電動歯ブラシの選び方と使い方!気になるおすすめ商品は?
電動歯ブラシ 2020.02.04選び方が難しい電動歯ブラシ・それぞれの違いは何?
電動歯ブラシは、バッテリーが内臓されている自動で動く歯ブラシです。
ただ自動で動けばいいというものではなく、意外と選び方が難しい電動歯ブラシですが、商品によって違いがあります。
まずは「駆動方法」の違いです。
電動歯ブラシは大きく「回転式」「音波式」「超音波式」に分けられます。
○回転式
ブラシ部分が回転することで、歯の汚れを取り除く電動歯ブラシです。
手磨きのように自分で歯ブラシを動かす必要がなく、楽に歯磨きすることができます。
○音波式
音波式の電動歯ブラシは、ブラシが200~300Hzの音波振動でブラッシングします。
音波を発することで速い速度の水流を作り、それが歯垢を除去します。
○超音波式
超音波式の電動歯ブラシは、ブラシが160~200万Hzの振動で動きます。
音波式の電動歯ブラシと比べると振動数がかなり異なり、歯垢を除去する効果がより期待できます。
ただし、他の電動歯ブラシとは違って、自分で歯ブラシを動かす必要があります。
電動歯ブラシの充電時間や交換ブラシの価格に着目するのも選び方の一つ!
電動歯ブラシの選び方として、充電時間や連続使用可能時間に着目するのも一つの方法です。
もし、出張等で電動歯ブラシを携帯することが多いのであれば、バッテリーが長時間もつものやUSBで充電できるもの、充電にそれほど時間がかからないタイプのものを選んでみてはいかがでしょうか。
もしくは、乾電池式のものもおすすめです。
反対に、基本的に自宅でのみ使用する場合はすぐ充電もできますから、それほど充電時間や連続使用可能時間を気にする必要がないといえます。
そのため、比較的値段が抑えめの充電式の電動歯ブラシがおすすめですよ。
電動歯ブラシを選ぶ際は、交換ブラシについても考えましょう。
一般的に、どのような歯ブラシも1か月に1度の交換が推奨されています。
どんなにいい性能でも、ランニングコストがかかってしまうのはできるだけ避けたいものです。
このことから、電動歯ブラシを選ぶ際は交換ブラシのコストも念頭に置いて選択することをおすすめします。
ヘッドの大きさやサポート機能を確認しよう
電動歯ブラシの選び方として、ヘッド部分の大きさに注視することも必要です。
電動歯ブラシは、メーカーや商品ごとでヘッド部分の大きさは異なります。
それぞれの口に合ったヘッドの大きさを選ぶのがベストですが、自分がどれぐらいのサイズ感のものがいいのか分からない場合は、できるだけヘッド部分が小さめのものを選ぶことをおすすめします。
また、商品によっては、サポート機能にも違いがあります。
例えば、歯磨きしている時間を知らせてくれる機能があったり、歯や歯茎へ強い力が加わらないように制御してくれる押しつけ防止機能が搭載されている商品があります。
さらに、専用アプリと連動できる機能を持つ電動歯ブラシもあります。
専用アプリでは、磨き残しがないかなどをチェックすることができますよ。
これは商品によって異なりますから、自分に必要な機能はどのようなものか見極め、選ぶことをおすすめします。
電動歯ブラシの使い方!超音波式は注意が必要な場合も
電動歯ブラシの使い方は、基本的に手磨きと同じです。
歯の側面やかみ合わせ部分にブラシを当てるときは、歯と毛先が直角になるように意識します。
奥歯の裏側を磨くときは、ブラシの上部分を上手に使って磨き残しがないようにします。
歯と歯茎の境目は、斜め45度になるようにブラシを当てます。
前歯の裏側は、歯ブラシを立てて当てるようにしましょう。
ブラッシング時間の目安は、おおむね3分間です。
電動歯ブラシは、口に入れてから電源を入れるようにします。
また、電動歯ブラシにはもともと力がありますので、歯ブラシを歯に強く当てないように注意しましょう。
電動歯ブラシの使い方は以上ですが、回転式か音波式か超音波式か、電動歯ブラシの選び方は迷うものの、超音波式の電動歯ブラシには注意が必要なケースがあります。
それは、心臓ペースメーカーを使用している場合です。
心臓ペースメーカーを使用されている方は、電動歯ブラシ購入前に必ず商品の注意書きを確認するようにしましょう。
電動歯ブラシに使用する歯磨き粉の選び方
この項では、電動歯ブラシに使用する歯磨き粉の選び方について解説いたします。
商品によって、歯磨き粉を使用しなくても十分な洗浄効果が期待できる電動歯ブラシもあります。
そのような電動歯ブラシで使う歯磨き粉の量は、米粒程度でいいといわれています。
また、研磨剤無配合の歯磨き粉が望ましいです。
着色汚れを落とす作用が期待できる研磨剤は、歯や歯茎を傷つけてしまうことにもなりかねません。
そのため、どのメーカーの電動歯ブラシでも、研磨剤配合の歯磨き粉は推奨されていないことが多いです。
さらに、発泡剤成分が多い歯磨き粉も避けるのが無難です。
発泡剤配合の歯磨き粉は、口の中で泡立ちます。
電動歯ブラシに発泡剤配合の歯磨き粉を使用してで磨くことでさらに泡立ち、すみずみまでしっかりと磨けないことにもなりかねないのです。
このことから、できれば研磨剤や発泡剤がまったく含まれていない、もしくは、低配合のものを選ぶことをおすすめします。
電動歯ブラシのおすすめ商品
電動歯ブラシの選び方や使い方を学んだところで、最後におすすめ商品をご紹介していきます。
どれが合っているかはそれぞれですから、自分に合っているものをセレクトしましょう。
◆ブラウン:オーラルBジーニアス9000
参考価格:27,280円(税込)
オーラルB独自の丸型ブラシが高速回転することにより、歯垢をこすり取る機能があります。
押しつけ防止センサーが内臓されていて、ブラシも0.01mmの極細毛なので、歯や歯茎を優しく磨くことができるでしょう。
タイマー機能やアプリとの連動もできる、高機能な電動歯ブラシです。
また、舌クリーニング機能や歯茎ケア機能など、多彩なモードが搭載されているのも魅力です。
さらに、12時間の充電で約12日間も使用できる機能性も持ち合わせています。
◆フィリップス:ソニッケアー エキスパートクリーン
参考価格:28,720円(税込)
ブラッシングの圧力や時間などから、ブラシの交換時期についてお知らせしてくれる機能がある電動歯ブラシです。
ブラシ部分の交換時期は分かりづらいですから、便利な機能といえるでしょう。
また、ブラウンオーラルBと同様に押しつけ防止センサーが内蔵されているので、電動歯ブラシ初心者でも安心して使用することができます。
さらに、クリーン・ホワイトプラス・ガムヘルス・ディープクリーンプラスの4つのモードで、それぞれの歯のお悩みに合ったブラッシングをすることができます。
自分に合っている電動歯ブラシを見つけよう
電動歯ブラシはそれぞれ機能や性能が異なりますので、選び方が難しく感じるかもしれません。
しかし、電動歯ブラシを自宅で使用するのか出先で使用するのか、自分の口の中の環境に合っているかなどをチェックしてセレクトしてみましょう。
電動歯ブラシは、手が疲れずに効率よくしっかりと歯をブラッシングできる便利なアイテムですから、気になる方はさっそく取り入れてみてはいかがでしょうか。