小臼歯の抜歯ってどんな感じ?抜歯後に腫れるのはなぜ!?

歯科矯正 2019.06.24

成人の矯正治療では、小臼歯を抜歯しなくてはいけないケースが多いということをご存知でしょうか。

「抜歯」という言葉聞くと「怖い」、「痛い」、「大変」というイメージを持たれる方も多いと思います。

言葉すら耳にしたくない方もいるかもしれませんが、口内の健康のために抜歯について正しい知識を持つことが大切です。

小臼歯の抜歯について、そして抜歯後に腫れることについてご紹介します。

小臼歯を抜歯するのはどんなとき?

小臼歯を抜歯するというケースには次の2つがあります。

1つ目は小臼歯そのものが虫歯に侵されたり、歯槽膿漏で周りの歯茎が腫れることにより痛みを伴い、何とか治療しても残すことができない状態となってしまいやむをえず抜歯となる場合です。

このケースは、ある程度歳をとってから経験することが多いケースでしょう。

2つ目は、歯並びが悪く、矯正治療で歯並びを正すときに歯が重なり合い、歯を並べるスペースを確保するために便宜的に抜歯となる場合です。

矯正治療は学生時代などに治療することが多いため、若いときに経験することが多いケースでしょう。

もちろんこのケースでは、虫歯など何も悪くなってない歯を抜歯することとなります。

1本でも歯は大事で、もったいないと思う方もいらっしゃると思いますが、歯の審美性を保つためにはやむを得ない場合があるのです。

小臼歯を抜歯するのはなぜ?

成人の矯正治療を行うときに、腫れたり、症状が無いにもかかわらず、歯を抜歯しないといけないこともあるという話を聞いたことがあるかと思います。

それは、本来歯が並ぶ分のスペースが確保できていないためです。

綺麗にアーチ状に並べるにはスペースを確保する必要があり、歯を抜歯しなくてはならないのです。

ではなぜ抜歯するのは他の歯でなく、小臼歯が選ばれるのでしょうか。

歯は、一般的に親知らずを含めないと、上下で前歯8本、犬歯4本、小臼歯8本、大臼歯8本、計28本生えています。

前歯、犬歯は口を開けたときに他人からよく見える場所にあるため、抜歯してしまうと見た目があまり良いとは言えない状態になります。

一方、大臼歯は最も大きな歯で、食べ物を噛み、すりつぶすという咀嚼に大きな役割を果たしています。

そういった歯を抜歯してしまうと、審美、機能的に支障が出てしまいます。

したがって、矯正治療で抜歯が必要なときには小臼歯が選ばれるのです。

抜歯する小臼歯の数は症例によってさまざまですが、左右上下4本、左右上2本、左右下2本など抜歯するのが一般的です。

小臼歯を抜歯するのは大変なのか?

抜歯された経験はありますか。

抜歯すると聞けば、誰しも不安や緊張を感じると思います。

子供のときに乳歯を抜歯したり、親知らずを抜歯したり、あるいはボロボロの歯を抜歯したりなど、一度は経験があるのではないでしょうか。

乳歯であれば、生え変わりの時期になればグラグラと揺れているので、自分で抜歯したりもでき、痛みもあまりないでしょう。

一方親知らずの抜歯では麻酔をされ、歯茎を切ったり骨を削ったりして長時間かけて抜歯され、その後も1週間ぐらい腫れることもあり、大変な思いをされた方もいらっしゃると思います。

さて、小臼歯の抜歯ではどうでしょうか。

当然麻酔は必要になります。

麻酔が効いた後に、抜歯をするときに使う特殊な器具で歯をつかみ、ゆっくり歯を揺らしていきます。

そのまますんなり抜歯できることをありますが、小臼歯を場合、根の先が2つに分かれていたり、曲がっていたりすることが多いので、骨に引っかかって短時間で抜歯できないこともあります。

そういった場合には根を2つに割って取り出さないといけないため、大事になることもあります。

いずれにせよ、抜歯をするというのは人生において一大イベントと言って間違いないでしょう。

抜歯するとなぜ腫れるの?

抜歯すると、当然歯のあった部分には抜歯直後の穴が残り、傷口となってしまいます。

お口の中は口腔細菌がたくさん存在するため、その傷口から侵入し感染を起こすと、炎症が起きて腫れることもあります。

ただし、必ず腫れるというわけではありません。

小臼歯の抜歯のような、通常のまっすぐ生えている歯を抜歯するときには、すんなり抜歯することができる場合が多く、周りの歯肉や組織を傷つけることが少ないため、全く症状が出ないこともあります。

よく親知らずを抜いたら、とても腫れると聞いたことがありませんか。

親知らずを抜歯するときには、横向きに生えているなど、歯の生え方によっては歯茎を切ったり、骨を削ったりしないといけないのです。

周りの歯肉や骨などの組織を傷つけ、かなりの体内への侵襲があります。

そのような場合は当然炎症反応が強く出て、腫れることが多くなるのです。

腫れると困ることは

抜歯後に歯茎が腫れると、まず痛みを感じます。

何もしなくてもジンジンと痛くなったり、歯を抜歯した側では物を噛むことが難しくなります。

抜歯後に処方された鎮痛薬を飲んで痛みを和らげることもありますが、噛んだときの痛みは完全に消えるわけではありません。

親知らずの抜歯のような大変なケースでは、片側の顔全体が腫れて、口が開かなくなったり、物を飲み込むときにも痛みを感じることもあるため、全く食事が摂れなくなることもあります。

他にも、抜歯するときに体調が優れなかったり風邪を引いていたりすると、炎症反応が体全体に広がり、熱が出てしまうこともあります。

小臼歯の抜歯のような比較的軽いものであれ、親知らずの抜歯のような重たいものであれ、手術という点では変わりないのですから、体調は万全の状態で抜歯を行ってもらうのが望ましいでしょう。

あまりにも症状が強く出て、鎮痛薬が効かない、腫れが引いてこないなどの異常があれば、我慢をせず抜歯した歯科医院の受診をおすすめします。

食事回などのイベントごとがあるようなときの直前に抜歯すると、腫れることで楽しいはずのイベントが台無しになってしまいます。

旅行や友人とのお食事が近く予定されているときには、抜歯時期にも注意が必要です。

では、腫れないに越したことはありませんが、腫れてしまった場合にいつまで続くのでしょうか。

腫れはいつまで続くの?

抜歯後に歯茎が腫れるとどれくらい腫れが続くのかについては、個人差があります。

もちろん腫れ、痛みなど症状が全くなく経過をたどることもよくあります。

一般的に抜歯すると、麻酔が消え始めて、鈍痛のような違和感を感じ始めます。

その後、だいたい3日目くらいが腫れのピークです。

当然腫れると痛みを伴いますので、例えば左側の小臼歯を抜歯したときでは、左側で食事で物を噛むことが難しくなります。

ピークを過ぎるとそのまま徐々に腫れは引いていき、痛みなども感じなくなり、1週間ほどで落ち着いていきます。

腫れが出てしまうことは予想の範疇であるため、歯科医院では抜歯後に抗生剤と鎮痛薬を処方してくれます。

1週間後に抜歯後の消毒と経過観察を行ってもらい、特に問題なければ通院終了です。

小臼歯の抜歯について正しい知識を!抜歯後に腫れることはよくあること

小臼歯の抜歯についてや抜歯後の腫れについてご紹介しました。

成人の矯正治療では、小臼歯の抜歯はよくあることです。

抜歯ということになれば、誰しも不安になって仕方ありません。

しかし、抜歯後に歯茎が腫れても慌てることはありません。

抜歯後に何か困ったことがあれば、すぐに歯科医院を受診しましょう。

コンプレックスなく明るい未来を。株式会社ソーシャルテック

RANKING

人気記事