あなたの歯ブラシは清潔?汚れを放置するリスクとその取り方

歯ブラシ 2020.04.10
皆さんは、歯ブラシの汚れについて深く考えることはあまりないでしょう。 しかし、歯ブラシの汚れはいつの間にか溜まっていることが多く、それを放置すると様々なリスクが発生することも考えられます。 それを防ぐためにも、今回は歯ブラシの汚れの取り方に焦点をあててご説明していきます。

「歯ブラシの汚れは気づきにくい」はなぜ?

歯磨きをする時には、「歯ブラシの汚れまで気が回らない」という方が多いのではないでしょうか。

歯磨きは、朝や夜など忙しい時間帯にすることが多く、歯磨きをすることで精一杯という方もいるようです。

そのため、歯ブラシの汚れに対しては「何となく水でさっと流している程度」というのが現状のようです。

つまり、歯ブラシの汚れはある程度溜まらないと気づかないことが多いと言えるでしょう。

また、歯ブラシの毛の根元は透明や白が多いのが特徴です。

透明や白は、さわやかさの象徴とも言えるのではないでしょうか。

毛の根元の色が主張しすぎないことで、歯ブラシを洗面所に置いておいても清潔感が保ちやすいというメリットもあります。

しかし、毛の根元が透明や白だと、歯ブラシが汚れていてもその色に中和されて目立ちにくいです。

そのため、「いつの間にか歯ブラシに汚れが溜まっていた」ということも少なくありません。

そのような状態を防ぐためにも、歯磨きのついでにできるような、手軽な汚れの取り方を把握しておくことがおすすめです。

歯ブラシの汚れは放置しがち!リスク発生の懸念も

歯ブラシの汚れを見つけたら、早めに取ることが大切です。

しかし、述べた通り歯磨きは忙しい時間の合間を縫ってすることも多く、なかなか歯ブラシの汚れまではすぐに対処できないという方もいるでしょう。

また、歯ブラシの汚れが溜まっているような状態は、それがかたまっていることも多く、「取り方が分からない」という声も聞かれます。

では、もし歯ブラシの汚れを長期間放置した場合、どのようなリスクが考えられるのでしょうか。

まず、歯ブラシに汚れがついている場合、不衛生な状態になり、そこから雑菌が繁殖することが考えられます。

特に、歯ブラシを家族のものとまとめて保管している場合は、その雑菌が他の歯ブラシに移ってしまうことも否定できません。

つまり、自分の歯ブラシの汚れは家族にも悪い影響を及ぼす可能性があるのです。

家族のものとまとめて保管する場合は、お互いの歯ブラシがつかないような工夫が必要です。

それだけでなく、雑菌が繁殖している歯ブラシを使って歯磨きをしたとしても、思ったような効果が得られないことが多いでしょう。

昨今では、機能性の高い歯ブラシや歯磨き粉などが売られていますが、そのようなものを使っても歯ブラシが汚れていては、意味がないとも言えます。

歯ブラシの汚れを減らすには?定期的な歯科医院受診も重要

歯ブラシの汚れを減らすには、歯磨き前に食べかすを口内から取ることが大切です。

それには、歯磨きの前にうがいをするのが効果的です。

口内の隅々まで水が行き渡るようにうがいをしましょう。

舌で歯や歯茎などに触れてみて、食べかすが残っていないか確認しながら数回うがいをするのがおすすめです。

そうすることで、歯ブラシの汚れを減らすことができるでしょう。

それから、皆さんの中には歯磨きをする時に歯磨き粉をつけすぎている方がいます。

歯磨き粉は、多くつけたほうが歯の汚れも取りやすいように思いますが、だからといって極端につけすぎるのは良くありません。

歯磨きをする時の圧力で、余分な歯磨き粉が歯ブラシに溜まってしまうことも考えられます。

歯ブラシに歯磨き粉が溜まると、取りにくい汚れとなってしまうため注意してください。

また、銀歯などの詰め物を被せてから期間が経っている方は、それが少し剥がれていることも意外に多いです。

そのような場合、そこに食べかすが詰まりやすいだけでなく、虫歯になるリスクも高まるでしょう。

このような歯の状態は素人では判断できないため、食べかすが詰まりやすいと感じる方は歯科医院を受診することをおすすめします。

次項では、手軽にできる歯ブラシの汚れの取り方についてご説明します。

手軽で習慣化しやすい!歯ブラシの汚れの取り方

歯ブラシの汚れは、長期間放置すると取りにくくなってしまいます。

それを防ぐためにも、歯磨きをした後は歯ブラシの汚れを取る習慣をつけるようにしましょう。

ここでは、手軽にできる歯ブラシの汚れの取り方をいくつかご紹介します。

・歯ブラシを手で削ぐようにする

歯磨きの後には、歯ブラシを手で削ぐようにして汚れを取りましょう。

歯ブラシの毛の間に流水をあてるようにしながらすると、きれいになりやすいです。

・歯ブラシを下に向けて叩きつける

歯ブラシの汚れが落ちても良いように、洗面台などでしましょう。

また、歯ブラシを叩きつけた時の衝撃で、汚れが飛び散ることもあります。

次に洗面台を使う家族のことも考え、その汚れはティッシュなどで取るようにしましょう。

つけ置きで簡単!クエン酸を使った歯ブラシの汚れの取り方

歯ブラシの汚れが溜まってしまった場合、前項のような取り方だけではきれいにならないことが考えられます。

そのような場合には、クエン酸を使って歯ブラシの汚れを取りましょう。

ここでは、クエン酸を使った歯ブラシの汚れの取り方をご説明します。

【クエン酸を使った汚れの取り方】

①コップにクエン酸を溶かす

コップに水と少量のクエン酸を入れましょう。

クエン酸は、食品用または医薬品用を使うようにしてください。

衛生面を考えて、この時に使うコップは使い捨てのものがおすすめです。

②歯ブラシをつけ置きする

①の中に、歯ブラシをつけ置きします。

歯ブラシが浮いてしまわないよう、コップの底までしっかりと入れてください。

夜から朝までつけ置きするのがポイントです。

③汚れを洗い流す

つけ置きが終わったら、歯ブラシに流水をあてながら汚れを洗い流しましょう。

雑菌の繁殖を防ぐためにも、ここまでの作業が終わったら、歯ブラシを乾かすようにしてください。

みるみる取れる!?歯ブラシを使った汚れの取り方

歯ブラシの汚れは、以下のような歯ブラシを使った取り方も有効です。

この方法は、歯ブラシの汚れが取れる様を目で確認しやすいという特徴もあります。

【歯ブラシを使った汚れの取り方】

①歯ブラシを合わせる

こする用の歯ブラシは、できればヘッドの大きさが同じくらいのものを用意すると良いでしょう。

子供用など、あまりヘッドが小さすぎものは、汚れを取るのに時間がかかることが考えられます。

歯ブラシの毛の間に、こする用の歯ブラシの毛を入り込ませるようなイメージで合わせてください。

②歯ブラシをこすり合わせる

この時、あまり力を入れすぎると、こする用の歯ブラシの毛が曲がり、汚れに届きにくくなってしまうため注意しましょう。

③汚れを洗い流す

クエン酸の時と同様、流水にあてながら汚れを洗い流したら、歯ブラシを乾かします。

歯ブラシの汚れ取りを習慣化!取れなければ交換も検討を

歯の健康を守るために重要なアイテムである歯ブラシは、汚れを取っていつでも清潔に使いたいものです。

歯ブラシの汚れが溜まってしまう前に、できれば歯磨きのついでにその都度汚れを取る習慣をつけると良いでしょう。

歯ブラシが汚れていると、雑菌の繁殖が心配なだけでなく、見た目的にも良くありません。

また、今回ご紹介した歯ブラシの汚れの取り方を実践してみてもきれいにならない場合は、新しいものと交換することも検討してみてください。

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