歯磨きは赤ちゃんのうちから必要?うがいはどうさせるの?
歯磨き 2020.05.11歯磨きは赤ちゃんのうちから必要?
うがいもまだできない赤ちゃんの歯磨きは、いつから始めたらいいか悩む親御さんも多いでしょう。
個人差はあるものの、一般的に生後6か月頃になると乳歯が生えると言われています。
ずばり、1本でも歯が生えてきたら歯磨き生活のスタートです。
しかし、赤ちゃんのうちは歯ブラシを使わなくてもかまいません。
虫歯予防というよりは、歯磨きに慣れさせるという面を重視して行うよう心がけましょう。
赤ちゃんはお口の中に異物が入ることを嫌がりますから、最初のうちは、ご機嫌のときに1日1回歯磨きしてみてくださいね。
歯磨きが嫌なものだと認識してしまうと、今後の歯磨き習慣に悪影響を及ぼすことも否定できません。
嫌がるときは、無理しないことが肝心です。
だんだんと慣れてきたら、食事のたびに歯磨きしてみましょう。
眠ると唾液の分泌が減ってしまうため、お口の中に細菌が繁殖してしまいやすくなります。
そのため、就寝前の歯磨きはできるだけ行うことをおすすめします。
うがい不要!赤ちゃんの歯磨き方法
先ほども申し上げましたように、赤ちゃんのうちは歯ブラシを使わなくても問題ありません。
まずは、歯磨きに慣れてもらうことが大切です。
そこで、赤ちゃんの歯磨き方法について解説していきます。
赤ちゃんの機嫌のいいときに行うようにしてくださいね。
①歯磨きする大人の手指を綺麗に洗います。
②大人の膝の上に赤ちゃんの頭を乗せて寝かせます。
③赤ちゃんがびっくりしないように、顔や手などに触れながら優しく話しかけてみましょう。
④唇やお口の中を、指で優しく触れます。
⑤指で触れることに赤ちゃんが慣れたら、清潔なガーゼで歯を優しく拭き取りましょう。
基本的には、このように歯磨きを行ってみてください。
慣れてきたら、赤ちゃん用の歯ブラシをお口の中に入れてみるなど試してみましょう。
この方法だと歯磨き粉を使用していないので、うがいも不要ですよ。
赤ちゃん用歯ブラシで歯磨きに慣れさせよう
お口の中に異物が入ることに抵抗がなくなって慣れてきたら、まだうがいができなくても赤ちゃん用の歯ブラシで歯磨きを始めてみましょう。
赤ちゃん用の歯ブラシは大人用のものとは異なり、基本的には歯磨きに慣れさせるために作られています。
そのため、安全性を重視したものがほとんどです。
赤ちゃんによっても好みが異なりますから、喜んで歯磨きしてくれるような歯ブラシを探してみましょう。
○エジソンママ:エジソンママのはじめて使う歯ブラシ
・参考価格:770円(税込)
両手持ち、グーの手でも持つことのできるリンゴ型のかわいらしい歯ブラシです。
シリコン製なので、赤ちゃんが噛んでも大丈夫ですよ。
○HAMICO:プレイランド
・参考価格:660円(税込)
小さな赤ちゃんの手でも持ちやすく設計されている、リング型の歯ブラシです。
赤ちゃんの口のサイズよりも大きなリングなので、喉まで届くこともなく安全に作られています。
ブラシも柔らかい毛なので、歯肉を刺激しにくいですよ。
描かれている絵柄がどれもかわいらしく、歯磨きの時間を楽しみにしてくれるようになるかもしれません。
歯磨き粉はいつから使う?1歳半~2歳になったらぶくぶくうがいの練習を始めよう
歯が生え始めたばかりのうちは、歯ブラシを使う必要が必ずしもあるわけではありません。
歯ブラシを使いませんから、歯磨き粉も必要ありません。
それでは、歯磨き粉はいったいいつ頃から使い始めるものなのでしょうか。
ずばり、「うがいができるようになってから」です。
大人には簡単に思えるうがいですが、赤ちゃんはそうもいきません。
だいたい1歳半や2歳をすぎないとぶくぶくうがいはできませんので、それまでは歯磨き粉を使用しなくても問題ないです。
大人が楽しそうに歯磨き後ぶくぶくうがいをしているところを日頃から見せてあげると、お手本になっておすすめです。
1歳半や2歳頃になったら、お口の中に水を含ませて、それを吐き出せるように練習をしましょう。
吐き出せるようになったら、お口の中に水をためておく練習をします。
お口に水をためていられるようになったら、ぶくぶくうがいの練習を始めていきましょう。
うがいがいらない歯磨き粉
赤ちゃんのうちは基本的に歯磨き粉は必要ないですが、歯磨きに慣れてきて、ぶくぶくうがいもできるようになったら歯磨き粉を使いましょう。
しかし、虫歯予防のために、歯が生えてきたらできるだけ早く歯磨き粉を使用したいという親御さんもいらっしゃるかもしれません。
そのような場合におすすめなのが、うがいがいらない歯磨き粉です。
赤ちゃんのうちは歯磨き粉を飲み込んでしまうことがありますから、安心安全な歯磨き粉を使用したいですよね。
そこで、うがいがいらない歯磨き粉を少しですがご紹介いたします。
○和光堂:歯みがきジェル
・参考価格:609円(税込)
研磨剤・発泡剤が含まれていないので、乳歯を傷つけることなく、泡立ちすぎて磨き残しをしてしまうこともありません。
歯質を強化するフッ素が含まれていますが、100ppmと低濃度ですので、生後6か月頃から使用することができます。
フッ素以外は食品用原料のみが使用されているので、安心ですね。
こちらの歯磨きジェルの使用後は、濡れた清潔なガーゼで拭き取ってあげましょう。
○ピジョン:ジェル状歯みがき
・参考価格:605円(税込)
こちらも、研磨剤・発泡剤が含まれてなく無着色で、食品用原料成分が使用されています。
生後6か月頃から使用可能で、うがいができなくても使用することができますよ。
歯磨きが苦手になってしまったらどうする!?
赤ちゃんのうちから歯磨きに慣れさせようとしていても、どうしても歯磨きが苦手になってしまう子供もいます。
その場合は、機嫌のいいときを見計らって「10数えたらおしまいだよ」などと、終わりが分かるように伝えながら歯磨きするといいでしょう。
また、お歌を歌ったり、明るく話しかけたり、パペットが歯を磨いてくれているようにしてみてください。
うがいができるらば、子供の好きそうなフレーバーの歯磨き粉で歯磨きするのもおすすめですよ。
気分が変わって、少しでも歯磨きをしてくれるようになるかもしれません。
そのようなことを試してみても歯磨きがなかなかうまくいかない場合、虫歯が心配ですよね。
その場合は、歯医者さんでフッ素塗布してもらいましょう。
ある程度成長したら、定期的に歯医者さんで健診してもらうことが大切です。
虫歯ができてしまってから歯医者さんに通い始めると、歯医者さんが苦手になってしまう子供も多いですから、小さなうちから歯医者さんに慣れるという意味でも積極的に通うことをおすすめします。
「言うことを聞かないと、歯医者さんに連れて行くよ」など、くれぐれも子供が怖がるような発言は避けましょう。
赤ちゃんのうちは歯磨きに慣れてもらうことが大切
歯が生え始めたら歯磨き開始のサインです。
最初のうちは、歯磨きに慣れてもらうことが何よりも大切です。
それが、今後歯磨きが好きになるか嫌いになるかの分かれ目にもなりかねません。
成長してきたら、ぶくぶくうがいの練習を始め、それもできるようになったら歯磨き粉も使ってみましょう。
どうしても歯磨きを嫌がる場合は、積極的に歯医者さんの定期健診に通うことをおすすめします。