歯ブラシは電動の超音波式がおすすめ!人気の商品をご紹介
電動歯ブラシ 2020.04.28プラーク除去効果が高い電動歯ブラシ!超音波歯ブラシとは?
歯磨きといえば、手を動かして歯ブラシで歯を磨く「手磨き」が一般的ですが、近年次々にラインナップされる高機能を備えた電動歯ブラシには目を見張るものがあります。
種類も実に様々なため、どのような電動歯ブラシを選べばいいのか悩まれている方も多いでしょう。
そんな豊富な種類の中から今回ご紹介するのは、中でもプラーク除去効果が高い「超音波」の電動歯ブラシです。
超音波歯ブラシとは、音波振動によってプラーク(歯垢)を除去する音波電動歯ブラシでの一種で、ブラシのヘッド部に内蔵された音波発生装置が高い音波振動を発生させます。
特に超音波歯ブラシでは、音波による振動数が非常に高く、およそ160~200万Hzもの音波を発生させます。
この微細な音波振動が口内の隅々まで行き渡ることで、汚れと結びついた細菌同士のつながりさえも破壊し、細菌が活動しにくい口腔環境に整えてくれるのです。
また、振動数が多いとはいえ、その振動は非常に微細で優しいことから、歯茎がデリケートになっている中高年や高齢者におすすめされています。
それに加え、歯周組織の細胞を活性化させる働きもあるので、歯周状態に悩みがある方にはより多くのメリットが望めるでしょう。
ただし、発せられる超音波が非常に微細なこともあり、通常の歯磨きと同じように左右に動かして歯を磨く必要があります。
他にはどんな種類がある?超音波以外の電動歯ブラシ
前項では、超音波の電動歯ブラシがどのようなものかをお話ししてきましたが、それ以外の電動歯ブラシとはどのように違うのでしょうか。
まず、電動歯ブラシには、超音波歯ブラシ以外にもう2つの種類があります。
●高速運動電動歯ブラシ
ヘッド部に内蔵されたモーターにより、2500~7500回転/分の速さで歯ブラシを振動させ、プラークを取り除きます。
電動歯ブラシが登場した当時から存在する元祖で、電動歯ブラシといえばこのタイプをイメージする方も多いでしょう。
基本的にブラシを歯に沿って動かすだけで、磨く動作は必要ありません。
●音波歯ブラシ
ヘッド部に内蔵されたリニアモーターにより、3~4万Hz/分の音波振動を発生させてプラークを除去します。
それに加え、超音波よりもややレベルは下がりますが、音波によってプラーク内の細菌のつながりを破壊することが期待できます。
ブラシ部が高速に振動するため、高速運動式と同様に使用者に磨く動作が求められません。
また、音波歯ブラシの中には、音波によって高速の水流を発生させる「音波水流」という機能を備えているものも多く、毛先が届きにくいプラークの除去を手助けします。
以上のように、ひとくちに電動歯ブラシといっても種類は様々です。
上記2つの特徴を見てみると、中でも超音波歯ブラシは細菌同士のつながりを断ち切ることに長け、より細菌が付着しにくい環境づくりに寄与することが期待というわけですね。
超音波電動歯ブラシの選び方!自分に合ったタイプを探そう
電動歯ブラシの中でも、超音波歯ブラシは高いプラーク除去効果が望めることに加え、歯周トラブルに悩む方に向いているということが分かりました。
しかし、いざ超音波歯ブラシを購入しようと商品をチェックしてみると、各メーカーによってもさらに種類や特長が異なります。
自分に合った超音波歯ブラシを選べるように、ここで選ぶうえでチェックしたいポイントを押さえておきましょう。
●振動数
振動数が多いほど洗浄効果が望め、歯のつるつるした仕上がりを味わうことができます。
1秒あたりの振動数は160万回以上が理想なので、具体的な振動数をよく確認しましょう。
●付属ブラシの種類
手磨きの歯ブラシでもそうですが、電動歯ブラシでも毛先の種類に着目することが大切です。
超音波歯ブラシは歯周トラブルに考慮されているぶん、歯周ポケットの中まで届きやすい「やわらか超極細毛」が多いです。
そのため、炎症や歯茎下がりが気になる口腔環境の場合は、超極細タイプの付属ブラシが望ましいでしょう。
ただし、歯茎が健康な場合は、歯面を捉える面積が広いフラットカットのブラシが推奨されます。
●給電方式
電動歯ブラシの給電には、据え置きの「コンセント式」や持ち運びに便利な「充電式」、そして「乾電池式」があります。
出張や旅行に行く頻度が多い方は、出先でも困ることのない汎用な充電式を選ぶと良いでしょう。
自分のニーズに合わせて選んでください。
歯ブラシとセットで使う歯磨き粉はどうする?
前項では、超音波電動歯ブラシの選び方について詳しくお話ししてきましたが、歯磨きに必要な「歯磨き粉」についても忘れてはいけません。
と言うのも、電動歯ブラシを使う場合、研磨剤・発泡剤が無配合のジェルタイプの歯磨き粉が推奨されるからです。
研磨剤には、研磨粒子によって歯に沈着した着色汚れを削り落とす効果がありますが、振動が伴う電動歯ブラシの場合、研磨効果が相乗されて必要以上にパワフルな力が加わります。
そのため、知覚過敏につながる歯の摩耗に加え、歯茎にもダメージを与える可能性が懸念されます。
また、発泡剤は、歯磨き粉を発泡させて磨き心地や爽快感を与えてくれますが、電動歯ブラシでは口内が泡だらけになってしまいます。
さらに、ペースト状は電動歯ブラシの振動で飛び散ることもあるため、ジェルタイプ、もしくは液体タイプの歯磨き粉を使うのが良いでしょう。
中には電動歯ブラシ用と謳う商品もあるため、チェックしてみてくださいね。
おすすめの超音波電動歯ブラシ!独自の音波振動を搭載した「ドルツ EW-DL35」
ここからは、おすすめの超音波電動歯ブラシを詳しくご紹介していきましょう。
最初にご紹介するのは、パナソニックの「音波振動ハブラシ ドルツ EW-DL35」です。
こちらは日本歯科医師会が推奨する、独自の音波振動技術が搭載された電動歯ブラシで、オーラルケアの基本である横磨き(スクラビング法)が音波振動により実現されました。
スクラビング法とは、歯面に対し垂直にブラシを当てて左右に細かく磨く方法で、効果的な歯垢除去に適った磨き方です。
さらに、歯と歯茎の境目に対し45度に当てて磨く「バス法」でも、この細かく振動する横磨きが高い歯垢除去効果が発揮されます。
一般的な電動歯ブラシの場合、ただ振動するだけですから、この「横磨き振動」は大変画期的なサポート機能と言えます。
また、歯ブラシの毛先は「超極細毛」で、歯周ポケットの汚れを念入りに掻き出します。
必要以上に毛先が入り込まないように、毛先に段差を設けていることもポイントですね。
その他にも、デリケートな歯茎をマッサージする「ガムケアモード」も搭載され、歯茎に心地良いケアを施してくれます。
歯周状態に悩む方には、ぜひこちらのドルツがおすすめされます。
独自の音波水流で隅々まできれいに!フィリップスのダイアモンドクリーン
超音波電動歯ブラシで次におすすめするのは、フィリップスソニッケアー の「ダイアモンドクリーン」です。
フィリップスは、日本歯科医・歯科衛生士使用率が10年連続No.1のブランドで、プロフェッショナルなオーラルケアを実現すべく力を注いでいます。
こちらの商品では、独自に開発された音波水流が搭載され、高速水流によってブラシの届きにくいプラークを徹底除去してくれます。
ブラシヘッドの31,000回/分の超高速振動で、音波水流と組み合わせて理想のオーラルケアを実現します。
また、歯周トラブルのデリケートな歯茎に対応する「ガムケアモード」、そしてより考慮された「センシティブモード」も搭載されているため、歯周状態が重い方も不安なく使用することができるでしょう。
さらに、歯の着色汚れが気になる方には、「ホワイトモード」というステイン除去に特化した機能も活躍することでしょう。
様々な口腔環境に対応したダイアモンドクリーンで、理想のオーラルケアを目指してみてはいかがでしょう。
自分に合った超音波歯ブラシを見つけるために
ひとくちに超音波歯ブラシといっても、様々な方向に特化された商品がラインナップされています。
まずは、自分の口腔環境がどのような状態なのか、どのような目的で、どのような強みを持つ電動歯ブラシを使いたいのかを明確にさせることが大切です。
今回の記事を参考に、自分に合った超音波歯ブラシを見つけてくださいね。