歯磨きを習慣化させよう!子供の歯ブラシの選び方と磨き方
歯磨き 2020.04.07子供の歯磨きは習慣化させることが大事
子供の歯磨きは、習慣化させることが重要です。
それは、大人になっても健康で丈夫な歯で過ごすことに繋がるからです。
赤ちゃんは、生まれてすぐはまだ歯が生えていません。
しかし、生後6ヶ月くらいになると最初の乳歯が生えてきます。
離乳食を始めることが多いこの時期に、子供の歯磨きをスタートさせましょう。
「まだ必要ないのでは」と思う人も多いでしょうが、この時期に歯磨きを始める理由は「歯磨きに慣れさせる」ことを目的としています。
歯をきれいに磨くのではなく、口内に異物が入ることに慣れさせるためなのです。
そのため、赤ちゃんが嫌がって泣いたら歯磨きは中止して、苦痛だと感じないようにするのがポイントです。
歯の磨き方としては、清潔なガーゼをお湯に濡らして軽く絞り、パパママの指に巻き付けます。
それを赤ちゃんの口の中に入れ、優しく歯を磨いていきましょう。
0歳~2歳くらいは歯ブラシに慣れる時期だと思い、歯磨きの練習だと温かく見守ることが大事です。
0~2歳の子供の歯の磨き方!おすすめの歯ブラシは?
ここからは、子供の年齢別でおすすめの歯ブラシと、歯の磨き方をご紹介していきます。
まずは赤ちゃんから乳児期までの期間です。
【0~2歳】
・歯ブラシの選び方
0~2歳の子供は、当然ですが自分でうまく歯を磨くことができません。
そのため、歯ブラシに早く慣れることができる種類を選びます。
持ち手部分が「太く」、「まっすぐ」で「滑りにくい」ものがおすすめです。
ヘッドの毛は「柔らかい」もので、「平切」タイプを選びましょう。
また、動き回る子供対策で、持ち手がソフトな造りのものを選びましょう。
手で押して持ち手が曲がるものなら、子供が誤って転倒しても、大きな怪我に繋がらないでしょう。
・歯磨きのポイント
この時期は歯ブラシに慣れることを目的とする時期です。
0歳前後は遊びの延長になるように磨いてあげると、子供がリラックスできて良いでしょう。
普段から口のまわりを撫でであげる習慣を作っておくと、嫌がらずに歯磨きできる子供も多いですよ。
また、1歳6ヶ月くらいの奥歯が生えてくるタイミングで、子供が自分で歯を磨く練習を開始しましょう。
歯ブラシの持ち方に注意!3~5歳の子供の歯の磨き方
続いては、3~5歳の幼児期の子供におすすめの歯ブラシと、歯の磨き方のポイントをご紹介しましょう。
【3~5歳】
・歯ブラシの選び方
3~5歳の子供は、活発で歯磨き中も動き回ることが多いです。
そのため、先ほどおすすめした「ヘッドがソフトで曲がるもの」を選ぶと、怪我の防止に繋がります。
また、ハンドルは子供が握りやすい「まっすぐ」で「太め」のものが良いでしょう。
ヘッドの毛は「ふつう」を選ぶと、歯の汚れを子供自身が除去しやすいため、おすすめです。
毛先の形状は「平切」タイプを選びましょう。
・歯磨きのポイント
3歳にもなると、子供の乳歯はすべて生え揃うことが一般的です。
この時期は、子供が自分で歯を磨く練習の時期です。
パパママの話を理解できる年齢なので、「歯磨き中は動き回らない」ことや、「歯ブラシの持ち方」などを教えてあげましょう。
歯ブラシは磨く歯によって、毛先が「こちら側を向く持ち方」と「向こう側を向く持ち方」があります。
大人は歯磨きでこれを自然と行っていますが、幼児期の子供は何も分かりません。
子供が覚えやすいように、叱らずに丁寧に教えてあげましょう。
「歯は奥歯から順番で磨いていこうね」など、流れを作ってあげるのも磨き残しがなくなるため、おすすめです。
6~12歳の子供の歯磨きにおすすめの歯ブラシ!永久歯の磨き方
続いては、6~12歳の子供におすすめの歯ブラシと、歯の磨き方のポイントをご紹介しましょう。
【6~12歳】
・歯ブラシの選び方
6~12歳は、自分でしっかりと歯を磨けるようになってくる年齢です。
歯ブラシは「まっすぐ」で「スリム」なものなら、奥歯まで磨けるようためおすすめです。
また、ヘッド部分は「コンパクト」なものの方が、歯の隙間に入りやすく磨き残しが軽減します。
ヘッドの毛は「ふつう」で「平切」タイプのものを選びましょう。
・歯磨きのポイント
この時期は、乳歯から永久歯に生え替わる大切な時期です。
乳歯の奥歯のさらに奥に永久歯が生えてきますが、これが非常に虫歯になりやすい歯だと言われています。
そのため、虫歯にならないよう、しっかりとした歯磨き習慣を身につけることが重要です。
必要であれば、パパママが仕上げ磨きをずっと続けても構いません。
子供だけで歯磨きを済ませる場合は、「奥歯まで磨いた?」などの声掛けを行ってください。
子供に奥歯を磨くことを意識させることが大事ですよ。
子供の歯磨きで重要な仕上げ磨き!おすすめの歯ブラシは?
ここからは、仕上げ磨きについてお話ししていきます。
まだきちんと歯磨きできない乳幼児や、小学生低学年などの場合、パパママが仕上げ磨きをすることが多いですよね。
まずは、仕上げ磨きにおすすめの歯ブラシをご紹介します。
●持ち手がスリムなもの
ペンを握るような感覚で持てる歯ブラシがおすすめです。
奥歯まできちんと届く、ある程度長さがあるものを選びましょう。
●ヘッドが小さいもの
ヘッドの大きさは、子供の口内で使いやすいようコンパクトなものを選びましょう。
奥歯や歯の隙間まで届きやすい「薄型」で、超コンパクトなヘッドがおすすめです。
●毛が柔らかいもの
毛の硬さは、柔らかいものを選ぶと口の中を傷つけにくいです。
仕上げ磨きは、磨き残しがないようにしっかりと磨くため、柔らかい毛が適しているでしょう。
以上が、仕上げ磨きに選ぶおすすめの歯ブラシのポイントです。
上記の磨き方で仕上げ磨きをしたら、最後にデンタルフロスもしてあげてください。
歯ブラシのブラッシングだけでは取り切れない隙間の汚れを、デンタルフロスなら取り除くことができます。
最後は仕上げ磨きをしよう!磨き方のポイントとは?
子供の歯磨きで仕上げ磨きは重要です。
最低でも9歳くらいまでは、以下の磨き方でパパママが仕上げ磨きをしてあげましょう。
ここでは、仕上げ磨きのポイントをご紹介していきます。
●子供の体勢
安全性が高い体勢が望ましいです。
膝の上に頭を乗せて磨くか、正面に立たせて磨く方法もおすすめです。
●基本の磨き方
仕上げ磨きはゴシゴシと力を入れて磨いてはいけません。
子供の口内が傷つかないよう、軽い力でブラッシングしていきます。
歯面に対して歯ブラシが90度になるようにあてたら、小刻みに動かし、1本ずつ丁寧に磨いていきます。
3分くらいを目安に仕上げ磨きを行いましょう。
●磨く場所
虫歯になりやすい歯を重点的に歯磨きするのがおすすめです。
乳幼児の場合、「奥歯4本の噛み合わせの部分」と「前歯2本」が虫歯になりやすい傾向があります。
歯垢が残らないよう、しっかりと仕上げ磨きを行ってくださいね。
子供の歯磨きは乳幼児期から習慣づけることが大事
子供のうちから歯磨き習慣を身につけておくと、大人になっても健康な歯で過ごすことに繋がります。
子供の歯磨きと一口に言っても、年齢によって適している「歯ブラシ」や「磨き方」が異なります。
そのため、年齢に合った歯ブラシを選んだり、ポイントを押さえて歯磨きを行う必要があります。
パパママが行う仕上げ磨きも、磨き残しがないようにしっかり行ってくださいね。