いつも清潔な歯ブラシに!おすすめケースで殺菌消毒
歯ブラシケース 2019.03.13歯ブラシやケースにはたくさんの菌がいる!
人間の口内には、300~500種類ほどの細菌が存在するといわれています。
毎日使う歯ブラシは歯の歯垢を除去してくれるものですが、その歯垢に絡みついた細菌が今度は歯ブラシに絡みついてしまいます。
歯垢1㎎には、約10億もの菌が潜んでいるといわれています。
また、歯ブラシを濡れたまま保管したり、交換することなくずっと同じ歯ブラシを使用していたりすると、雑菌はどんどん繁殖していってしまいます。
携帯用の歯ブラシやケースなども濡れたまま保管されやすいため、雑菌が増殖しやすいと言われています。
歯磨きの後に歯ブラシに付着したまま増殖していくのを防ぐためにも、しっかりと歯ブラシもお手入れしなければなりません。
それでは、歯ブラシについた雑菌を殺菌して、衛生的に歯ブラシを使用するにはどうしたらいいのでしょうか。
次からは、歯ブラシのケアについて詳しく見ていきましょう。
殺菌したいけど…やってはいけない殺菌・消毒方法
使用するごとに細菌が増えていく歯ブラシや歯ブラシケースは、どうすれば殺菌することができるのでしょうか。
殺菌・消毒と言えば「煮沸」を思い浮かべますが、歯ブラシでは熱湯消毒はおすすめしません。
なぜなら、多くの歯ブラシの材質が樹脂製で、熱湯だと変形したり毛質が劣化してしまったりするからです。
また、最近ではアルコール消毒もよく耳にしますが、歯ブラシの除菌に関してはあまり意味がないようです。
もちろんやらないよりはやった方がいいのかもしれませんが、アルコールでは効果のない細菌やウイルスには意味がないので、歯ブラシの除菌もアルコールでは不十分なのです。
ミルトンなどの哺乳瓶用消毒液などは歯ブラシの除菌に効果的だと言われているようですが、同じ次亜塩素酸ナトリウムが成分に入っているからとキッチン用漂白剤を自分で勝手に薄めて使用するのは危険です。
口内の粘膜などはとてもデリケートなので、万が一薬剤が入ってしまうと歯や歯茎なども傷つき、体全体に悪影響を及ぼしかねません。
清潔なのももちろん必要ですが、歯ブラシのケアにふさわしくない方法は安易に選択しないよう、注意しましょう。
殺菌効果を上げる!歯ブラシの正しい保管方法
歯ブラシを清潔に保管するために、毎日のお手入れで気を付けなければならないことはなんでしょうか。
基本は、しっかりと歯ブラシを洗い流すことです。
皆さんは歯磨きをした後、「歯ブラシを3秒ほど水で流して、パッパッと水を払っておしまい!」にしてはいませんか?
歯ブラシについた細菌は、2~3秒水に流しただけでは落としきれません。
歯ブラシの根元や間にも汚れが残らないよう、しっかりと洗い流してあげましょう。
また、保管する前にしっかりと水気を切ることが大事です。
払うだけでなく、タオルで水気を取ったり、ドライヤーで軽く乾かしたりするのもおすすめです。
水気を切ったら、風通しの良い場所で乾燥させましょう。
また、晴れた日には太陽での天日干しも殺菌効果があるようです。
前項でも少しお伝えしましたが、水で希釈したミルトンに歯ブラシを浸けておいて消毒する方法もあります。
天日干しやミルトンは効果的なようですが、毎日行うには少し大変ですね。
毎日気を付けたい歯ブラシの保管方法のポイントは、「しっかりと洗い流すこと」と「十分に乾燥させること」の2つです。
雑菌の繁殖しやすい携帯用の歯ブラシケースでも、この2点をしっかりとおさえて保管しましょう。
これが目安!歯ブラシの交換時期
日常でしっかりと気を付けて歯ブラシや歯ブラシのケースのお手入れをしても、完全には菌を除去することはできません。
殺菌効果の高い天日干しなどを毎日行うのも大変ですよね。
毎日歯ブラシをきれいに洗い流して乾燥させていたとしても、使い続けていくうちに汚れてしまうのは、仕方のないことです。
また、何か月も使用して毛先の開いてしまった歯ブラシは、歯垢の除去率が下がると言われています。
よって、歯ブラシは定期的に交換しましょう。
歯ブラシの交換目安は約1か月と言われています。
忘れないよう、月初めなどに歯ブラシを交換していくことを決めて習慣づけるのもいいかもしれませんね。
それ以外にも、毛先が開いてしまったり、より清潔な歯ブラシを使用したい場合は、1か月を待たずに交換して新しい歯ブラシで歯磨きに取り組みましょう。
1か月も持たずに毛先が広がってしまった場合は、毛先の硬さが合っていないか、ブラッシングが強すぎる「オーバーブラッシング」かもしれません。
歯ブラシの状態を見て、自分のブラッシングを振り返ってみるのもおすすめです。
ケースに入れておくだけのお手軽除菌!歯ブラシ除菌器のすすめ
歯ブラシを清潔に使用していくには、しっかりと洗い流して乾燥させることが大事です。
更なる殺菌効果を求めて、ミルトンを使用したり天日干しをしたいところですが、毎日行うのは難しいですよね。
そこで便利なのが、歯ブラシの除菌器です。
歯ブラシ除菌器は、置いておくだけで紫外線(UV)による除菌を行うことができます。
効果に関しては、少しでも菌が減れば「除菌」したことになってしまうので、より効果の高い製品を選ぶためにも実験結果などが明記された信頼できるものを選びましょう。
また、歯ブラシ除菌器には家庭で使用するタイプと、持ち運びに便利な携帯用のタイプがあります。
家庭で使用できる据え置き型のものは、従来の歯ブラシスタンドと同じように使用することができます。
何本も収納することができるので、家族で使用するだけでなく、歯ブラシを用途別に数種類使用している人にもおすすめです。
携帯用のものはコンセントが不要なものが多く、学校や会社や旅行などにも持ち運ぶことができ、歯ブラシを清潔に使用することができます。
元々携帯用の歯ブラシは、使用後に乾燥されずにケースに入れられてしまうため、中で菌が繁殖しやすい状態にあると言われています。
携帯用の除菌ケースを使えば、手軽に除菌できるので、出先でも清潔な歯ブラシで磨けるようになりますね。
おすすめ歯ブラシ除菌器とは?家庭据え置き用と携帯ケース用
歯ブラシ除菌器は、殺菌効果の高い天日干しなどが行えない時でも、手軽に紫外線による除菌を行い、歯ブラシを清潔に保てるのが魅力でしたね。
ここでは、家庭用・携帯用の歯ブラシ除菌器をそれぞれ紹介したいと思います。
【エセンシア歯ブラシ除菌器 アドバンスシリーズ】
本体搭載の高性能CPUが紫外線除菌とファンによる乾燥を自動制御します。
紫外線による除菌とファンによる乾燥を全自動で繰り返し行うことで99.99%除菌し、歯ブラシをいつも清潔な状態に保ってくれます。
通常の歯ブラシ5本と電動歯ブラシ用カートリッジ2本が収納可能で、家族用としてもしっかりと収納してくれそうですね。
収納本数を抑えて省スペース化を実現したコンパクトタイプもあります。
【REMAX「Leyee」UV殺菌ポータブル歯ブラシケース】
約5分間のUV殺菌で、歯ブラシについた細菌を99.9%除菌することができる携帯用除菌ケースです。
乾電池のいらないUSB充電式なので、モバイルバッテリーなどからも充電可能で、繰り返し使用することができます。
やさしい色合いのケースにはニコニコマークが付いていてかわいらしさ満点なのですが、しっかりとした除菌効果も期待できる、実力派の歯ブラシ除菌器です。
殺菌効果の高い、歯ブラシ除菌器をご紹介しました。
除菌をしていても、歯ブラシそのものが使いすぎて劣化しているのではブラッシング効果も上がりません。
歯ブラシを交換していくことも、忘れないようにしましょう。
歯ブラシを清潔に保って、より効果的なオーラルケアを目指そう!
せっかく丁寧に磨いていても、歯ブラシに雑菌が繁殖していたら残念ですよね。
歯のお手入れと同時に、使っている道具に関してもしっかりとお手入れが必要です。
歯ブラシを使用した時には、しっかりと洗い流して乾燥させることが大事です。
より入念な除菌を目指すのであれば、歯ブラシ除菌器も活用しましょう。
使用しているケア用品も清潔を保って、万全のオーラルケアを目指しましょう。