歯ブラシの除菌はどうしてる?紫外線除菌器で菌を抑制しよう
歯ブラシ 2019.09.30使用後の歯ブラシは細菌だらけ!保管方法はどうしてる?
使用後でも、一見真っ白な毛先できれいに見える歯ブラシですが、実はおよそ1億以上もの菌が付着していることをご存知でしょうか。
歯ブラシのケア・保管方法が良くなければ、さらに菌が増殖してしまい、歯の汚れを落とすどころか、口腔内の菌が増加する悪循環に陥る場合もあります。
残念ながら、歯ブラシを完全に無菌にすることはできませんが、可能な限り、細菌の繁殖を抑えた管理をしたいものです。
そこで近年注目を集めているのが、紫外線を使った除菌器です。
この除菌器についてお話ししていく前に、まずは歯ブラシの不衛生な管理方法について見ていきましょう。
・1つのコップに複数の歯ブラシを入れている
家族世帯や恋人同士でよく見られるメジャーな保管方法です。
歯ブラシの毛先が互いに接触することで、虫歯菌の感染経路をつくってしまいます。
・キャップやケースに保管
外部からの汚れを防止するために、そのままキャップやケースに保管している方もいるでしょう。
しかし、毛先が濡れたままでは、菌が増殖する絶好の温床になります。
上記の2つは、一般的な歯ブラシの保管方法とも言えますが、歯を磨く上では衛生的ではないということを理解しておきましょう。
歯ブラシは清潔に保管!紫外線除菌器できれいに収納
歯ブラシの保管方法として話題になっている除菌器は、歯ブラシの毛先を紫外線に当てることで除菌する収納機械です。
除菌器には2種類がありますが、まず、家庭で使いやすいのは「据え置きタイプ」です。
据え置きタイプは、歯ブラシをホルダーに引っかけてぶら下げながら、毛先部分を紫外線で除菌できる形状です。
複数本まとめて除菌することができるので、家族世帯でも5人分は収納に困まることはなく、互いの毛先が接触し合うこともないため安心です。
また、据え置きタイプは壁に設置する壁掛けタイプで、洗面台周りがスッキリする点もメリットです。
そして、もう一つの除菌器の種類には、「持ち運びタイプ」があります。
持ち運びタイプは、歯ブラシ1本をコンパクトに収納するケース型の紫外線除菌器で、職場や旅行先に手軽に持ち歩くことができます。
電池式やUSB充電式になっているものも多く、コンセントが不要なため、出先で電池がなくなっても困ることはありません。
以上のように、2つのタイプは用途が異なるため、自分に合った除菌器を選ぶようにしてください。
紫外線除菌器の賢い選び方!UVランプの寿命をチェック
歯ブラシの紫外線除菌器を選ぶ際は、前述した種類以外にも押さえておきたいポイントがあります。
それは、UVランプの寿命が長いものを選ぶことです。
UVランプとは、紫外線を放射して除菌をするランプで、寿命となる耐久性のチェックは重要です。
特に、より長く・効率良く使うための機能として、一定時間で電源がオフになる自動操作が挙げられます。
最低限必要な電気を使い、無駄な消費をカットする効率・省エネ性は、より長く使うためには大変便利な性能と言えます。
できるだけ長寿命なものを選ぶと、ランニングコストもお得になるでしょう。
また、UVランプの交換方法もチェックしておきたいポイントです。
据え置きタイプの場合、大半の商品はランプの交換が可能ですが、交換ができないものもあるので必ず確認しておきましょう。
なお、持ち運びタイプは、基本的にランプの寿命が尽きたら本体を買い替える必要があるため、より耐久性を優先して選ぶことをおすすめします。
ものによって機能は様々!自分に合った紫外線除菌器を選ぼう
歯ブラシの紫外線除菌器の中には、簡易なものから高機能を備えたタイプがあり、商品によって特徴は様々です。
高性能なものはもちろん値段も張りますが、より便利な除菌器を求めている方には見逃せない機能です。
では、種類豊富の除菌器にはどのような機能が備わっているのか、据え置きタイプの除菌器について具体的に見ていきましょう。
・歯磨きチューブ置き場付き
・カミソリの除菌も可能
・扉を閉じると自動的に除菌を開始
・ボタンを押すと除菌を開始
・乾燥まで自動で行う
・3時間おきに除菌と乾燥を繰り返し行う
以上のように、商品によって自動除菌のやり方、乾燥の有無などはそれぞれ異なります。
例えば、自動に除菌のオンオフができても、除菌のタイミングを調整することができないタイプもあります。
なお、ほとんどの紫外線除菌器は、2回以上の連続照射で除菌力99.9%と謳っているので、あとは自分の使い方合った機能の除菌器をチェックし、選んでいきましょう。
歯ブラシの交換頻度はどれくらい?紫外線除菌器を効果的に使うには
これまでに、歯ブラシの紫外線除菌器について詳しくお話ししてきました。
ハイテクな紫外線除菌器で保管することができれば、歯ブラシに菌が増殖する心配はありません。
しかし、紫外線による除菌器の効果は、歯ブラシのメンテナンスがしっかりできていてこそで、ボロボロの歯ブラシを使いまわしていては意味がありません。
つまり、除菌器を効果的に使うには、適切な頻度で歯ブラシの交換ができているかが大切です。
では、歯ブラシの理想的な交換頻度はどのくらいでしょうか?
結論から言うと、歯ブラシは1~1.5か月の頻度で交換することが推奨されています。
歯ブラシの交換目安の一つに、「歯ブラシの毛先が広がってから」という言葉もありますが、1か月では毛先が広がることも少なく、勿体ないと感じる方もいることでしょう。
しかし、1~1.5か月のスパンで交換が必要な理由には、長く使うことで歯ブラシの様々な問題が生じてきます。
①歯ブラシの弾力性が失われ、歯垢を効果的に落とせなくなる
②毛先の状態が悪くなり、歯茎や歯を傷つけやすくなる
③長く使うほど細菌が増え、衛生的に良くない
このような本来の機能が損なわれてしまえば、毎日除菌していたとしても意味を成しません。
歯ブラシはできるだけ1~1.5か月で交換し、良い状態で歯を磨けるようにしましょう。
1か月足らずで毛先が広がる!まずは磨き方から見直そう
前項では、紫外線除菌器を効果的に使うための、歯ブラシの交換頻度について見てきました。
しかし、中には1か月足らずで歯ブラシの毛先が広がってしまう方もいることでしょう。
交換時期の前に毛先が広がってしまったら、もちろん歯ブラシを交換する必要がありますが、そのような方は歯磨きの力加減を見直すことが大切です。
と言うのは、ゴシゴシと力強く磨いてしまうと、歯ブラシを無駄に交換することに加え、歯や歯茎を傷つけてしまうからです。
確かに、歯のエナメル質は体の中で最も硬い組織であるため、「歯磨きなんかで」と思う方もいるかもしれません。
しかし、どんなに硬いものでも、毎日ゴシゴシと磨くことで歯は摩耗され、その結果、歯がしみる症状が現れるようになります。
せっかく除菌器で歯ブラシを清潔にしていても、磨き方が間違っていては本末転倒です。
まずは磨き方を見直し、歯ブラシの交換時期を整えていきましょう。
紫外線除菌器で歯ブラシをきれいに管理しよう
近年、高機能で様々な紫外線除菌器が登場し、歯ブラシの衛生的な保管が実現できるようになりました。
家庭で使う据え置きタイプや、出先で使える持ち運びタイプなど、自分の用途に合わせて選ぶようにしましょう。
ただし、紫外線除菌器の効果を得るには、歯ブラシのメンテナンスができてこそです。
歯ブラシの交換頻度はしっかり管理し、清潔な歯ブラシをキープしていきましょう。