歯ブラシに詰まったゴミの取り方&ゴミが詰まってしまう原因
歯ブラシ 2018.12.12歯ブラシに詰まったゴミの取り方
歯ブラシに詰まったゴミを取るには、これらのアイテムを使った取り方がおすすめです。
【つまようじ】
つまようじにゴミをひっかけて取ることができます。
比較的大きめのゴミを取りやすいです。
【デンタルフロスや歯間ブラシ】
フロスケアを行っている方は、デンタルフロスや歯間ブラシをお持ちかと思います。
デンタルフロスや歯間ブラシは、100円ショップでも手に入れることができます。
通常は歯に使用するものですが、歯ブラシに詰まった大小のゴミも、デンタルフロスや歯間ブラシにひっかかれば一気に取ることができます。
【綿棒】
綿棒の先を、歯ブラシに詰まった小さいゴミにそっと押し当てて上に引けば、綿棒にゴミがくっついてゴミを取ることができます。
綿棒の場合は、歯ブラシが濡れている状態の方が取りやすいです。
【勢いよく出ている水にあてる】
洗面所や台所の水道に付いているシャワー機能を使った方法です。
水道の蛇口をシャワー機能に切り替えたら、水を出す勢いを一番強くします。
勢いよく水が出ているところに、ゴミが詰まっている歯ブラシを当てます。
そうすると、水の勢いでゴミが取れます。
【水の中でゆすぐ】
大きめのお椀などの中に水をいれて、その中に、ゴミが詰まった歯ブラシを小刻みに振りながらゆすぎます。
水の中で洗うことで、歯ブラシに詰まったゴミが取れやすくなります。
ここに挙げたのは一例です。
これらを参考にして歯ブラシに詰まったゴミが取れるように色々な方法を試してみてください。
歯ブラシに詰まったゴミの間違った取り方
間違った取り方で歯ブラシに詰まったゴミを取ると、歯ブラシの毛を傷めてしまいます。
歯ブラシに詰まったゴミを取るために、ブラシの部分を必要以上にこすったり、強く押し当てたりしてしまうと、歯ブラシの毛先が広がってしまうのです。
歯ブラシの毛先が広がってしまうと、歯を磨く際、歯ブラシの毛が歯に正しい位置で当たらず、綺麗に歯を磨くことができなくなってしまいます。
せっかく歯ブラシを綺麗にしても、歯を綺麗にできなくなってしまったら、歯ブラシに詰まったゴミを取った意味がなくなってしまいますね。
前項でお伝えした方法で歯ブラシに詰まったゴミを取る際も、つまようじなどを必要以上に動かさないようにし、できるだけ短時間で済ませられるように意識しましょう。
歯ブラシにゴミが詰まる原因と歯にゴミが詰まることで起こる体への悪影響
歯ブラシに詰まったゴミの取り方をお伝えしましたが、そもそも、歯ブラシに食べかすなどのゴミが詰まってしまうのには原因があります。
歯周病などが原因で歯と歯の間のすき間が広くなっている人や、入れ歯や歯の矯正器具のサイズが合っていないと、口の中で食べかすが残りやすくなります。
また、虫歯になっている箇所は虫歯菌により歯が溶かされている状態なので、食べ物が詰まりやすくなっています。
そのため、歯を磨いた後に歯ブラシに食べかすが付きやすくなってしまうのです。
もちろん、食べかすなどのゴミが歯に詰まってしまう状態もよくありません。
歯周病や、虫歯になっている歯に食べかすなどのゴミが詰まると、歯周病や虫歯が悪化してしまう場合があります。
食べかすといっしょに、口の中の菌が押し込まれ、炎症を起こしてしまうためです。
恐ろしいことに、歯の病気は、体全体に悪影響を及ぼす可能性もあります。
虫歯や、歯周病の菌が身体に蔓延して、脳梗塞や心筋梗塞に繋がる恐れがあります。
「たかが食べかすくらいで」と侮っていると、大きな病気に繋がりかねないので、注意しましょう。
歯ブラシにゴミが詰まってしまわないように歯のケアをしよう
食事中などで歯に食べ物などのゴミが詰まったとき、つまようじを使ったことはありますか?
つまようじは、歯の上部での使用でしたら問題ありませんが、歯と歯の間のすき間(歯間)の幅よりも広い物を使用して、歯間にねじ込むような取り方をしてしまうと、歯間を広げてしまう可能性があります。
前項でもお伝えした通り、食べかすが歯に詰まりやすくなっていることで、歯ブラシにも食べかすなどのゴミが詰まりやすくなります。
現状よりも歯間が広がってしまっては元も子もありません。
また、歯に詰まってしまうのは食べかすだけではなく、歯垢なども含まれます。
歯に詰まった汚れを取ると同時に歯をいたわれる、一石二鳥のおすすめのフロスケア用品をご紹介します。
●デンタルフロス(F型・Y型)
デンタルフロスはプラスチック製の柄に、糸のような紐が張られていて、それを歯間に差し込み、上下左右に動かし使用します。
デンタルフロスを上下左右に動かすことで、食べかすなどのゴミをそぎ落とします。
・デンタルフロス F型
前歯の歯間の汚れやゴミを取り除きやすいです。
・デンタルフロス Y型
奥歯の歯間の汚れやゴミを取り除きやすいです。
●歯間ブラシ(I字型・L字型・ゴムタイプ)
歯間ブラシは、用途はデンタルフロスと同じですが使用感が違います。
歯間ブラシは、細い金属製のワイヤーに、ブラシが巻きついていて、それを歯間に差し込み、歯間に詰まった食べかすなどのゴミを絡め取ります。
また、デンタルフロスよりも素早く歯間ケアができます。
・歯間ブラシ I字型
前歯の歯間の汚れやゴミを取り除きやすいです。
・歯間ブラシ L字型
奥歯の歯間の汚れやゴミを取り除きやすいです。
・歯間ブラシ ゴムタイプ
やわらかいゴムでできています。
初めて歯間ブラシを使う方や、金属タイプの歯間ブラシを使うことに抵抗がある方にもおすすめです。
●歯間ジェル
歯間ブラシに付けて、使用します。
口臭の防止、口内の洗浄、虫歯の発生や進行の予防効果が期待できます。
歯周病などで弱った歯茎にも使用できます。
デンタルフロスや歯間ブラシは歯間に差し込んで使用するものですが、歯間が狭い方や、大きい食べかすなどが詰まっていると差し込みにくくなります。
そのような場合は無理矢理差し込もうとしないでください。
デンタルフロスや歯間ブラシは、種類が豊富で、細いタイプや小さいタイプなどが販売されています。
選ぶときは自分の歯に合ったものを選びましょう。
歯ブラシに詰まったゴミの取り方を覚えた後は歯ブラシのお手軽な除菌方法
歯ブラシに詰まったゴミの取り方を覚えた後は、簡単にできる歯ブラシの除菌方法を覚えましょう。
なぜ歯ブラシを除菌をする必要があるのでしょうか。
歯を磨くと同時に、口内にあった細菌が歯ブラシにも付着してしまいます。
その細菌の中には、虫歯や歯周病に繋がる細菌も含まれている場合があります。
悪い病気に繋がる細菌を増加させないためにも、定期的に歯ブラシの除菌を行う必要があります。
歯ブラシの除菌に使用する物は熱湯のみです。
細菌は熱に弱いため、歯ブラシに熱湯をかけるだけで殺菌することができます。
歯ブラシにかけるお湯は80℃程度で十分殺菌できます。
歯ブラシを定期的に除菌しないと、虫歯や歯周病にかかってしまう恐れがあります。
口内を良い状態に保つためにも、定期的に歯ブラシを除菌しましょう。
歯ブラシを清潔に保つ正しい保管方法
歯ブラシを清潔に保つために、定期的に熱湯消毒をして除菌をすることは前項でお伝えしました。
では、歯ブラシを常に清潔に保つにはどうすれば良いのでしょうか。
歯ブラシや歯に詰まったゴミをいくら丁寧な取り方で取ったとしても、歯ブラシの状態が不清潔では、口内に細菌を戻すことになり本末転倒です。
歯ブラシを清潔に保つには、歯ブラシを常に乾燥させておくことが重要です。
水気のある場所で繁殖しやすい細菌は、乾燥状態では繁殖しにくくなります。
そのため、歯ブラシも常に乾燥状態を保っておく必要があります。
基本的な方法は以下の通りです。
歯を磨き終わった後に、歯ブラシの水気をタオルやティッシュなどで拭き取ります。
拭き終わった歯ブラシは、湿気が少なく通気性の良い場所に置いておきます。
歯ブラシを置く場所にも水気がないことが重要です。
ご家族の歯ブラシをまとめて同じ場所に置いている場合も、歯ブラシを1本ずつ保管できるような専用のホルダーを利用するようにしましょう。
歯ブラシにゴミを詰まらせる前にこまめなフロスケアを!
歯のすき間に食べかすが詰まりやすくなっていることで、歯ブラシにゴミが詰まってしまうことが分かりました。
歯並びや歯のすき間をすぐに矯正することは難しいですが、歯を磨く前に、歯に詰まっている食べかすなどのゴミを除去しておくことは簡単です。
歯ブラシを清潔に使用して、虫歯や歯周病にならないためにも、歯に詰まっている食べかすなどはフロスケア用品などを利用して歯を磨く前に取り除いておきましょう!