歯ブラシは自分で選ぶ時代!おすすめの市販品をご紹介
歯ブラシ 2018.11.01歯ブラシは口内トラブルによって作りに違いがある!
歯ブラシは、一人一人の口内トラブルによって作りに違いがあります。
代表的な口内トラブルというと、虫歯、歯周病、歯肉炎、歯槽膿漏、知覚過敏などが挙げられます。
口内トラブルごとに、歯ブラシにどのような特徴があるのか、見ていきましょう。
・虫歯予防を目的とした歯ブラシ
歯垢を落とすために、歯と歯のすき間の汚れをブラシがしっかりかき出せるような作りがよく見られます。
・歯周病予防を目的とした歯ブラシ
歯と歯茎の間の汚れをかき出すために、ブラシの毛先が細い作りであることが多いです。
・歯肉炎、歯槽膿漏、知覚過敏で弱った歯茎に優しい歯ブラシ
歯茎を傷つけないように、基本柔らかいブラシが使われています。
また、歯ブラシのブラシは、やわらかめ・ふつう・かための3段階の硬さに分かれています。
普段、自分がどのくらい力を入れて歯を磨いているか、歯茎の状態はどうかなどを確かめてから、選ぶと良いでしょう。
また、ほとんどの人が歯磨きをするとき、必要以上の力を入れてブラッシングをしているといわれています。
その場合のおすすめは「やわらかめ」で、歯や歯茎へのダメージが比較的少ない状態で歯磨きができます。
そして、市販の歯ブラシを見てもらえるとわかりますが、パッケージに予防したい口内トラブルやブラシの硬さなどの表記がしてあります。
それを目印に、今の自分にはどの歯ブラシが合っているか、選んでいただけたらと思います。
歯ブラシの選び方・チェックの仕方
次に、歯ブラシの選び方・チェックの仕方をご紹介します。
まずは、選び方です。
虫歯予防用の歯ブラシは、歯垢をかき出せるくらい弾力性があるブラシが使われているものを選びましょう。
もし、ブラシが柔らかすぎたりすると、ブラシ部分が早めに開いてしまったり、思うように歯垢が落とせない可能性が出てきます。
また、歯周病予防・歯茎が弱っている状態のときに使う歯ブラシは、ほとんどが極細毛で作られているので、その特徴を目印に選びましょう。
そして、歯周病予防の歯ブラシには弾力性があり、歯茎が弱っている状態のときに使う歯ブラシは、口内を優しく磨けるように柔らかめに作られています。
もし、ブラシが開いてしまっていると、歯周ポケットの汚れをかき出しにくくなり、歯周病や歯肉炎の予防になりません。
次は、歯ブラシのチェックの仕方です。
歯ブラシが、開いているかどうかをチェックするには、歯ブラシの背中側から見てください。
ブラシがヘッドから飛び出てしまっている場合は、開いている状態になります。
そして、歯ブラシが開いている状態で歯磨きをすると、歯垢除去力が元の6割まで下がってしまうといわれています。
そのような場合は、新しい歯ブラシへ交換を行いましょう。
また、歯ブラシの効力を十分に発揮させるためには、1ヵ月に1本使うペースが推奨されています。
次項からは、おすすめの市販の歯ブラシをご紹介していきます。
市販で買える!おすすめの歯ブラシ~虫歯予防歯ブラシ編~
ここでは、スーパーやドラッグストアで購入できる市販の歯ブラシの中から、虫歯予防を目的としたおすすめの歯ブラシをご紹介します。
【クリニカ アドバンテージハブラシ】
・カラー:白・赤、ピンク・赤(超コンパクト)の2色/白・赤、白・青(コンパクト)の2色
・硬さ:かため(4列超コンパクト、4列コンパクトのみ)、ふつう、やわらかめ
奥歯の奥まで磨けるコンパクトなヘッドで、歯のすき間にフィットして歯垢をかき出す弾力ブラシが使われている歯ブラシです。
3、4列の超コンパクト・3、4列のコンパクトの中から選ぶことができます。
そして、ハンドル部分が六角形になっており、軽い力で小刻みに磨きやすい仕様になっています。
【オーラツーミー ハブラシ スパイラルキャッチ】
・カラー:クリアレッド、クリアブルー、クリアグリーン、クリアイエローの4色
・硬さ:かため、ふつう
薄くてコンパクトなヘッドと長めのネックで、女性や子供の小さな口でも磨くことができる歯ブラシです。
ブラシの上部のみが山型カットされていて、歯のすき間によく届くように作られており、高弾力のスパイラル毛の凹凸で、汚れをしっかり絡めて取ります。
【ビトイーン ライオン】
・カラー:ブルー、レッド、グリーン、オレンジ(レギュラー)の4色/ブルー、ピンク、グリーン、オレンジ(コンパクト・超コンパクト)の4色
・硬さ:かため、ふつう、やわらかめ
ブラシ全体が山型にカットされていて、レギュラー、コンパクト、超コンパクトのヘッドの大きさが異なる3タイプから選べる歯ブラシです。
山型カットが、歯と歯のすき間に入り込み、隅々まで歯垢をかき出します。
そして、ハンドル部分が握りやすく、全面がソフトラバーで覆われているので、滑りにくい作りになっています。
市販で買える!おすすめの歯ブラシ~歯周病予防歯ブラシ編~
次は、市販の歯ブラシの中で、歯周病予防を目的としたおすすめの歯ブラシをご紹介します。
【ガム・デンタルブラシ 緑の先細毛シリーズ】
・カラー:緑、青、赤、ピンクの4色
・硬さ:かため、ふうう
毛先が細く、ザラザラとした小さな突起がついており、それで歯周ポケットの汚れをかき取れる歯ブラシです。
3列コンパクトと3列の2種類あり、どちらも歯を1本1本磨けて、歯と歯茎の境目も、よく磨くことができます。
そして、歯科医師が薦める磨き方がしやすいといわれているストレートハンドルが採用されています。
【システマハブラシ】
・カラー:ピンク、ブルー、グリーン、パープル(超コンパクト/コンパクト/レギュラー)の4色
・硬さ:ふつう、やわらかめ(コンパクト3列のみ)
薄いヘッドとカーブしたネックで、奥歯の歯周ポケットまで届きやすい作りの歯ブラシです。
ブラシには超極細毛を使っているので、歯周ポケットに無理なく入り込みます。
4列の超コンパクト・3、4列のコンパクト・4列のレギュラーから、自身にピッタリな歯ブラシを選べます。
【オーラツーミー ハブラシ ミラクルキャッチ】
・カラー:クリアレッド、クリアブルー、クリアグリーン、クリア、クリアパープル、クリアピンクの6色
・硬さ:ふつう、やわらかめ、超やわらかめ
虫歯予防の歯ブラシで紹介しました「オーラツーミー ハブラシ スパイラルキャッチ」と姉妹品です。
ブラシの毛先が1本1本細かく分かれた形状になっており、歯の凹凸にフィットし、歯垢を拭き取るように絡め取ります。
ブラシのやわらかさに《超やわらかめ》があり、歯と歯茎に優しく、ブラッシング圧が強くなりすぎないように作られています。
市販で買える!おすすめの歯ブラシ~柔らかい歯ブラシ編~
最後に、市販の歯ブラシの中で、歯や歯茎を優しく磨ける、おすすめの柔らかい歯ブラシをご紹介します。
【シュミテクトハブラシ やさしく歯周ケア】
・カラー:ピンク、ブルー、グリーン、ライトブルーの4色
・硬さ:ふつう、やわらかめ、超やわらかめ
知覚過敏や歯肉炎、歯周病などでお悩みの方の、毎日の歯磨きを想定して作られた歯ブラシです。
ブラシの毛先が細く、柔らかなシルキー毛で、歯や歯茎への刺激を和らげながら歯磨きができます。
そして、コンパクトなヘッドで奥歯まで磨けて、歯周ポケットの汚れもかき出します。
【ディープクリーン 歯ぐきケアハブラシ】
・カラー:グリーン、ブルー、ピンク
・硬さ:ふつう、やわらかめ
ぎっしり植毛されたブラシが、歯と歯茎の間にある歯周ポケットの深くまで届いて、汚れをよくかき出すことができる歯ブラシです。
柔らかなブラシなので、歯茎を傷つけずに程よくマッサージができます。
そして、ハンドル部分が三角形になっているので、ペンのように持ちやすい設計です。
【ハイテクト マッサージ&ブラッシング】
・カラー:青、赤、緑
・硬さ:ソフトタイプ(やわらかめ)
歯周病や知覚過敏でお悩みな方も、歯や歯茎をしっかり磨けて、じっくりマッサージもできる歯ブラシです。
ブラシ部分で、1つの毛穴に普通の歯ブラシの約5倍に相当する260本の柔らかな毛が植毛されています。
それぞれの毛束が山型にカットされているので、歯と歯のすき間にもフィットして、汚れを落とします。
歯磨き粉も自分で選ぼう!
あなたが今、使っている歯磨き粉はどのような働きがあるのか、理解して使っていますか?
歯磨き粉も歯ブラシと同じく、用途に合わせて様々な種類が作られています。
まず、歯磨き粉は「化粧品」と「医薬部外品」の2種類に分けられます。
基本成分のみが「化粧品」、基本成分に薬用成分が足されているものが「医薬部外品」です。
国内で市販されている歯磨き粉の約9割が「医薬部外品」となっています。
そして、虫歯予防や歯周病予防を目的とした歯ブラシがあるように、歯磨き粉にもいくつか種類があります。
虫歯予防や歯周病予防、弱った歯茎を引き締めたり、歯を強化するフッ素入りなどがあります。
今の自分の口内ではどのようなトラブルが起こっているか確認して、歯磨き粉を選んでみましょう。
「特に今は口内トラブルがないから決め兼ねる」という方は、使っていて自分に合っていると思った歯ブラシを見てみてください。
その会社・メーカーが歯磨き粉を販売しているのであれば、試してみるとよいでしょう。
また、歯や歯茎を傷めている方は、研磨剤の刺激に敏感になっていることもあります。
市販品でも研磨剤が配合されていない歯磨き粉が販売されているので、そちらの使用をおすすめします。
歯ブラシは自分で選んで1ヵ月に1本のペースで交換しよう
歯ブラシは、一人一人の口内トラブルによって構造が変わります。
また、歯ブラシが開いている状態で歯磨きをすると、歯垢除去力が元の6割まで下がってしまうといわれています。
そのため、歯ブラシの効力を十分に発揮させるためには、1ヵ月で1本の歯ブラシが目安です。
そして、今の自分にはどの歯ブラシが合っているか、ちゃんと選んでから使うようにしましょう。