電動歯ブラシを家族で共有して効率的なオーラルケア!

電動歯ブラシ 2019.03.19

普通の歯ブラシから、電動歯ブラシに切り替えている人が増えているそうです。

家族みんなのオーラルケアのために性能の良い電動歯ブラシを用意したいところですが、上位機種になれば家族の人数分揃えるのも大変ですよね。

そんな時に、電動歯ブラシを家族で共有出来たらとても便利です。

ここでは、電動歯ブラシを家族で共有する際のポイントと、おすすめの電動歯ブラシをご紹介していきます。

家族のオーラルケアの参考にしてくださいね。

磨き残しのない歯とは…手磨きと電動歯ブラシ

手磨きでも時間をしっかりかけて正しいブラッシングを行えば、歯垢の除去率は60%ほどだと言います。

しかし、手磨きに毎回10~15分ほどの時間をかけるのも大変ですし、どうしても歯ブラシの動かし方に個人差が出てきてしまいます。

歯科医で磨き方を指導されても、手の動かし方のクセなどで、なかなか磨き残しが減らないということもあるようです。

そうした場合には、電動歯ブラシは効果的です。

普通の歯ブラシが届きづらい箇所にブラシを当てるだけで、しっかりと磨けるからです。

ただし、「電動歯ブラシを使っているから大丈夫」と、使っているだけで満足していては危険です。

電動歯ブラシも、手磨きも、正しいブラッシングができてこそ、効果があらわれます。

どんなに高性能な電動歯ブラシを使用しても、正しいブラッシングができていないと、手磨きよりも歯や歯茎を傷つけてしまう可能性が高いのです。

家族、とくに子供が使用するときにも注意が必要です。

普通の歯ブラシと併用しながら、電動歯ブラシでやさしく仕上げ磨きをしてあげるのがよいでしょう。

電動歯ブラシを家族で共有する際には、自分だけではなく家族もしっかりと正しいブラッシングが身についているのかをまず確認するのがおすすめです。

磨き方に自信のない場合は、一度歯科医などで正しい磨き方の指導を受けましょう。

家族の歯を守るために…電動歯ブラシの利点

電動歯ブラシは、短時間で効率よく磨けるのが特徴です。

手磨きだと磨き上げるのに10分ほどかかるところを、約2分ほどで全体を磨くことが可能となります。

また、手磨きと違いシャカシャカと手を動かし続けるのではないので、電動歯ブラシの場合は手もあまり疲れずに済みます。

歯磨きにそれほど時間をかけられない忙しい方にも、短時間で疲れにくいのは大きなメリットです。

家族で共有する場合にも、子供の仕上げ磨きなどが時間をかけずに済むのはありがたいですよね。

また、手磨きに比べて歯垢除去率も高く、手磨きでは届きにくい奥まったところなどもしっかりと磨くことができるのが特徴です。

歯垢とは、歯周病や虫歯・口臭などの原因となる最近の塊のことで、プラークとも呼ばれています。

これが口内のネバネバの原因ともなっています。

電動歯ブラシを使用すると、その振動によって口内が刺激されて唾液の分泌量が増えます。

唾液が増えることで口内の細菌も洗い流され、口の中のネバネバも解消されていくのです。

こうしたことからも、電動歯ブラシを使用することによって手磨きよりも、歯がつるつるになり、口の中のネバつきがなくなると実感する人も多いようです。

電動歯ブラシは、一般的な歯ブラシに比べて歯垢除去率が高く、短時間で済むというメリットがあるので、家族のオーラルケアを考えた場合にはおすすめです。

共有もできる!電動歯ブラシの種類を確認しよう

一口に「電動歯ブラシ」といっても、その構造の仕組みなどから大きく2つに分類されます。

・回転式

小型の丸形ブラシが回転することで、歯垢を浮かせてかき出す方式です。

上位機種になると左右に反復回転しながら上下にも動いて、歯のあらゆるところを磨き上げ、歯垢をかき出していきます。

音波式よりもパワーが強く、歯垢をかき出す能力が高くなっているので、歯垢の除去を目的とする人には回転式の電動歯ブラシがおすすめです。

・音波式

一般の歯ブラシと同じような細長い形のブラシを高速で振動させる方式です。

通常の電動歯ブラシよりも振動回数が多く、その振動によっておこる水流で歯垢を落としやすくしてくれたりもします。

歯垢ポケットにも毛先が入りやすいため、歯茎のケアを考えている人にはおすすめです。

回転式のものよりは振動による刺激が少ないため、歯や歯茎の弱い人は音波式の電動歯ブラシを選ぶとよいでしょう。

また、電動歯ブラシには大きく2種類のものがあると確認しましたが、上位機種になるとそれぞれ搭載されているモードや付属の専用ブラシがいくつもついてきます。

歯周病対策に歯茎ケアができるもの、歯や歯茎がまだ未成熟な子供にも強すぎないブラッシングの強さを選べるもの、舌磨きケアができるもの…など、選択肢はたくさんあります。

上位モデルとなるので家族全員のものを用意するのが大変な場合も、1台を用意して共有すれば、その高性能なブラッシングを家族で体感することができます。

自分や家族にはどういった機能が必要なのかを確認した上で、選んでいけるといいですね。

家族と共有できる電動歯ブラシを見てみよう

【ブラウンオーラルB ジーニアス9000 ホワイト】

歯科クリーニング機器と同じ、丸形のブラシが特徴の回転式電動歯ブラシです。

丸形ブラシで歯を1本1本包み込み、3D丸型回転テクノロジーで浮いた歯垢をかき出します。

押しつけ防止センサーがついているので、余計な力で歯や歯茎を傷つける心配もありません。

歯茎にやさしい「やわらか極細毛」と歯垢をしっかり取り除いてくれる「マルチアクション」の2種類の付属ブラシが付いているので、家族それぞれで選択できるのもうれしいですね。

また、スマートフォンアプリと連携して磨き癖を知らせてブラッシングを改善していくポジション検知機能も搭載されています。

磨き残しが多い子供のブラッシング技術を向上させていくのにもおすすめです。

トラベルケースが付属でついているので、旅行や帰省などの旅先でも家族みんなで共有してオーラルケアに取り組めるのがうれしいですね。

今やアプリ併用は当たり前!?至れり尽くせりの電動歯ブラシ

【ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート】

音波式電動歯ブラシです。

目的別の複数のブラシ、充電用のグラス、アプリ連携と充実の内容が揃っています。

ブラシに合わせて自動でモード設定してくれるので、自分の歯の状態や目的ごとに磨き方がかえられるのが特徴です。

共有している家族それぞれの目的に合わせられるのも魅力的ですね。

ブラッシングの強さ設定も弱・中・強の三段階から選べるので、歯茎をあまり刺激したくない方や子供にも対応できます。

こちらもスマートフォンアプリと連動した機能が搭載されています。

アプリを起動すると、磨き残しを知らせてくれる他、力をかけすぎると弱めるよう画面に指示が表示されるなど、正しいブラッシングに導いてくれる工夫がみられます。

また、グラス型の充電器も特徴的です。

電動歯ブラシ全体のデザインもシンプルですっきりしているので、洗面台に置いていてもスタイリッシュなインテリアにもぴったりですね。

家族と電動歯ブラシを共有するときの注意点

手磨き以上にしっかりと口内をケアしてくれる電動歯ブラシは、ヘッドブラシを家族それぞれで交換していけばシェアすることが可能です。

ここでは電動歯ブラシを家族で共有するときの注意点をいくつか確認していきましょう。

・ブラシは使いまわしをせず、個人個人で用意する

他の人のブラシは使用しないように気を付けましょう。

「家族だから大丈夫」と甘く見てはいけません。

虫歯菌や歯周病菌など、歯ブラシを介して感染する可能性もあります。

口内が出血していた場合、思わぬ感染症に罹患する恐れもあります。

自分のブラシと分かるように、色分けをしたり、目印をつけたりすることをおすすめします。

・電動歯ブラシに合った歯磨き粉を使う

手磨きに比べて何倍もの振動数・回転数が生じる電動歯ブラシで、研磨剤の入った歯磨き粉を使用すると、歯や歯茎が傷ついてしまいます。

また、泡立ちやすい成分となる発泡剤も、口の中が泡だらけになって磨きにくかったり、泡立つことで磨いた気になったりしてしまいます。

しっかりとブラッシングを行うためにも、研磨剤・発泡剤の入っていない歯磨き粉を使用するのがおすすめです。

・ゴシゴシ磨かない

手磨きをしているときのクセで、力任せに磨くのも厳禁です。

自分で力を入れなくても、電動歯ブラシがしっかりと磨いてくれています。

力の加減が難しい子供には、仕上げ磨きから始めて力の入れ具合を覚えさせていくのもいいかもしれませんね。

また、上位機種の電動歯ブラシは力を加えすぎると止まったり知らせてくれたりする機能も付いています。

歯や歯茎を傷つけないためにも、歯に軽く2~5秒ずつ当てていき、少しずつずらすように動かしていくことを心がけていきましょう。

家族とオーラルケアの時間を共有しよう!

多くのメリットがある電動歯ブラシですので、全員の分が揃えられなくても、1台で家族みんなで共有できるのはうれしいですよね。

最近の電動歯ブラシには、しっかりと磨くためのたくさんの機能も付いています。

注意点にも気を付けながら、効率的なオーラルケアで、家族みんなの歯を健康に守っていきましょう。

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