歯磨きをしても口臭が気になる!どんな原因が考えられる?

歯磨き 2020.02.16
自分自身では気付きにくい口臭が周りの人から臭いと思われていないか、不安に感じることでしょう。 人と会話するときは、特に気になりますよね。 また、歯磨きをしていても口臭が気になる、という方は多いようです。 歯磨きをしても口臭が気になる場合は、何が原因となっているのでしょうか。 今回は、歯磨きをしても気になる口臭について詳しくお話しします。 口臭となる原因や対策方法をご覧ください。

生理的な口臭は歯磨きでバクテリアを減らそう!

口臭の原因としてまず挙げられるのが、生理的口臭です。

起床直後や空腹時、緊張したときなど、口臭が気になったことはありませんか。

普通に会話をしている分には気付きにくいのですが、顔の距離が近くなると時々不快に感じてしまう程度の口臭がある場合は生理的口臭が考えられます。

生理的口臭はバクテリアが原因で、唾液の分泌が減少するとバクテリアが繁殖します。

すると、口臭ガスが口の中で発生し、不快な臭いとしてあらわれるのです。

【生理的口臭】

・起きた時
・お腹が空いている時
・緊張している時
・口で呼吸をしている時
・乳幼児期
・学童期
・思春期
・成人期
・加齢
・生理や妊娠している時

こうした生理的な口臭が考えられる場合は、水や食事を摂ったり歯磨きをしたりすることで唾液の分泌を増やしていきましょう。

細菌を減少させることで緩和していきます。

口臭を抑えるためには、適度な唾液の分泌を保つことがポイントです。

外出先で歯磨きができない時などは、ガムやタブレットを噛んだり舐めたりして、唾液の分泌を促してみてください。

口臭は歯の汚れではなく舌の汚れが原因?!

生理的口臭は歯磨きなどによって唾液を分泌させ、バクテリアを減らすことで口臭を緩和することができるとお伝えしました。

しかし、歯磨きだけをしていれば、生理的口臭を完全に予防できるとはいいきれません。

生理的口臭を防ぐためには、バクテリアの餌となる原因を取り除くことが大切なポイントとなるからです。

バクテリアの餌は食べかすや細菌ですが、それらはどこに留まるのでしょうか。

食べかすや細菌の多くは歯に留まるのではなく、舌に付いていることが多いそうです。

舌には微細な突起がいくつもあり、そこにバクテリアの餌となる食べかすなどがこびりついてしまうのです。

舌の表面が少し白くなっている程度であれば問題はありませんが、舌全体が白くなっているのであればバクテリアが餌にする舌苔(ぜったい)が付いている証拠です。

マウスウォッシュや舌磨きを使い、舌を傷付けないアイテムで舌苔を取り除いていきましょう。

舌磨きは歯磨きの前?それとも後?

バクテリアが餌にする食べかすの原因を取り除いて、生理的口臭を防ぎましょう。

ここで疑問なのが、舌磨きはどのタイミングで行えばいいのか、また1日にどれくらい磨けばいいのかということです。

舌磨きは歯磨きをする前に、1日1回行いましょう。

朝起きたら舌ブラシで舌苔を取り除き、そのあとに歯磨きをするのです。

口を大きく開けて、舌を出します。

舌を出しきっていないと嘔吐反射が起こりやすくなるため、できる限り舌を外に出してくださいね。

舌ブラシを舌の後方にあて、前方に向かって掻き出していきます。

ゴシゴシ磨きのではなく、後ろから前に数回動かしましょう。

10回程度繰り返すと、きれいになります。

バクテリアの働きや舌苔が慢性化することが原因で口臭が強くなるため、朝起きたら舌を掃除し、歯磨きをする習慣を身につけてみてください。

なかには歯ブラシで舌を磨く方がいらっしゃいますが、必ず舌専用のブラシを使いましょう。

歯ブラシで舌を磨くと傷つけてしまうからです。

歯磨きをしても気になるのは食べ物や飲み物が原因かも?!

朝起きて舌磨きを行い、歯磨きをしているにもかかわらず口臭が気になる場合は、日頃口にしている食べ物や飲み物が原因かもしれません。

【口臭となりやすい食べ物や飲み物】

・ニンニク

ニンニク食べ過ぎると、口臭だけでなく体臭の原因にもなります。

・ネギ類

ネギ類を食べた後は、臭いが長い時間口腔内に残ります。

・乳製品

舌に存在する細菌が乳製品に含まれるたんぱく質を分解すると、不快な臭いを発します。

・コーヒー

コーヒーに含まれるカフェインは利尿作用がありますから、口の中が乾きやすくなります。

すると唾液の分泌が減少するため、口臭を招いてしまう可能性があります。

さらに舌の表面に付着するため、不快な臭いを発してしまうのです。

こうした飲食物・嗜好品による口臭は一時的なものですが、気になる場合はデンタルフロスや歯磨き、マウスウォッシュでケアしていきましょう。

飲食物・嗜好品による口臭を抑える食べ物や飲み物

食べ物や飲み物が原因の口臭は一時的なもので、歯磨き等を行えば緩和します。

しかし、食後の歯磨きがいつでもできる環境にない時もありますよね。

そんな時は、口腔内の細菌を抑える食べ物や飲み物で対策してみましょう。

【口臭を抑える食べ物や飲み物】

・水

水は無臭であり、口腔内に存在する細菌や食べかすを洗い流すことができます。

また唾液の分泌を促進してくれるため、水でうがいをしたり水を飲んだりしましょう。

手軽に口臭を抑えられる方法ですね。

・キシリトールガム

ガムを噛むと唾液の分泌を促し、口腔内の細菌や食べかすを取り除いてくれます。

口臭予防としては虫歯になりにくいキシリトール配合で、シュガーレスのガムをおすすめします。

・生野菜

生野菜に含まれるビタミンCは細菌を抑える働きがあり、よく噛んで食べることから唾液の分泌も促してくれる食べ物です。

・乳酸菌

乳酸菌は善玉菌として活躍してくれるため、口腔内の細菌を減少させる働きがあります。

しかし、乳酸菌はなかなか口腔内で定着しません。

乳酸菌が含まれるヨーグルトやタブレットを食べる習慣があると、口臭を防ぐことができるでしょう。

虫歯が原因で口が臭くなる!

歯磨きをしても口臭が気になる場合は、虫歯になっていないかを疑う必要もあります。

虫歯ができると食べかすが詰まりやすくなり、歯垢などが原因で細菌が繁殖し、不快な臭いを発生させるからです。

しかし、虫歯の初期は症状が出にくく、なかなか気付くことができません。

気付かないままどんどん虫歯が進行していくと、歯の神経までも脅かしていきます。

腐敗した神経からは不快な臭いが発生するため、口臭となってあらわれるのです。

さらに神経まで達しているまで放置していると細菌が繁殖し、そこに膿が溜まってしまいます。

この膿も強い臭いを発するため、いくら毎日歯磨きをしても口臭は改善しないのです。

口臭の原因となる虫歯を早期に発見するためにも、定期的に歯医者さんで診てもらいましょう。

虫歯の早期発見だけでなく、磨き残しがある場所や歯磨きのやり方、デンタルフロスの使い方なども教えてくれるはずです。

歯が痛くなったら歯医者さんに行くのではなく、虫歯になりやすい人は1~2ヶ月に一度、最低でも3~6ヵ月に一度はメンテナンスを行ってみてください。

いろいろある口臭対策

口臭は様々な原因があり、口臭を軽減する方法もいろいろありました。

口腔内の細菌を増やさないケアが必要です。

食べ物や飲み物が原因の場合は時間の経過で緩和していきますが、気になる場合は歯磨きや口臭を抑える食べ物や飲み物で対策していきましょう。

虫歯による口臭は歯の健康と身体の健康にもかかわってくるため、早めに歯医者さんに受診することが大切です。

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