デンタルフロスのワックスはどんな効果や違いがあるの?

デンタルフロス 2018.09.21

「歯磨きをしているのに虫歯になった」「歯茎が衰えてきた」など、口内の悩みを抱えている人は少なくないでしょう。

実は、その口内の悩みは、きちんと歯磨きができていないためかもしれません。

そこで今回は、正しいオーラルケアをするためにも歯間クリーナーの形状の違いや、ワックスありのデンタルフロス使った時と、ワックスなしのデンタルフロスの違いなどもお伝えしていきます。

その歯磨きは間違い?磨き残しが引き起こす口内トラブル

普段歯を磨く際、何を使って磨いていますか。

歯ブラシを使って磨いている人がほとんどかと思いますが、歯磨きをそれで終わりにしてしまっている人もまた多くいることでしょう。

今まで「歯を磨いた直後なのに、歯の表面がぬるぬるする」という経験はありませんか。

実は、そのぬるぬるしたものは「歯垢」といい、食べたカスがしっかり取り除かれなかったことにより、菌が繁殖してできたものです。

歯垢が付着したまま時間が更に経過すると、唾液中に含まれるカルシウムやリン酸を取り込み、最後は石のように固くなって歯石へと変化します。

こうなってしまうと、歯医者にいかなければ除去することはできなくなります。

これらが進行していくと、歯茎が衰える歯周病など、他のトラブルを招いてしまう可能性も広がります。

歯磨きを丁寧にしたり、間違いだった歯磨き方法を見直したところで、歯垢はそう簡単には落ちません。

そこで、歯磨きと併用すると効果的なデンタルフロスと歯間ブラシの違いから、デンタルフロスのワックスがあるタイプのメリットなど、順番にお伝えしていきます。

歯間ブラシも形に違いがある!選ぶ際のポイント

磨き残し対策で使用したいものは、歯間ブラシやデンタルフロスです。

その形状や大きさも様々なので、購入するのに迷ってしまう人もいるでしょう。

ここでは、歯間クリーナーの選び方のポイントをお伝えしていきます。

歯間クリーナーとは主に、歯間ブラシとデンタルフロスです。

歯間ブラシの形状は「I字」と「L字」の2種類で、それぞれの役割は次のようになっています。

「I字」…前歯の間の汚れが気になる人

「L字」…奥歯の間の汚れが気になる人

また、材質もゴムタイプとワイヤータイプの2種類が主となっていて、先端部分に小さなブラシが付いています。

使用感にも違いがあるので、初心者の人や金属ワイヤーに抵抗のある人は、ゴムタイプから試してみるとよいでしょう。

さらに、サイズも0.8mmから1.5mm程度まであるので、歯間の広さによって使いわけることをオススメします。

しかし、歯間が広めの人に歯間ブラシはぴったりかもしれませんが、歯間が狭い人は歯間ブラシが入らず、痛い思いをしてしまう可能性があります。

そのような人は、デンタルフロスのワックスがあるタイプを使うか、自分の歯間の広さを知るためにも、最初は一番小さい歯間ブラシを購入するとよいでしょう。

次項では、デンタルフロスについてお伝えしていきます。

デンタルフロスは初心者にもオススメ

デンタルフロスは、歯間ブラシとは形状も全く違います。

細かい繊維が糸のようになっていて、その糸の繊維で歯垢を絡め取るというものです。

「巻型」…一本の糸のようになっていて、好きな大きさに切って指に巻いたりするなどして使用する

「F型」…前歯の間の汚れが気になる人

「Y型」…奥歯の間の汚れが気になる人

デンタルフロスであれば、大抵の人の歯間に入り込むことができるので、初めて歯間クリーナーを使用する人に易しいです。

ただ、巻型に関しては持ち手がないので、やりづらいという欠点もあります。

慣れてくるまでは、F型・Y型を使用するとよいでしょう。

ちなみにデンタルフロスには、ワックスがあるタイプと、ワックスがないタイプがあります。

ワックスが付いているのとそうでないのでは、どんな違いがあるのでしょうか。

デンタルフロスのワックスのメリットや違いとは?

ワックスがあるデンタルフロスの最大のメリットや違いは、スムーズな使い心地でしょう。

また、ワックスがあるものと、ないものの大きな違いも同様です。

ワックスがないデンタルフロスを使用した際、「窮屈な感覚が嫌だ」「デンタルフロスが歯茎に当たると痛い」と不快感を感じる人もいます。

しかし、ワックスがあるデンタルフロスは、この窮屈な感覚やデンタルフロスを滑り込ませた時のギシギシした感覚が緩和されます。

デンタルフロスが歯間へスムーズに入ってくれるので、痛みに弱い人や窮屈な感覚が苦手な人は試してみるとよいでしょう。

ちなみに、ドラッグストアで販売されているデンタルフロスの多くは、ワックスが付いているタイプとなっています。

ワックスがないデンタルフロスの方が歯垢がよく取れる?

ワックスがないデンタルフロスもまた、メリットがあります。

それは、ワックスがあるものよりも、歯垢の除去率が若干高いということです。

その理由は、ワックスがあるデンタルフロスよりも、ワックスがないタイプの方がフロスの自体の膨らみが大きいためです。

元からワックスで濡れているデンタルフロスは、繊維同士がまとまっています。

それよりも、乾いていて繊維がふわふわとしている方が、より多く歯垢を絡め取れます。

といっても、ワックスがあるものか、ないものとでは歯垢の除去率に大きな違いはありません。

それよりも、継続してデンタルフロスを使う習慣をつけることが大切です。

自分の歯間の広さや求める使用感で、歯間クリーナーを選んでみるとよいでしょう。

ワックスあり・なし?色々なデンタルフロスをご紹介!

最後に、ワックスがあるデンタルフロスと、ワックスがないデンタルフロスのオススメ商品をご紹介します。

最初に巻型のワックスがないタイプです。

【リーチ:デンタルフロス ノーワックス 50M】

しなやかなナイロン製でできています。

ワックス加工がされていないため、歯間にフィットしやすく、頑固な歯垢もしっかり絡め取ります。

ラインアップが豊富で、ワックスがないタイプはもう1種類あり、そちらは柔らかいフロスになっています。

次に巻型のワックスがあるタイプです。

【サンスター:ガム・デンタルフロス ふくらむタイプ】

唾液にデンタルフロスが触れると、繊維が膨張するタイプです。

膨張してしまって歯間に入り込みにくいのかというとそうではなく、ワックスがあるため、スムーズに歯間の歯垢を除去することができます。

他にも、F型のデンタルフロスで変わった製品もあるので、ご紹介していきます。

【エビス:デイリー幅広フロス】

その名前の通り、フロス部分の幅が普通のデンタルフロスよりもはるかに太いタイプです。

この太いフロスが、歯間にしっかりと入り込むことができれば、ごっそりと歯垢が取れます。

しかし、繊維自体の厚みもあるので、歯間に入りにくいというデメリットもあるようですが、細い繊維に比べたら歯茎への当たり方がソフトといわれています。

他にもデンタルフロスはたくさんの製品があり、製品によって使用感や歯垢の除去率にも違いがあります。

口内ケアは歯磨きと合わせて歯間クリーナーを使おう

歯磨きをしっかりとおこなったつもりでも、きちんと歯垢が除去されていなければ、口内トラブルはずっと絶えません。

歯間の幅に合わせてデンタルフロスや歯間ブラシを選び、毎日の歯磨きにプラスしてみてはいかがでしょうか。

また、正しい歯磨きの方法を歯科医から教わるのもよいでしょう。

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