口臭を防止するには歯磨きも重要!ブラッシング方法を解説

歯磨き 2020.05.30
口のニオイが気になるという人は多いかと思います。 ほかの人と話しているときなどに、自分の口が臭ってしまったら嫌ですよね。 そんな口臭を防止するには、毎日行う歯磨きも重要といわれています。 今回は口臭を防止する歯磨きのブラッシング方法などについてお話ししていきます。

そもそも口臭の原因とは?

そもそも口臭は何が原因で起きるのでしょうか。

口臭の原因の80%は「口腔内」といわれています。

例えば、生理的口臭。

主に、「口腔内が不潔状態」「舌苔ができている」「唾液の分泌が少ない」などの原因により、口臭が発生してしまっています。

次に、外因的口臭。

これは本来の口臭ではなく、ニオイの強い飲食物や嗜好品を口にしたことで、口の中にニオイが残ってしまった口臭のことです。

代表的なものを挙げると、ニンニク、ネギ、コーヒーです。

そして、病的口臭です。

これは口腔内で虫歯やドライマウスなどといったトラブルが起きたことで発生する口臭です。

口腔内以外で考えられる口臭の原因は、鼻やのど、消化器官などでトラブルが起きた場合に発生する口臭などです。

今回はこの中でも「生理的口臭」に注目し、その防止に効果が期待できる歯磨きについてお話をしていきます。

その前に生理的口臭がどのように発生していくのかについてお話ししていきましょう。

生理的口臭の発生源は口の中の細菌!?

生理的口臭がどのように発生するのかを、ここでお話ししていきます。

まず口臭のニオイをつくり出す原因の1つといわれているのが、口腔内にいる細菌です。

成人の口の中には、だいたい300~700種類の細菌が存在し、よく歯磨きしたとしても、1,000~2,000億もの細菌がいるそうです。

その中でもフゾバクテリウムなどの細菌が、口の中に残った食べかす、そして粘膜からはがれた細胞に含まれるたんぱく質などを分解し、口臭を発生させてしまっているのです。

発生した口臭の原因物質は、下記の3つが挙げられます。

●メチルメルカプタン:腐ったたまねぎようなニオイ

●ジメチルサルファイド:キャベツが腐ったようなニオイ

●硫化水素:腐った卵のようなニオイ

これら3つの物質が混じり合って口臭となるので、とても不快なニオイということはイメージできるのではないでしょうか。

口臭は口腔内にいる細菌が原因で発生するわけですから、口臭を防止したい場合は、口臭の原因菌を少なくすることが重要です。

そしてこの口臭の原因菌を少なくするには、毎日の歯磨きがとても重要です。

その理由は次の項でお話しします。

気になる口臭を防止するには歯磨きも重要?

多くの人が気になる口臭ですが、防止するには毎日のオーラルケア、中でも歯磨きが重要といわれています。

ではなぜ、歯磨きが口臭を防止するのに重要なのでしょうか。

そもそも口臭の原因菌は、毎日のオーラルケアがきちんと行われなかったことで発生していることもあります。

口臭の原因菌は歯肉線や舌の奥で発生し、蓄積していくことで口臭となっていきます。

毎日のオーラルケアをきちんと行っていれば、この菌が蓄積することはありませんから、口臭となることも少ないでしょう。

そのためには、正しいブラッシング方法で習慣的に歯磨きすることが大切です。

次の項で正しいブラッシング方法やポイントをお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

正しい歯磨きの方法をここで解説!

気になる口臭を防止したいなら、正しいブラッシング方法で歯みがきすることが大切です。

ここで解説していきますので、一度試してみてはいかがでしょうか。

【ブラッシング方法】

①歯ブラシを鉛筆の持ち方で持ちます。

②歯の先端から歯周ポケットの入口まで、歯ブラシを一気に動かします。

このとき垂直にあてるのがポイントです。

③少しずらしてから、次は歯周ポケットの入口から歯の先端まで動かします。

この上下の動きを少しずつずらしながら行うことで、歯についたプラークを取り除くことと、歯茎のマッサージを同時に行うことができます。

④歯の裏側も同様に磨いていきます。

⑤かみ合わせの部分はさらっと磨けば完了です。

歯磨きするときは、力加減もポイントの1つです。

ゴシゴシと力強く磨く人も多いですが、これは歯を傷つけてしまう恐れがあるのと、別のトラブルを引き起こす危険があるので、軽い力でやさしく磨くようにしてください。

口臭を防止したいなら歯磨き粉選びもポイント!

歯磨きのポイントの1つには、使用する歯磨き粉も挙げられます。

毎日行う歯磨きでは、歯磨き粉が欠かせませんよね。

そんな歯磨き粉にはさまざまな種類があり、商品によって得られる効果に違いがあります。

その中には口臭防止に効果が期待できる歯磨き粉もあります。

口臭防止に効果が期待できる歯磨き粉は、下記のような成分を含んでいる歯磨き粉です。

●塩酸クロルヘキシジン

抗菌作用のある成分で、口の中の細菌を減らしてくれるので、口臭を防止する効果が期待できます。

●塩化亜鉛

口臭の原因物質「揮発性硫黄化合物」を抑える効果が期待できるといわれる成分です。

●銅クロロフィリンナトリウム

体臭を抑える効果があるといわれる成分で、口臭を除去するガムなどにもよく含まれています。

●フッ化ナトリウム

一般的には「フッ素」と呼ばれており、虫歯予防に効果的な成分といわれています。

虫歯を予防することは間接的に口臭を予防することにもつながるので、こちらの成分も含んでいると良いでしょう。

ほかにもピロリン酸ナトリウムまたはポリリン酸ナトリウム、塩化ナトリウムなども効果的な成分といわれていますので、これらの成分を含んだ歯磨き粉を選んでみてください。

ほかのアイテムも併用して口臭防止効果を高めよう!

毎日行う歯磨きを歯ブラシだけで済ませている人も多いのではないでしょうか。

しかし口臭をより防止したいと考えているなら、ほかのオーラルケアアイテムを併用することをおすすめします。

ここでおすすめのアイテムをご紹介していきますので、参考にしてください。

●デンタルフロス

歯ブラシだけで歯を磨いても、歯についた食べかすや細菌は50~60%程度しか除去することができないそうです。

きれいに取り除くことができないと、臭い口臭の原因となってしまう恐れがありますから、できれば1回1回の歯磨きで除去したいですよね。

そんなときにデンタルフロスが活躍します。

歯ブラシでは磨きにくい箇所の食べかすなども、デンタルフロスがあればかき出しやすくなりますから、歯ブラシで磨いた後に使用することをおすすめします。

●マウスウォッシュ

マウスウォッシュも歯磨きと併用することで、より口臭防止の効果を上げることができます。

歯磨き粉同様に、マウスウォッシュにも種類があるので、口臭防止に効果が期待できるものを選ぶようにしましょう。

就寝前の使用は特におすすめします。

マウスウォッシュは歯磨きの仕上げとして使うものなので、歯を磨き終わった後で使用するようにしてください。

毎日のオーラルケアをきちんと行い口臭を防止しよう!

多くの人が気になる口臭ですが、生理的口臭が原因の場合は、毎日のオーラルケアで防ぐことができるでしょう。

毎日行う歯磨きを正しく行うことで、口臭の原因菌を取り除くこともできます。

より口臭防止の効果を高めたいなら、歯ブラシ以外のアイテムを併用することをおすすめします。

デンタルフロスやマウスウォッシュをあわせて使用し、口臭を発生させない口腔内にしてみましょう。

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