歯ブラシに付いたカビの取り方&管理方法を解説!

歯ブラシ 2018.12.16

みなさんは、歯ブラシにカビがはえているのを見たことがありますか?

見たことがない方も、普段お使いの歯ブラシの手入れを怠ってしまうと、カビが発生してしまうかもしれません。

歯ブラシにカビが発生してしまうのは、歯ブラシの管理の仕方に原因があります。

今回は、歯ブラシに付いたカビの取り方と、歯ブラシに付いたカビを取った後も、安心して歯ブラシを使っていけるように、正しい歯ブラシの管理方法もご紹介します。

なぜ、歯ブラシにカビがはえてしまうのか!?

歯ブラシに付いたカビの取り方を知る前に、そもそも、なぜ歯ブラシにカビがはえてしまうのかを確認しましょう。

まず、人間の口の中にはたくさんの細菌が存在しています。

日々、私たちは空気中に舞っている風邪などの菌や、カビの胞子を口から取り込んでいます。

その菌やカビの胞子などの細菌は、口の中を清潔に保たないと、どんどん増殖していきます。

それらの細菌の増殖を抑えるためにも、歯磨きをすることは大切です。

しかし、歯磨き後は口の中は綺麗になったとしても、歯ブラシには口の中の細菌が付いたままになっています。

細菌が付いたままの歯ブラシを使ってしまうことで、歯ブラシに細菌がどんどん繁殖してしまい、目に見えて分かる、茶色や黒い色の大きいカビに成長してしまうのです。

カビが付いた歯ブラシを使うと、口の中にどんな悪影響があるのか?

普段使っている歯ブラシにカビがはえていたら一大事ですよね。

歯ブラシにカビがはえていても、1度使ってしまったくらいでは、問題ありません。

しかし、カビが付いた歯ブラシを使い続けることで、口の中や歯にどんな悪影響があるのでしょうか。

さっそく、確認していきましょう。

歯ブラシにはえてしまうカビは、ほとんどの場合、歯ブラシの毛の付け根に発生します。

そのため、歯ブラシの毛の付け根にカビがはえてしまった歯ブラシを使い続けると、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。

また、カンジダという名前のカビが舌や口の粘膜に生息するようになり、口臭や口内炎などの症状が出てきてしまう恐れもあります。

そうならないためには、歯ブラシにカビを付けたまま歯を磨かないようにしましょう。

次項では、歯ブラシに付いたカビの取り方をご紹介します。

歯ブラシに付いたカビの取り方①

歯ブラシは、ヘッドにたくさんの毛があったり、歯ブラシ全体の形状も細かったりするので、歯ブラシ自体を綺麗にしようとすると、どのようにすればいいのか迷ってしまいますよね。

ここでは、歯ブラシの毛の根元に付いたカビの取り方をご紹介します。

初めにご紹介するカビ取り剤は、強力な殺菌効果が期待できる「台所用漂白剤」です。

台所周りの食器や調理器具などに使用するイメージのある台所用漂白剤ですが、口を付ける歯ブラシへの利用も可能です。

まず、以下の2点を用意します。

・泡スプレータイプの台所用漂白剤
・コップ(陶器やプラスチックでもOK)

次に、用意したコップに、カビの付いた歯ブラシの先端が下になるように入れ、歯ブラシの先端に泡スプレータイプの台所用漂白剤がかかるように3プッシュほどかけます。

そうしたら、そのまま1分程度浸けます。

それだけで、除菌は完了です。

最後に、除菌に使用した漂白剤と歯ブラシの先端に付いているカビが残らないように、しっかりと水ですすいでください。

歯ブラシに付いたカビの取り方②

前の項に引き続き、歯ブラシの毛の根元に付いたカビの取り方をご紹介します。

ここで使用するカビ取り剤は、「クエン酸」です。

クエン酸は弱酸性なので、口に含んでしまっても人体に影響はありません。

ですから、お子様にも安全にご使用いただけます。

それではまず、以下の物を用意します。

・粉タイプのクエン酸またはスプレータイプのクエン酸
・コップ(陶器やプラスチックでもOK)
・水(粉タイプのクエン酸を使用する場合)

用意したコップに、カビの付いた歯ブラシの先端が下になるように入れます。

粉タイプのクエン酸を使用する場合、用意したコップにクエン酸を入れて水で溶かします。

水の量は歯ブラシの先端が浸かる程度で大丈夫です。

スプレータイプのクエン酸の場合は、歯ブラシの先端に向けて3回ほどプッシュします。

どちらのタイプのクエン酸の場合も、1分程度置いておきます。

最後に、水でよくすすぎましょう。

クエン酸は赤カビなどを殺菌する効果がありますので、歯ブラシに薄く付いている程度のカビであれば簡単に落とすことができます。

そして、歯ブラシにはえてしまうカビは、歯ブラシを正しく管理することで、カビの発生を大幅に抑制することができます。

歯ブラシの正しい管理方法は次項で解説していきます。

歯ブラシに付いたカビの正しい取り方を覚えたら管理方法も知っておこう!

歯ブラシが清潔に保たれていないと、歯を磨くたびに歯や口の中に菌を蔓延させてしまう可能性があり、虫歯や歯周病の発症に繋がってしまう恐れがあります。

歯ブラシに付いたカビの正しい取り方を覚えた後は、歯ブラシの正しい管理方法と保管方法を覚えましょう。

まず、歯を磨いた後は歯ブラシを水でよく洗いましょう。

水を流しながら洗うと衛生的です。

歯ブラシを水で洗い終わったら、タオルなどで水気を吸い取り、特にブラシ部分をしっかりと乾燥させます。

歯ブラシにカビを発生させにくくするためには、歯ブラシを乾燥させておくことがとても重要です。

なぜなら、歯ブラシが濡れたままになっていると、細菌やカビが一気に増殖してしまうからです。

次に、歯ブラシを乾燥させておくための歯ブラシの保管場所です。

みなさんは、普段どこに歯ブラシを保管していますか?

おそらく、ほとんどの方は、歯磨き後の口をすすぐ用のコップの中に入れたり、歯ブラシ専用ホルダーに差して保管していることが多いと思います。

また、ご家族などで複数人分の歯ブラシをまとめて保管している方もいらっしゃるでしょう。

乾燥状態を保てるのであれば、これらの保管場所でも問題ありません。

しかし、コップやホルダーが濡れたままになっていると、そこで細菌が繁殖して、歯ブラシにも広がってしまいます。

コップやホルダーはできるだけ湿気の少ない通気性の良い空間で保管したり、水や汚れが溜まってしまう前にこまめに掃除しましょう。

複数の歯ブラシをまとめて保管している方は、一本ずつ違う場所に保管するか、一本ずつ歯ブラシを保管できるホルダーに保管して、こまめに掃除をしましょう。

歯ブラシを交換すべきタイミングを知ろう!

歯ブラシに付いたカビの取り方をマスターして、どんなに歯ブラシの状態を清潔に保ったとしても、歯ブラシは基本的に毎日使用するものです。

歯ブラシの毛の弾力性が落ちたり、ブラシの形状が変化してしまったりするため、永久には使えません。

次に挙げる項目に1つでも当てはまっていれば、歯ブラシの交換時期のサインです。

今すぐ自分の歯ブラシをチェックしてみてください。

・歯ブラシを使用してから1ヵ月経過

・歯ブラシのヘッドを裏から見て毛が横にはみ出している

・歯ブラシの毛の付け根が変色し始めた

繰り返しになりますが、「わたしの歯ブラシは使い始めてから1週間だから大丈夫。」という方も、これら3点のチェック項目に1つでも当てはまっていたら、その歯ブラシは交換が必要です。

また、これらの項目に1つでも当てはまっていると、正しく歯を磨くことができず、さらに口の中や歯ブラシに大量の細菌を残すことになります。

歯磨きをする前はこれら3点のチェック項目を思い出し、自分の歯ブラシの状態を確認する癖をつけましょう。

また、いつでも新しい歯ブラシに交換できるよう、新しい歯ブラシをストックしておきましょう。

歯ブラシにカビを生やさないように心がけましょう!

今回ご紹介した、「歯ブラシに付いたカビの取り方」は、カビを発生させないために定期的に行っても良い方法です。

歯ブラシの正しい除菌の仕方と歯ブラシを常に乾燥させておくということさえ守ることができれば、歯ブラシへのカビの発生を大幅に抑えることができます。

また、どんなに清潔に歯ブラシを保管していたとしても、1ヵ月に1度は新しい歯ブラシに交換するようにしましょう。

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