数のトレーを使用してください。
記事冒頭で準備した、歯磨き粉などの液体物の入っている容器を袋詰めしたものを手荷物のカゴに乗せてください。
ノートパソコンやタブレット端末も忘れずにカゴに乗せてください。
②金属を身に着けていない状態で金属探知機のゲートを通ります。
③X線検査装置から流れてくる自分の荷物を入れたカゴを受け取ります。
以上が、手荷物検査の流れです。
飛行機に乗る前の準備は万全にして快適な空旅を!
飛行機に持ち込める手荷物にはいろいろな制限があります。
持ち物や色々な手続き方法などに気をとられてしまったら、せっかくのお出かけも楽しめなくなってしまいますね。
移動時間や待ち時間さえも楽しめるように、事前に持って行く物を確認したり、持ち物検査などの手続きで不安なことがあれば、事前に解決しておきましょう!