歯ブラシは柔らかいブラシが使いやすい!おすすめをご紹介
歯ブラシ 2018.11.08歯ブラシは使用目的で作りが違う!
歯ブラシは、歯ブラシごとに使用目的が設定されています。
パッケージを見ると、「虫歯予防」や「歯周病・歯肉炎対策」など表記されている歯ブラシがたくさんあります。
虫歯予防を目的に作られた歯ブラシの特徴は、ヘッド部分が小さく、ブラシ部分が山型にカットされていることが多々あります。
ヘッド部分が小さい理由は、口内の狭くて細かいところまで磨けるように設計されているからです。
そして、ブラシ部分が山型にカットされている理由は、歯の凹凸や歯間に入りやすいように作られているためです。
その山型のカットを活かすには、歯ブラシを歯に垂直にあてて、縦に小刻みに動かします。
もし縦ではなく横に動かすと、山型の中の長い毛のブラシが先に傷んでしまい、歯ブラシの交換時期が早まるので、注意をしましょう。
一方、歯周病・歯肉炎対策で作られた歯ブラシの特徴は、ブラシの毛先が細く、ブラシ部分が柔らかい作りになっていることが多々あります。
一般的な歯ブラシの毛の細さは約0.2mmとされ、それよりも細いブラシが極細毛と呼ばれています。
ブラシの毛先が細い理由は、歯と歯茎の間にある歯周ポケットの汚れをかき出すためです。
そして、ブラシ部分が柔らかい作りになっているのは、優しく歯磨きができるようにするためです。
ブラシが固い歯ブラシを使うと、歯肉炎気味の歯茎だと損傷する可能性があるので、柔らかい歯ブラシで丁寧に磨きましょう。
また、ヘッドが小さい方が細かく磨けるのでおすすめです。
柔らかい歯ブラシの使用がおすすめ!理由は?
歯ブラシの硬さには、「やわらかめ」・「ふつう」・「かため」があります。
どの硬さにするか選ぶには、自身の歯茎の状態や、普段どれくらいの力を入れて歯磨きを行っているかなどが関わってきます。
「かため」の歯ブラシは、歯茎が締まっていて健康で、しっかり磨けたという感覚が欲しい方に向いているでしょう。
そして、ブラシが硬いので少しの力でも歯が磨けることから、年配の方でもしっかり歯磨きを行えます。
しかし、歯磨きは必要以上に力を入れて行う方が多いといわれているので、歯や歯茎へのダメージが気になる方にはおすすめしません。
「やわらかめ」・「ふつう」の歯ブラシは、「かため」ほど歯ブラシの弾力は強くはなく、軽い力で丁寧に磨く必要があるので、歯磨きに時間がかかることが難点です。
しかし、歯や歯茎へのダメージが比較的少なく、様々な人が使えるように作られています。
特に「やわらかめ」は、口内をいたわりながら歯磨きができます。
そのため、歯肉炎や口内炎などが気になる場合は柔らかい歯ブラシを使いましょう。
歯ブラシの硬さで悩んだときは、柔らかい歯ブラシを使うと良いでしょう。
おすすめ!柔らかい歯ブラシ~市販品編~
前述したように、歯磨きをするなら柔らかい歯ブラシがよいでしょう。
ここでは、スーパーやドラッグストアなどで購入することができる市販品で、おすすめの柔らかい歯ブラシをご紹介します。
【EBiSU プレミアムケア】
・カラー:黒、青、白、赤
一般の歯ブラシが3~5列に対し、ぎっしり6、7列も植毛されてある幅広ヘッド部分で、歯の面を包むようにして磨けることが特長です。
幅広ヘッドで歯の接触面積が広いので、簡単に効率よく汚れを除去することができます。
そして、柔らかいブラシでありながらハンドル部分が太めに作られているので、軽い力で歯磨きができます。
【シュミテクト やさしく歯周ケア】
・カラー:ピンク、青、青緑、水色
極細毛で柔らかいシルキー毛が、歯や歯茎へのダメージを和らげ、優しく磨けることが特長です。
ヘッドが小さく、歯ブラシの口に入れる部分がカーブを描いているアングルネック仕様なので、奥まで磨けます。
【LION デントヘルスハブラシ】
・カラー:ピンク、ブルー
ブラシ部分の中央には超極細毛、外側には高密度の植毛がされており、同時に歯周ポケットの清掃と歯茎をマッサージできることが特長です。
歯と歯茎の境目に45度であてて磨くことを前提に設計されているので、歯ブラシを真上から見るとブラシの中央が盛り上がっていることがわかります。
ブラシの外側部分は左右45度ずつ角度が付いていて、歯の面も磨けるような作りになっています。
おすすめ!柔らかい歯ブラシ~歯科専売品編~
歯科専売品とは、歯科医院で販売するために作られた商品を指します。
使用目的ごとに特徴がある歯ブラシに設計されていて、患者に指導しやすいような商品となっています。
スーパーやドラッグストアではあまり見られませんが、歯科医院の他に、大型の雑貨屋や通販で購入することができます。
【CURAPROX(クラプロックス) ウルトラソフト】
・カラー:12色(選択不可)/36本入り
もちもちしている柔らかい毛が高密度で植毛されている歯ブラシで、歯の汚れをより取り除けることが特長です。
そして、歯肉にあてる理想の角度45度を八角形のハンドル部分が、キープできるように補助してくれます。
また、ブラシの毛にはポリエステルファイバーを使用しているため、長持ちする経済的な歯ブラシです。
【ルシェロ 歯ブラシOP-10】
・カラー:ホワイト
ブラシ部分がドーム状カットになっており、平切り状と違って角があたらないようになっている作りが特長です。
重度の歯周炎の方、外科処置後の方におすすめの歯ブラシです。
毛が歯肉にあたりにくく、太さが4mil(約0.1016mm)の超極細毛で、ひたすらやさしく歯を磨けます。
【TePe(テペ) スプリーム】
・カラー:9色(選択不可)/20本入り
人間工学に基づいたデザインの歯ブラシで、ブラシ部分の先端が奥まで磨けるように細くなっている作りが特長です。
ハンドルの前面にサムパッド(親指あて)、背面には滑りにくい素材が使用されているので、握りやすくなっています。
ブラシは2層構造で、長くしなやかなテーパー毛が歯間や歯周ポケット、矯正器具の汚れをかき出します。
歯ブラシを小刻みに動かしにくい方は電動歯ブラシがおすすめ
歯磨きは、歯ブラシを小刻みに動かして汚れをかき出すことが大切です。
しかし、この小刻みに動かすことがあまり得意ではない方は多いのではないでしょうか。
そんな方には、電動歯ブラシをおすすめします。
電動歯ブラシはブラシの振動によって歯を磨くので、ゆっくりと手をスライドするように動かすだけで良いのです。
そして、自分で小刻みに動かすよりも、電動歯ブラシによる細かな振動数の方が圧倒的に多いので、短時間で磨きあげることができます。
特に、振動数が多いのは超音波タイプの電動歯ブラシです。
毎秒2万回を超える音波を発生させるので、ますます歯垢を取り除く効果が期待できます。
また、超音波タイプは、回転するタイプ・音波タイプの電動歯ブラシよりも振動が細かいので、歯や歯茎へのダメージが比較的少ないです。
そのうえヘッドを柔らかいブラシにすれば、歯肉炎や口内炎などが気になる方も、安心して歯磨きができますね。
オーラルケアは歯磨きだけでは終わらない!
「歯磨きを終えたら、口と歯ブラシをすすいで終了」という方、結構多いのではないでしょうか。
歯磨きのみだと、歯の汚れを全体の約6割までしか取り除けず、残り約4割は口内に残っている状態です。
そこで、歯磨きを終えたあとに、「デンタルフロス」や「洗口液」を使うことによって、9割近くまで汚れを取り除くことができるのです。
「デンタルフロス」は、歯ブラシでは届かない歯間の汚れを取り除くことができます。
そして、糸巻きタイプとホルダータイプがあり、使用箇所によって使い分けをする必要があります。
糸巻きタイプは、全体の歯間を清掃できますが、使い慣れるまで少し時間がかかるようです。
ホルダータイプは既に糸が張ってあるので、初めての方でも使いやすいですが、清掃できるのは前歯中心になります。
製造会社ごとに糸が柔らかい作りであったり、細めに作られていることもあるので、事前に確認してから使うようにしてください。
また、「洗口液」は、歯磨き・デンタルフロスのあとに、落とし切れていない汚れを吸着させて落とすことができます。
薬用表記がある洗口液がおすすめです。
そうすれば、歯ブラシ・デンタルフロスが届かなかった場所まで洗口液がいき渡り、殺菌ができます。
歯磨き、デンタルフロス、洗口液の流れで行えば、口内を清潔に保つことができます。
様々な柔らかい歯ブラシで歯磨きを楽しもう!
歯ブラシは、歯ブラシごとに虫歯予防や歯周病・歯肉炎対策など、使用目的が設定されています。
また、「やわらかめ」の歯ブラシは、口内をいたわりながら歯磨きができます。
歯ブラシには市販品と歯科専売品があるので、違いを意識しながら、どちらもお試しください。
歯磨きだけではなく、デンタルフロスと洗口液などを使うことによって、より口内の汚れを取り除くことができ、清潔に保つことができます。