歯磨きにガーゼをプラス!大人もガーゼで口腔ケアを
歯磨き 2020.02.14歯磨きしても臭う!口臭の原因は「舌」にある!?
毎日、きちんと歯磨きをしているのに、口のなかの乾きを感じたり、口臭が気になることはありませんか。
その原因は「舌」にあるかもしれません。
口臭の原因は、食べかすなどに含まれるタンパク質を細菌が分解することで、「揮発性硫黄化合物」という硫黄ガスを発生することで起こります。
そのため、細菌のエサになるような食べかすを歯磨きでしっかり落とせば、口臭の原因はなくなるはずです。
しかし、体の汚れが垢になって剥がれるように、口のなかの粘膜も外側にある上皮細胞が垢のように剥がれます。
剥がれた粘膜上皮細胞が、舌の表面に溜まり、そこに食べかすや血球成分、細菌などが集まって「舌苔(ぜったい)」になります。
この舌苔が溜まってしまうと、口臭の原因になり、ひどくなると痛みを伴ったり、味覚障害を起こすこともあるので注意が必要です。
人は誰でも体の垢と同じように舌苔は付いているので、あまり神経質になることはありません。
自分の舌を見たときに、少し白っぽいものが舌全体に薄く付いている状態でしたら正常です。
舌の白さや口臭、口のなかの粘つきなどが気になる場合には、大人用のガーゼで口腔ケアをしましょう。
歯磨きと大人用ガーゼで口腔ケア
舌苔が気になる人のなかには、歯磨きついでに歯ブラシで舌をゴシゴシ擦る人がいますが、あまりおすすめできません。
舌はとてもデリケートにできている器官です。
歯ブラシで舌のザラザラとした表面を擦ると、味覚を感じる「舌乳頭(ぜつにゅうとう)」を傷つけたり、取ってしまったりする場合があります。
舌乳頭が傷つけられると、ヒリヒリとした痛みを感じ、味覚を感じにくくなってしまいます。
また、舌乳頭が取れてしまうと、味覚障害を引き起こし、舌に唾液を溜めておけなくなるので、口のなかが乾くドライマウスになる場合があります。
歯ブラシで舌苔を取って口臭予防をしているはずが、ドライマウスになってしまい、ますます口臭がきつくなるということになりかねません。
舌苔を取るには、大人用のガーゼがおすすめです。
舌専用のブラシやクリーナーを使うのも良いですが、大人用のガーゼはブラシやクリーナーよりもやわらかいので、舌を傷つけにくいというメリットがあります。
また、ガーゼで拭き取ると、汚れを自分の目で確認できるので、汚れがきちんと落ちているかどうか判断しやすいのもポイントです。
大人用ガーゼ・おすすめ商品
さきほどからお話ししている「大人用ガーゼ」ですが、乳幼児用とは違い、大人の口腔ケア専門に作られたものが販売されています。
普通のガーゼを切って使うのではなく、口腔ケア用に開発された使い捨てのガーゼの方が衛生的なのでおすすめです。
それでは、いくつかご紹介しましょう。
【マウスピュア®️口腔ケアガーゼ】
医療現場から生まれた口腔ケアガーゼです。
濡れてもやぶれにくい不織布シートで、舌を傷つけにくいやわらかな素材でできています。
さらに、編み目加工で汚れが取りやすく作られています。
・ガーゼサイズ 7.5cm×22cm 2つ折り
・150枚入り
・材質 キュプラ100%
・参考価格 税込み 682円
【マウスピュア®️口腔ケアウエットガーゼ】
ブラスチックのケースに入ったウェットタイプのガーゼなので、1枚ずつ手軽に引き出し、すぐに使えます。
潤い成分が配合され、さっぱりレモン風味なので、使ったあとは口のなかがすっきりするでしょう。
また、やぶれにくい不織布で、水分を多く含んでいるため、粘つく汚れもしっかり取り除き、除菌率は93%とのことです。
・ガーゼサイズ 14cm×18cm
・100枚入り
・材質 キュプラ100%
・参考価格 本体税込み 880円/詰め替え用税込み 682円
歯磨きあとに、このような大人用ガーゼを使って、舌磨きをしてみてください。
歯磨きにプラス!大人用ガーゼの使い方
それでは、大人用のガーゼで舌苔を落とす「舌磨き」をご紹介しましょう。
①ガーゼを水で濡らし、軽く絞って人差し指に巻き付けます。
②ガーゼを舌にあて、力を入れずに、やさしく前後左右に動かしながら舌を拭きます。
③ガーゼに色が付いたら、ズラしてきれいな部分で拭きます。
④ガーゼに色が付かなくなるまで繰り返します。
⑤最後にうがいをして終了です。
舌はデリケートなので、舌乳頭を傷つけないようにやさしく拭いてください。
舌乳頭はザラザラとした突起物なので、一方向に拭いていると汚れが上手く取れません。
前後左右にガーゼを動かして、舌乳頭のカゲに隠れた汚れもしっかり落とすようにしましょう。
また、舌の奥の脇は汚れを取り残しやすいので、注意してください。
舌磨きをするタイミングは、1日1回、朝食後の歯磨きをしたあとに行いましょう。
朝、細菌を減らすことで、その日の細菌の増殖をおさえられます。
また、舌だけでなく、上顎や頬の裏側など、口のなか全体をガーゼで拭き取ると、口腔内をより清潔に保つことができます。
大人用ガーゼでも拭き取れない頑固な汚れにはこれ!
口腔ケアをするときに、歯磨きをしたあとでも、すぐに口のなかが乾いてしまったり、舌苔などの汚れが固まって、大人用ガーゼを使っても落ちにくい場合があるでしょう。
そんなときには、うがいやマッサージをして、唾液がでるように工夫してください。
それでもなかなか拭きとりにくいときは、「口腔保湿剤」を利用すると良いでしょう。
口腔保湿剤は、日常で口のなかの乾きを感じたときに使うものですが、口腔ケアをする前に使うと、汚れをふやかして落ちやすくする効果があります。
スプレー式でしたら、口のなかにワンプッシュ、リキッドタイプであれば口のなかに少量含むだけです。
ジェルタイプは、乾燥が気になる人に向けた長時間保湿ができるものです。
いずれのタイプも口のなかの乾燥を防いでくれるので、口腔ケアに使うと、無理なく汚れを落とすことができるのでおすすめです。
歯磨き代わりにもなる口腔ケアシート
これまで、大人用ガーゼを使った口腔ケアをご紹介してきましたが、舌苔に限らず、水が使えないときや外出先などで、もっと手軽に口腔ケアができる商品もあります。
【ピュオーラ 歯みがきシート】
ウェットタイプなので、水が使えないときでも歯磨きができるシートです。
商品サイズは、10cm×1.5cm×19cmと持ち運びに便利な大きさなので、バッグに入れてもかさばりません。
洗浄成分を配合したシートで、歯をはじめとした口のなかの汚れをやさしく取り除くことができるので、口のなかを清潔に保ち、口臭を防ぎます。
・ガーゼサイズ 14.5cm×20cm
・15枚入り
・材質 天然コットン100%
・参考価格 税込み 495円
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【息すっきりシート フレケア】
こちらのシートもウェットタイプで、いつでもどこでも口腔ケアができる商品です。
キシリトールをはじめとした植物性由来の成分を配合しているので、口臭を防ぎ、細菌の増殖をおさえます。
・爽やかミント味
・30枚入り
・参考価格 税込み 580円
近年、口腔ケアに対する意識が高くなってきています。
他にもさまざま商品が販売されているので、自分に合ったものを見つけてください。
これらの商品は、災害時や旅行などの長時間の移動にも使えるので、日ごろから用意しておくのも良いでしょう。
大人だからこそ歯磨きにガーゼをプラス
人は年齢とともに唾液の分泌が少なくなっていき、口のなかが乾燥しやすくなります。
口のなかが乾燥すると、細菌の増殖が活発になるので、口臭が強くなることが多いでしょう。
乾燥しやすくなる大人だからこそ、手軽に使えるガーゼやシートを使って、きちんとした口腔ケアで口臭を防ぎましょう。