オーラルケアで使われる洗口液!うがいは必要?必要ない?
オーラルケア 2019.09.29うがいは必要ない?オーラルケアで使われる洗口液とは
オーラルケアとして知られている洗口液ですが、洗口液でピンとこない方はマウスウォッシュやデンタルリンスのほうが分かりやすいかもしれません。
テレビのCMなどでもよく宣伝されていることから、口内環境を良くするためのオーラルケアとして浸透していると言っても良いでしょう。
洗口液は歯磨きの後に使われ、菌の繁殖を抑えたり、口臭を予防する効果が期待されています。
普段の歯磨きの後に使うだけですので、使用方法はとても簡単です。
ただ、洗口液は歯磨きで歯の汚れなどを最初に取り除くことによって初めてその効果が見込めます。
歯磨きをする前の使用は意味がありませんので注意しましょう。
また、歯磨きの代わりにはなりませんので、その点にも気をつける必要があります。
市販で購入できる洗口液は、医薬部外品と化粧品に分かれています。
そして、医薬部外品に分類される洗口液は薬用成分が配合されており、使用後のうがいは必要ありません。
化粧品に分類される洗口液は、口の中をさっぱりさせるなどの効果があります。
オーラルケアとしての洗口液のうがい!なぜ必要ないのか?
洗口液はオーラルケアとして使われていますが、何となく使ってしまっている方も多いかもしれません。
もし、洗口液を使った後うがいをしてしまっていれば、それは間違った使い方です。
洗口液は、基本的にうがいの必要がないのです。
先ほどご紹介したように、洗口液は医薬部外品と化粧品に分かれます。
そして、洗口液が医薬部外品の場合、そこには薬用成分が配合されています。
洗口液を口にした後うがいをすることは、その薬用成分を洗い流してしまうことになるのです。
洗口液による薬用成分をうがいによって洗い流してしまっては、オーラルケアとしても役に立たないことになってしまうでしょう。
そのような残念な結果にならないよう、洗口液を使った後のうがいはしないことが大切です。
なお、洗口液が化粧品の場合もうがいの必要はありませんが、薬用成分は配合されていないため、うがいの制限はありません。
もし、口の中の刺激が強く残るようでしたら、うがいをしても構わないでしょう。
オーラルケアとしての効果を高めたい!洗口液を使うタイミング
オーラルケアとしての効果を高めたいのであれば、洗口液を使うタイミングを確認しましょう。
ただし、どちらのタイミングもうがいは必要ないことを忘れないでください。
◯朝起きた後
朝起きてすぐの口の中は、寝ている間に唾液が減ることによって菌が繁殖している可能性があります。
菌を抑える効果が期待できる薬用成分を含む洗口液の使用がおすすめです。
◯ランチの後
ランチの後も忙しい方には、口の中をさっぱりさせる効果が期待できる洗口液がおすすめです。
朝夜の2回の歯磨きをしっかり行えていれば、ランチ後の洗口液は化粧品に分類されるタイプでも良いでしょう。
◯夜の歯磨きの後
今まで洗口液を使ったことがない方は、夜の歯磨き後の洗口液をおすすめします。
寝ている間の唾液の減少による菌の増殖を抑えるためには、医薬部外品の洗口液が良いでしょう。
◯特別なお出かけの前に
洗口液の中には、フレグランス効果が期待されるものがあります。
このような洗口液なら、特別なお出かけの前に使用することによって、ほのかな香りを漂わせることができるでしょう。
洗口液に似ている液体歯磨き!使い方の違いやうがいの仕方
洗口液とよく間違えられやすいものに、液体歯磨きがあります。
どちらもオーラルケアとして使われていますが、口に含んで使う点が一緒のため間違えやすいと言えます。
こちらで、それぞれ使い方の違いを確認しましょう。
洗口液は歯磨き後に20~30秒程度口に含んで吐き出し、うがいはしないという使い方です。
液体歯磨きは、液体状になった歯磨き粉と言えば分かりやすいでしょうか。
使い方は、液を20~30秒程度口に含ませた後に歯磨きをします。
種類によっては歯磨きの仕方が違い、口に液を含ませたまま歯磨きをする場合と、液を吐き出してから歯磨きをする場合に分けられるようです。
そして、歯磨きをした後は洗口液同様、うがいをしないで済むものがほとんどです。
特に、医薬部外品とされている液体歯磨きの場合は、うがいによる薬用成分の流出を防ぐため、うがいはできるだけしないことをおすすめします。
液体とはいえ歯磨き剤であることから、洗口液よりもうがいをしてしまう方も多いようです。
オーラルケアを心掛けるなら!歯磨きをマスターしよう
洗口液や液体歯磨きはオーラルケアを心がけるような方におすすめのアイテムですが、これらのアイテムだけでは虫歯などを予防することは難しいかもしれません。
どちらも歯磨きが欠かせないことから、こちらでは歯磨きの仕方をご紹介していきます。
適切な歯磨きがオーラルケアをより確かなものにするでしょう。
◯歯磨きする部分を3箇所に分ける
歯磨きをする箇所を、歯の表側・裏側・噛み合わせの3箇所に分けます。
◯歯磨きは1本の歯に対し、10~20回程度にする
数をしっかりカウントしていれば、磨きすぎを防げます。
◯歯磨きの時間は3分程度が目安
1本1本丁寧に磨いた場合、だいたい3分はかかるようです。
磨きづらい箇所は時間をかけて磨いていきましょう。
◯歯ブラシを歯に直角に当てる
歯ブラシを歯に対して直角に当てることで、歯ブラシをしっかり当てて磨くことができます。
◯強すぎない力で磨く
歯を強く磨くことは、歯や歯茎を傷めます。
毛先が開かないよう注意しながら歯ブラシを当ててください。
なお、歯磨き後のうがいは、歯磨き粉をつけた場合はしないか、しても軽く済ませたほうが良いでしょう。
通常の歯磨き後のうがい!歯磨き粉をつけたらしないほうが良い理由
前項で歯磨き後のうがいは、歯磨き粉をつけたらしないほうが良いことをお伝えしました。
その理由は、歯磨き粉の有効成分をうがいで洗い流さないためです。
これは、洗口液や液体歯磨きを使った後、うがいをしないことと同じ理由と言えるでしょう。
それぞれに含まれている有効成分をうがいによって洗い流してしまうことはもったいないのです。
オーラルケアのことを考えるのであれば、歯に良いと思われる成分はできるだけ口の中に留めておくことが大切です。
ただし、歯磨き粉は液体ではありませんし、うがいをする習慣がある人にとってはうがいをしないことはなかなか苦痛に感じるかもしれません。
どうしてもうがいをしたいのであれば、大さじ1杯程度の水でうがいをしましょう。
最初は抵抗があるかもしれませんが、そのうちに慣れてくるようです。
なお、歯磨き粉のつけ過ぎは磨き残しの原因となりますので気をつけましょう。
オーラルケアとしての洗口液や液体歯磨き!うがいは必要ない
オーラルケアを心がける人は洗口液や液体歯磨きを使用しているかもしれませんが、使用後のうがいが必要ないことに注意が必要です。
歯磨きの後に使う洗口液が医薬部外品の場合、薬用成分を残すためにうがいは必要ありません。
また、液体歯磨きも使用後のうがいは同様な理由で必要ないことを覚えておきましょう。
他には、歯磨き粉をつけた場合も有効成分を残すためにうがいは必要ありません。
口の中に有効成分を残すことがオーラルケアとして大切なのです。