加齢臭の原因って何?男性と女性でのニオイの違いは?

加齢臭 2019.08.04

皆さんは加齢臭でお困りですか?

加齢臭は自分では気づきにくいものです。

特に女性は、意識することが少ないと思われますので、家族や身近な人に指摘されて初めて気づいたという方も多いのではないでしょうか。

また、加齢臭に気づけても、なぜ出てしまうのかわからず悩んでいる方もいると思います。

原因がわからなければ対策のしようもないですよね。

そこで、加齢臭の原因やその対策方法をご紹介します。

加齢臭の原因はこれだ!女性にも加齢臭はあるのか?

加齢臭の対策や予防をしたいけど、どうしたらいいのかわからないという方は、まずは加齢臭の原因を知ることから始めていきましょう。

加齢臭は40代から現れることが多いです。

女性でも、女性ホルモンが低下することで男性ホルモンが優位になり、加齢臭が発生してしまうことがあります。

そんな加齢臭の原因は、「ノネナール」と呼ばれるニオイ物質が増えることです。

ノネナールはヘキサデセン酸という皮脂に含まれる成分から作られます。

ヘキサデセン酸を皮膚の常在菌が分解することで、ノネナールが産生されるのです。

また、活性酸素によって皮脂が酸化されることでもノネナールが増えてしまいます。

そして、皮脂が原因であるノネナールは一年中分泌されているので、汗と違って季節に関係なく臭ってしまいます。

さらに、皮脂から発生しているため、シャワーを浴びるだけでは落ちにくいです。

また、加齢臭を気にして皮膚を強く洗ってしまうことも加齢臭の原因となることがあります。

このように、加齢臭の原因には主に皮脂や、それからできるノネナールが原因となっていたのです。

女性と男性で加齢臭のニオイに違いはあるのか?

女性の加齢臭は高齢になってから発生するものだと思っている方はいらっしゃいますか?

実は、女性も男性と同じように40代から加齢臭が発生してしまうのです。

それでは、なぜ女性は加齢臭が発生しにくいと思われているのでしょうか。

その理由は、先ほど出てきた女性ホルモンにあります。

女性ホルモンには抗酸化作用があり、脂肪酸が酸化されにくくなります。

するとノネナールの発生量が減少して、男性のように強い臭いが発生することが抑えられているのです。

また、男性は加齢とともに男性ホルモンの分泌が減少して皮脂が少なくなるため、加齢臭が改善されていく傾向にあります。

しかし、女性は加齢とともに女性ホルモンの分泌が低下して、相対的に男性ホルモンが強い状態となります。

それが原因で、女性の方が男性よりも加齢臭が長く続いてしまう傾向があるようです。

以上のように、女性と男性で加齢臭の発生の仕方に違いが現れるのです。

加齢臭には体の洗い方にも原因があった!?

加齢臭に悩んでいる方で、体をしっかり洗えば臭いを抑えられると思っている方はいらっしゃいますか?

女性だけでなく男性にも多いかもしれませんが、そのような方は要注意です。

なぜなら、体の洗い方によって、加齢臭の原因を自ら作り出してしまっているかもしれないからです。

ここでは、正しい体の洗い方をご紹介していきます。

そのためにまず、体の皮膚の環境についてお話をしていきましょう。

皮膚の表面には善玉菌と悪玉菌がいます。

善玉菌は「表皮ブドウ球菌」と呼ばれ、皮膚を保護するはたらきを持っています。

どのように保護するのかというと、皮脂を分解して脂肪酸に変えて皮膚の保湿を行ったり、皮膚に他の雑菌が増殖することを防いだりしています。

脂肪酸と聞いてドキリとした方もいらっしゃるかもしれませんが、皮脂を善玉菌が分解してできた脂肪酸はニオイを発生させません。

しかし、体をしっかり洗ってしまうと善玉菌を洗い流してしまうことになります。

善玉菌が少なくなった皮膚は、悪玉菌が増殖しやすい環境になります。

そして、悪玉菌が分解した皮脂は、ニオイのある脂肪酸を産生してしまうのです。

このように、体の洗いすぎによって悪玉菌が相対的に善玉菌よりも多くなってしまい、加齢臭の原因となってしまうことがあるのです。

女性もするべき!加齢臭対策!

ここまで、加齢臭の原因となってしまう様々な要因についてご紹介してきました。

こちらの項では、まだ加齢臭は大丈夫だと思っている女性の方でも行うことをおすすめする、加齢臭の予防策をご紹介していきます。

一つ目は、朝や夜に余分な皮脂を洗い流すことで、皮膚を清潔に保つ方法です。

皮膚に皮脂が溜まった状態は加齢臭の原因となりやすいため、洗い流してニオイを発生させないようにする必要があります。

特に背中は皮脂量が多くなりやすいので気を付けるべきです。

体を洗う際は、スポンジをゴシゴシと使うのではなく、泡をしっかり立てて泡でなでるように洗うことが大切です。

また、朝には41度のお湯を上半身に約1分間浴びることで、一日の加齢臭を抑えることが期待できます。

二つ目は、有酸素運動を行うことで体の酸化を抑える方法です。

有酸素運動には活性酸素のはたらきを抑える効果がありますので、皮脂の酸化を防いで加齢臭の軽減が見込めます。

代表的な有酸素運動には、ウォーキングや水泳などがあります。

気を付けていただきたいのは、ハードな運動では効果が見込めないということです。

短時間しか続けることができないダッシュや筋トレのような運動は無酸素運動と呼ばれていて、逆に活性酸素が増加する要因となります。

ここまでご紹介したように、加齢臭の対策は様々な方法があるので是非試してみてはいかがですか?

食事でも加齢臭を防げる?加齢臭と食生活の関係とは?

先程の項では、加齢臭の予防法をご紹介しました。

しかし女性はもちろん男性でも、もっと簡単な方法で加齢臭の対策ができます。

それは、毎日の食事です。

食事によって、加齢臭の発生しにくい体作りが期待できるのです。

通常、人間の皮膚は弱酸性で、体液は中性です。

この体液が弱アルカリ性になるとニオイ抑制効果が期待できます。

なぜなら、加齢臭の原因である乳酸の産出を抑えることができるからです。

そこで、アルカリ性の食事を積極的に摂ることで、体液を弱アルカリ性に傾かせましょう。

ではどのような食材が体液に影響を与えるのでしょうか?

体液をアルカリ性に傾けることができる食材には、梅干し、ワカメなどの海藻類、ほうれん草や小松菜などの緑色野菜などがあります。

特に梅干しは体臭予防には効果が高く、口臭予防や汗のニオイなども防ぐことができるのです。

逆に、酸性に傾ける食材として、牛肉、卵、マグロやカツオなどの赤身の魚が挙げられます。

このような食材が使われている料理を食べる時は気を付けなければいけません。

洗濯も重要だった?!ニオイの原因は服からも?

「加齢臭に対して様々な方法で対策をしてきたのに、あまり改善されない」というような方も、少なくないと思います。

そういった場合、皆さんが着ている服に原因があるかもしれません。

これは、男性だけでなく女性にも言えることです。

服に付いてしまった皮脂は、普段の洗濯では簡単に落ちません。

したがって、いつもどおりの洗濯をしているだけだと皮脂は溜まる一方ですから、ニオイの原因となってしまうのです。

それではどのように服を洗えばよいのでしょうか。

効果が期待できるのは、クエン酸や重曹などを用いて洗濯をすることです。

クエン酸とは、レモンなどの柑橘類に含まれる酸味の成分です。

酸性ですから、アルカリ性の汚れが付着してしまった服を中和して落とすことができます。

また嫌なニオイも一緒に洗い流すことが可能です。

逆に、重曹はアルカリ性です。

したがって、クエン酸とは反対に酸性の汚れを洗い流すことができます。

重曹は溶解しにくいので、少し暖かめのお湯でゆっくりと洗うことが大切です。

このように、服を正しく洗うことで、加齢臭の予防ができるのです。

加齢臭の対策は様々!自分に合った方法を!

加齢臭の原因や、様々な対策方法をご紹介しました。

意外に多くの対策方法があることを知っていただけたでしょうか?

しかし、多くの対策があっても続けることができなければ、一度は改善したニオイも再発する可能性もあります。

したがって、普段から続けていけるような方法を見つけることで、ニオイを予防することができるのではないでしょうか。

自分に合った方法を見つけ、ニオイに悩まされない生活を手に入れましょう!

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