歯磨きは磨く順番がポイント!フロスを併用してきれいな歯に

歯磨き 2020.05.13
1日に2回程度、歯ブラシで歯磨きする人が多いかと思います。 ところが毎日歯ブラシで磨いていても、歯の汚れをすべて落とすことは難しいといわれています。 そして、この歯の汚れが落としきれない理由の1つに、磨く順番を決めていないからということもあるそうです。 そこで今回は歯磨きするうえで大切な、歯を磨く順番についてお話ししていきましょう。 また、きれいな歯を保つには歯ブラシと一緒にフロスを使うと良いので、これについてもお話ししていきます。

歯磨きするうえで大切なことの1つは歯を磨く順番を決めること!

虫歯の原因となるプラークを除去するためにも、毎日の歯磨きはとても大切です。

おそらく多くの人が、1日2~3回、歯ブラシで歯を磨いているのではないでしょうか。

中には歯ブラシに加えて、歯間ブラシやフロス、マウスウォッシュなどを使用している人もいるでしょう。

歯磨きするうえで大切なことといえば、まず継続が挙げられます。

毎日続けなければ、歯は不潔な状態のままになってしまい、いずれ虫歯になる可能性は高いといえます。

ほかには、歯を磨く順番も挙げられます。

そのときの気分で「奥歯から磨こうかな」や、「昨日は奥歯から磨いたから今日は前歯から磨こう」などと、決まった順番がない人もいるかと思います。

しかし決まった順番がないと、歯を磨いているときにどこを磨いたのかわからなくなり、結果的に磨き残しを発生させてしまうこともあるのです。

歯磨きをしても磨き残しがあれば、虫歯などのトラブルに発展してしまう恐れがありますから、歯を磨く順番を決めることも、歯磨きするうえで大切なことの1つといえます。

磨き残しゼロへ!歯磨きする順番の例をご紹介

歯磨きする順番を決めたほうが良いといっても、どのような順番で磨けば良いか悩んでしまう人もいるかもしれません。

ここで参考に、歯を磨く順番の例をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

①歯の内側から磨く

上の左奥歯の内側から右奥歯の内側に向かって、磨いていきます。

上の歯の内側が磨き終わったら、次は下の歯の内側です。

上の右奥歯から下の右奥歯に歯ブラシを動かし、右奥歯から左奥歯の内側に向かって磨きましょう。

②歯の外側を磨く

歯の内側と同様の順番で、歯の外側も磨いていきます。

上の左奥歯から右奥歯、下の右奥歯から左奥歯というふうに磨きましょう。

③奥歯のかみ合わせを磨く

最後に、奥歯のかみ合わせ部分を磨きます。

こちらも上の左奥歯から右奥歯、下の右奥歯から左奥歯の順番で磨いてみてください。

あくまでも参考例ですので、自分の磨きやすい順番があれば、そちらで磨くようにしましょう。

歯間ブラシやフロスなどを併用する人も、歯を磨く順番を決めておくと良いですね。

歯ブラシだけの歯磨きでは汚れは落としきれない?

歯磨きをするにあたっては、歯を磨く順番も大切だということはおわかりいただけたかと思います。

歯ブラシだけで歯磨きする人が大多数だと思いますが、実は歯ブラシだけの歯磨きでは、歯のプラークなどの汚れをすべて取り除くのは難しいといわれています。

特に歯と歯の間などの狭い箇所は、歯ブラシの毛先が行き届かず、汚れを落とせないままになってしまうことがあるのです。

歯を磨く順番を決めても、汚れを落としきれず、磨き残しのある状態で歯磨きをやめてしまいますと、虫歯などのトラブルになる可能性も高まります。

そうならないよう、できれば磨き残しのないきれいな歯を維持したいですよね。

そんなときには、フロスを併用することをおすすめします。

フロスを歯ブラシと併用して磨くことで、歯についたプラークなどの除去率が高まります。

フロスについては、次の項でご説明しましょう。

歯ブラシと併用することでさまざまな効果が期待できるフロス!

歯ブラシで磨く順番を決めても、歯ブラシの毛先が行き届かなければ、歯にはプラークなどがついたままです。

磨き残しのない歯にするために、歯ブラシと一緒にフロスを使うことをおすすめします。

このフロスとは、細い繊維を束ねて糸状したもののことをいい、歯ブラシでは落とせなかったプラークを取り除くことができます。

歯ブラシとフロスを併用することで、さまざまな効果が期待できます。

▼プラークの除去率が高まる

上述したように、歯ブラシでは届きにくい歯と歯の間のプラークなどを取り除きやすくなるので、除去率が歯ブラシだけで磨くより高くなります。

▼虫歯の予防につながる

プラークは虫歯の原因でもあるので、これを落としきることで、虫歯リスクが少なくなります。

▼口臭にも効果が期待できる

口臭の原因も、プラークや食べかすなどといわれています。

そのため、プラークを取り除ければ、虫歯だけでなく口臭予防の効果にも期待できます。

以上の効果などが期待できるので、清潔な口腔内にするためにも、歯ブラシとフロスでしっかりと歯磨きしたいですね。

歯磨きにフロスを取り入れよう!ホルダータイプの磨き方

歯ブラシと併用して歯磨きすることで、プラークの除去率を高めることができるフロスですが、大きく2つの種類があります。

それぞれの特徴と磨き方を、ここからご説明していきます。

まず1つめは、「ホルダータイプ」です。

ホルダーにフロスがつけてあり、すぐに使うことができて扱いやすいので、フロス初心者におすすめのタイプです。

ホルダータイプには「F字型」と「Y字型」の2種類がありますが、今回は前歯にも奥歯にも使いやすい「Y字型」のフロスの磨き方をご紹介します。

【ホルダータイプ(Y字型)の磨き方】

①歯と歯の間にフロスをあてます。

②ゆっくりと横にフロスを動かしながら、歯と歯の間に入れていきます。

③中まで入ったら、上下にフロスを動かして、隣り合っている歯の両方の面を磨きましょう。

④磨き終わったら、ゆっくりと横に動かして取り出します。

これを歯を磨くときと同様、順番に行っていき、歯と歯の間の汚れをしっかり落としましょう。

ロールタイプの磨き方もチェック!歯ブラシとフロスの順番は?

2つめは「ロールタイプ」です。

ロールタイプはメジャーのようにくるくるとフロスが巻きつけてあり、必要な長さをカットし、指に巻きつけて使用するフロスです。

ホルダータイプよりも扱いが難しいですが、慣れてしまえば簡単に磨くことができるでしょう。

ロールタイプも2種類あります。

フロスの繊維にワックスがコーティングされている「ワックスタイプ」と、コーティングされていない「ノンワックスタイプ」です。

歯に入れやすいのはワックスタイプですが、汚れの除去効果が高いのはノンワックスタイプです。

どちらも磨き方は同じですので、ご説明します。

【ロールタイプの磨き方】

①1回の使用分のフロスをカットし、指に2、3回巻きつけましょう。

だいたい1回の使用分は40cm程度です。

②ゆっくりと横に動かしながら、歯と歯の間にフロスを入れていきます。

鏡で入れる場所をチェックしながら使用してください。

③歯の根元までフロスが入ったら、歯に巻きつけるように、上下にフロスを動かします。

④隣り合った歯の両方の面も磨いていきましょう。

⑤磨き終わったら、ゆっくりと横に動かしてフロスを取り出します。

こちらも1本ずつ順番に磨いてくださいね。

以上、2種類のフロスの磨き方についてご説明してきました。

ちなみに歯ブラシとフロスを使う順番ですが、一般的には歯ブラシでひと通り歯磨きした後で、フロスで細かい箇所を磨くのが効率の良い磨き方といわれています。

朝と夜の1日2回磨くことを推奨されていますが、難しい場合は就寝前だけでも行うようにしてください。

歯ブラシとフロスを併用して、きれいな歯を保てるようにしましょう。

きれいな歯を維持するために毎日の歯磨きをしっかり行おう!

歯についたプラークが虫歯の原因ともいわれていますので、毎日の歯磨きでしっかり落としたいものです。

しかし歯を磨く順番が決まっていなかったり、歯ブラシだけで歯磨きしていたりする場合は、なかなか難しいかもしれません。

決まった順番で歯ブラシで歯磨きし、その後フロスで磨くことで、よりプラークの除去率が高まることでしょう。

この記事を参考に、きれいな歯を保つため、毎日の歯磨きをしっかりと行ってくださいね。

コンプレックスなく明るい未来を。株式会社ソーシャルテック

RANKING

人気記事