歯ブラシはいつ交換する?歯ブラシを交換するまでの期間とは

歯ブラシ 2018.10.21

同じ歯ブラシをどれくらい使い続けていますか。

歯ブラシの交換時期は目安が分かりにくく、同じものを使い続けてしまう人も多いと思います。

しかし、歯ブラシを交換せずに長期間使い続けると、さまざまな問題の原因になるかもしれません。

そこで、今回は歯ブラシの適切な交換時期や、逆に交換を怠った場合に起こる可能性のある問題などについてお伝えしていきます。

歯ブラシはどれくらいの期間で交換してる?

歯ブラシは、どのくらいの期間使ってから交換していますでしょうか。

毎日の歯磨きには欠かせない歯ブラシですが、使用しているうちに劣化してくると汚れを落としづらくなってきます。

当然ですが、そのままでは歯磨きの効果が低下し、口の中には汚れが残ってしまうでしょう。

そうしますと、虫歯や歯周病になるリスクが高くなるのもまた当然と言えます。

また、劣化した歯ブラシを使用し続けた場合、もっと直接的に歯や歯茎などにダメージを与えてしまうことも考えられます。

本来虫歯などの口腔トラブルを予防するための歯磨きで、その口腔トラブルを招いてしまっては元も子もありません。

ゆえに、同じ歯ブラシを長期間に渡って使用するのは、ナンセンスであると言うほかありません。

歯ブラシの交換を怠ると?

歯ブラシの交換を怠ったまま長期間に渡って使用し続けると、歯ブラシの毛は劣化し、汚れの除去効果が大きく損なわれます。

それはすなわち、磨き残しができやすくなるということにほかなりません。

歯磨きをするたびに毎回磨き残しができてしまっていては、いずれ虫歯や歯周病になってしまう可能性も高くなるでしょう。

しかし、劣化した歯ブラシを使用し続けることによって起こる問題は、それだけではないのです。

先ほどもお伝えしたように、劣化して毛先が開いた歯ブラシを使用していると、歯ブラシが歯や歯茎を直接的に傷つける恐れがあります。

たとえば「歯肉縮退」といって、歯茎が下がり、歯の根元の部分が露出することがあります。

この歯肉縮退は年齢によって進行しますが、毛先が開いた歯ブラシを使用していると、これが加速されると言われます。

また、「くさび状欠損」といって、歯の根本などがくさび状に削れてしまうこともあります。

そうすることで削れてしまったところから、さらに虫歯などにつながる可能性があるのです。

ほかにも、歯茎や口腔粘膜に歯ブラシが傷をつくることで細菌などが入り、炎症を起こす可能性もあります。

劣化した歯ブラシを使用し続けることは、これらの問題の原因のひとつと言われています。

そのため、歯ブラシは一定の期間で交換することが望ましいのです。

歯ブラシは一定の期間で交換しよう

一般的に、歯ブラシは一ヶ月くらいの期間使用したら交換することが推奨されています。

しかし、現実には二ヶ月以上に渡って同じ歯ブラシを使用している方も多いようです。

交換時期が過ぎた歯ブラシを使用していると、さまざまな口腔トラブルの原因となることは先に述べた通りです。

そこで、歯ブラシのを交換する時期を間違えないための方法をご紹介します。

・歯ブラシ交換日を決める

たとえば「毎月一日に歯ブラシを交換する」など、歯ブラシの交換日をあらかじめ決めておくことで、定期的に交換する習慣を身につけられます。

また、そのためには前もって換えの歯ブラシを用意しておくと良いでしょう。

とは言うものの、月に一度くらいの頻度で歯ブラシを交換していると、交換するときには毛先がまだ開いていなかったりして、もったいないと思う方もいるでしょう。

そのような方は以下のような基準で歯ブラシを交換しましょう。

・毛先が開いてきたとき

歯ブラシのヘッドを裏から見て、ヘッドから毛先がはみ出していたら交換が必要です。

使用期間がどうであれ、こうなった歯ブラシは交換時期のサインです。

・毛の弾力性が落ちてきたとき

毛の弾力性は歯ブラシにとってとても重要です。

歯ブラシは毛の弾力性による、いわゆるコシによって汚れを落とすのです。

たとえ毛先が開いていなくても、弾力性が落ちた歯ブラシは交換しましょう。

ともあれ、口腔トラブルの予防のためには、やはり一ヶ月に一度交換するというのをおすすめします。

電動歯ブラシはどれくらいの期間で交換する?

通常の歯ブラシは、一ヶ月くらいの期間使用したら交換するべきであると先に述べました。

では、電動歯ブラシの場合はどうでしょう。

ここでは、電動歯ブラシの交換時期についてお話しします。

一般的に電動歯ブラシは、誤った使い方をしていなければ、そうすぐには毛先が広がったりしません。

なぜなら、通常の歯ブラシとは違い、ブラシをあまり歯に押しつける必要がないからです。

そして、電動ブラシの場合は、メーカーや製品にもよりますが、およそ二ヶ月から三ヶ月くらいでブラシを交換するように案内されます。

これは早めに交換するつもりで、二ヶ月くらいと思っておくと良いでしょう。

しかし、使用状況などによってはその限りではないと考えられます。

通常の歯ブラシであれば一ヶ月くらいで交換するべきなのですから、衛生的な部分なども考慮するならばこちらも一ヶ月くらいで交換しても良いかもしれません。

毛が開いた歯ブラシを復活させる方法

基本的に歯ブラシは、一ヶ月くらいで交換するべきです。

また、毛先が開いてきた歯ブラシは、使用期間に関わらず交換しましょう。

しかし、毛先が開いた歯ブラシをもとの状態に戻す方法というものが知られています。

その方法というのは、おおむね以下のようなものです。

①80℃くらいのお湯を用意する

②お湯の中に歯ブラシを入れてゆっくりとかき回す

③お湯から出して毛先を整え、冷水に入れる

この方法は歯ブラシの毛の素材の性質を利用したものです。

一般的な歯ブラシの毛に使用されている素材であるナイロンは、熱可塑性樹脂と呼ばれる素材で、加熱すると柔らかくなり、冷却すると硬くなります。

そのため、お湯に入れた後、毛先を整えてから冷水に入れるとその状態で固まるというわけです。

これを行えば歯ブラシの毛先が、完全に元通りとまではなりませんが、ある程度状態が良くなります。

しかし、見た目は良くなりますが、毛の弾力性などは元に戻るわけではありません。

毛の弾力性が歯ブラシにとって重要なことは、先に述べた通りです。

また、動物の毛を使用した歯ブラシなどは、この方法で復活させることはできません。

この方法は応急処置であり、歯ブラシを交換するまでの一時的なものであると正しく認識しておきましょう。

歯ブラシ以外のグッズも使おう!

ここまで、歯ブラシは一定の期間で交換するべきである、と繰り返し述べてきました。

また、交換を怠った場合や電動歯ブラシの場合など、歯ブラシを中心にお伝えしてきましたが、口内の衛生環境を保つためには歯ブラシ以外のオーラルケアグッズも使ったほうが効果的です。

最後におまけとして、歯ブラシ以外のオーラルケアグッズについて簡単にご紹介します。

歯ブラシ以外のオーラルケアグッズと言えば、歯間ブラシやデンタルフロスが一般的です。

これらは、どちらも歯と歯の間の狭い隙間を掃除するためのグッズです。

歯ブラシだけではどうしても狭い隙間の汚れが残りやすいため、その歯ブラシの苦手なところを補うのが目的となります。

ほかには、マウスウォッシュといって、口の中を洗浄するための液体などもあります。

歯磨きの仕上げなどにマウスウォッシュを使えば、口内環境を清潔に保つために役立ちます。

これらのグッズもうまく活用しながら口腔トラブルを予防していきましょう。

歯ブラシは一ヶ月で交換しよう!

長期間歯ブラシを交換せずに使い続けると、さまざまな悪影響が考えられます。

そのため、歯ブラシは一定の期間ごとに新品に交換するべきです。

やはり、衛生面を考えて、一ヶ月ごとの交換をおすすめします。

毎月新しい歯ブラシに交換する習慣を身につけ、トラブルの少ない日常を送っていきましょう。

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