歯ブラシを洗う時に洗剤を使っても大丈夫?洗い方をご紹介!
歯ブラシ 2019.02.20
歯ブラシは、毎日の食後に毎回使うものですので、「汚れや臭いが気になる」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
歯磨きをした後に、水で洗い流すだけではなく、もっときれいにするためには、洗剤を使用して洗うという方法があります。
さらに、洗剤以外のものを使用した洗い方や、より徹底的に除菌するための除菌グッズもご紹介していきますので、歯ブラシをきれいにしたいという方は、ぜひ参考になさってください。
歯磨き後の歯ブラシはしっかり洗うことが大切!その理由
歯を磨いた後には、歯ブラシを水で流すことは一般的に行なわれていることでしょう。
しかし、さっと適当に水で流しただけでは、歯ブラシの汚れを十分に落とせているとは言えません。
雑に洗っただけでは、歯ブラシについている食べかすや目に見えないような細かい汚れや歯垢などは、歯ブラシにこびりついたままになっている可能性があるのです。
歯ブラシにそのような食べかすや汚れが残っているまま放置してしまうと、細菌が増殖してしまう恐れがあります。
細菌がついてしまった歯ブラシをそのまま使用し続けることにより、歯や口の中にも細菌がうつり、最終的には虫歯や歯周病を招く恐れも出てくると言われています。
歯ブラシの細菌が原因で虫歯や歯周病になってしまうことを防ぐためにも、使用後の歯ブラシは、しっかりと洗うことが大切です。
流水でしっかり洗うことも対策の一つですが、それだけでは物足りない方のために、洗剤で洗う方法がありますので、次章でそのお話をしていきます。
歯ブラシを洗剤で洗うことはできる?その注意点とは
歯ブラシを水で洗うだけでは物足りない場合は、洗剤を使用することも一つの方法です。
洗剤を使用すると言っても、洗剤にも多種ありますが、使用しても体に害がないものを使用する必要があります。
歯ブラシを洗うのに体への問題がない洗剤としては、「野菜・果物用の洗剤」です。
反対に、体への害が生じる洗剤としては、ヒ素やメタノール、重金属などの成分などが配合されているもの、酵素や漂白剤などが挙げられます。
こうしたものが入っていないものや、合成界面活性剤などの物質も入っていないものが安心です。
体に害のない洗剤を使用して歯ブラシを洗うことにより、水だけでは落としきれなかった食べかすや油分までを落とすことが可能になるので、細菌が増殖することを防ぐことにつながるでしょう。
洗い方としては、50度くらいのお湯で洗剤水をうすめ、そこに歯ブラシを浸した後、軽い力でもみ洗いをするだけの簡単なものです。
最後は必ず、水でしっかりと流しましょう。
歯ブラシを洗剤以外で洗うとしたら何を使えば良い?
先ほどは、歯ブラシを洗剤で洗う方法をお伝えしましたが、洗剤を使用して洗う方法の他にも、歯ブラシを洗う方法がいくつかありますのでご紹介します。
●イソジンにつける
うがい薬であるイソジンには、口内の消毒に使用するものですので、同様に歯ブラシにつく細菌の対策にも効果が期待できます。
水を入れたコップを用意し、イソジンを数滴入れます。
そこへ歯ブラシのヘッドを浸して少しふりましょう。
また、イソジンの臭いが苦手という方には、他の方法もあります。
●重曹を使う
歯ブラシを洗う方法には、重曹を使うやり方もあります。
100mlの水に小さじ1杯程度の食用の重曹を溶かし、そこへ歯ブラシを浸します。
歯磨きに使用する際には、流水で十分にすすぎながら、軽くもみ洗いすると良いでしょう。
これらのように、洗剤以外にも歯ブラシを洗う方法があります。
しかし、「さらにもっと菌を除菌したい」という方のために、次章では、歯ブラシ除菌器をご紹介します。
洗剤で洗うだけでは物足りない方に!歯ブラシ除菌器のおすすめ
これまでご紹介してきたように、害のない洗剤やイソジン、重曹などを使用することにより、水で洗うだけでは落としきれない汚れなども落とすことが可能になります。
しかし、目に見えない細菌をもっと除菌したいという方には、歯ブラシ除菌器というものがありますので、ご紹介します。
●エセンシア:アドバンス シリーズ ESA-600
特殊紫外線除菌ランプにより、歯ブラシの除菌を行ないます。
自動制御できるインテリジェンス機能搭載なので、3時間おきに除菌と乾燥を繰り返します。
収納についても、通常の歯ブラシを5本と電動歯ブラシの替えブラシ2本を収納することができ、舌ブラシやワンタフトブラシも収納することが可能になっています。
さらに、歯磨き粉のチューブも置くことができ、歯磨き用品をコンパクトにまとめられます。
本体は据え置き型ですが、パネルによって壁にも掛けることができます。
家族みんなで歯ブラシの除菌をしたいというご家庭におすすめの商品です。
●エセンシア:歯ブラシ除菌器 ポータブルシリーズ ESA-101
上記の商品と同じメーカーのエセンシアから発売されている、ポータブルサイズの歯ブラシ除菌器です。
携帯用なのに、除菌力は99.99%と非常に高く、しっかりと除菌をすることが可能です。
機能としては、歯ブラシを入れてフタを閉めると自動的に約7分間作動し、除菌が終了すると自動的に停止するという自動システム付です。
自宅だけではなく、外出先でもきちんと除菌したいという方に大変おすすめです。
歯ブラシを洗うこと以外にも大切なこと!保管方法
これまで、洗剤などを使用した歯ブラシの洗い方をご紹介してきましたが、歯ブラシを清潔に使用していくために大切なことは、しっかりと洗うことだけではありません。
洗った後の歯ブラシの保管方法も重要なポイントになります。
まずは、歯ブラシを保管する際に避けたいことを挙げていきます。
●濡れたまま放置する
歯ブラシをしっかり洗ったとしても、水で濡れたままの状態で置いておくことは、衛生的に良いことではないとされています。
洗った後は、風通しの良い場所で保管するようにしましょう。
●家族分の歯ブラシを同じ入れ物で保管
一つのコップに全部入れておくなど、歯ブラシ同士が触れ合う状態は避けた方が良いことです。
歯ブラシの毛先が触れ合うことにより、虫歯や歯周病の菌をうつしてしまう恐れがあります。
●長い期間歯ブラシを取り替えていない
同じ歯ブラシを数ヵ月、もしくはそれ以上使用していると、しっかり洗っていたとしても、菌が大量に付着していく可能性があります。
さらに、毛先も広がってくるので、歯磨きの効果がうすれていきます。
一般的な歯ブラシの交換時期は、1ヵ月とされています。
もし、毛先がまだ広がっていなくても、1ヵ月以上過ぎた歯ブラシは、すみやかに交換することをおすすめします。
歯ブラシだけでなくコップも洗剤で洗うことが大切!
前章までは歯ブラシをメインとしてお話をしてきましたが、歯磨きをする度に一緒に使うものとして、歯磨き用のコップがあります。
意外と忘れている方も多いかと思いますが、歯磨きをした後に使っている歯磨き用のコップも、しっかりと洗うことが必要なものです。
歯ブラシと同様で、濡れたままコップを放置することにより、水苔が付着してきて、細菌が増殖することとなります。
そこで、食器を洗うのと同じように、台所用の洗剤をスポンジにつけて洗いましょう。
コップでしたら、キッチンハイターを使用することもできますので、キッチンハイターを定期的に使用することもおすすめです。
そして、歯磨き用のコップも歯ブラシと同様に、洗った後は濡れたまま放置することなく、水気をふき取り、日の当たる所や風通しの良い場所などに置いて、しっかり乾燥させましょう。
歯ブラシは洗うだけではなく保管方法も大事!
この記事では、洗剤などを使用した歯ブラシの洗い方や、優れた除菌グッズをご紹介してきました。
水や洗剤などを使用してしっかり洗えても、歯ブラシの清潔を保つためには、その後の保管方法も正しく行なう必要があります。
細菌は水気や湿気のある場所やものが好きなので、歯ブラシやコップなどは、風通しの良い場所でしっかりと乾燥させましょう。