歯ブラシを違うものに替えたい!市販でおすすめのものとは?

歯ブラシ 2020.04.08
「歯ブラシを違うものに替えたい」と思っても、昨今ではたくさんの種類のものが市販されているのでどれを買っていいか迷ってしまうことも多いでしょう。 一体、市販の歯ブラシのどこにポイントを当てて選んだらいいのでしょうか。 この記事では、市販の歯ブラシの選び方や磨き方、おすすめの歯ブラシなどについてご紹介します。

市販されている歯ブラシの種類は2種類!

市販されている歯ブラシは大きく2種類に分けることができるでしょう。

歯ブラシを選ぶ際のポイントなどをご紹介するに当たり、まずは市販されている歯ブラシの種類からお話しします。

●手動で磨く歯ブラシ

昔から使われている手を動かして磨くタイプの歯ブラシで、市販で簡単に手に入れることができます。

場所によって、磨く強さを細かく変えられるのがポイントです。

値段もお手頃のものが多く、正しい磨き方をすることによってきれいな歯をキープすることができるでしょう。

●電動歯ブラシ

電気の力によって、ブラシ部分が自動的に動くタイプの歯ブラシです。

昨今では、ブラシが回転するタイプや音波式、超音波式などいろいろな種類があります。

歯に当てるだけで汚れを確実に落とし、手動に比べて磨く時間が短く済むでしょう。

ただ、設定された力加減をキープして動くので、その刺激が「合わない」といった方もいるようです。

また、手動の歯ブラシと比べて値段が高いといったデメリットもあるでしょう。

そのような場合は手動の歯ブラシがおすすめです。

市販の歯ブラシの選び方!毛の硬さと毛先の形状!

市販の歯ブラシの特徴を踏まえて、自分にぴったりのものを選んでください。

ここからは、手動の歯ブラシについてお話ししていきます。

●毛の硬さ

歯ブラシの毛の硬さには、一般的に「やわらかめ」「ふつう」「かため」の3種類がありますね。

自分の歯茎のコンディションに合わせて、選ぶことも大切です。

出血があるなど歯茎が敏感な状態になっている方には、やわらかめの毛の歯ブラシがおすすめです。

やわらかめの毛の歯ブラシは、歯垢を取り除く効力が低いので、より丁寧に磨くことを意識してください。

歯茎にとくにトラブルがない健康な状態であれば、ふつうやかためを選ぶとよいでしょう。

ただ、かための歯ブラシであまり力を入れすぎてしまうと出血したり、歯が削れてしまったりする場合もあるようなので気を付けましょう。

●毛先の形状

市販されている毛先は、大きく「山型」と「平ら」に分けられます。

山型の場合は、歯の凸凹や隙間にしっかりと入り込むことができ、歯垢を落とす役割を果たします。

また、歯の1本1本を丁寧に磨けるので、虫歯予防にもおすすめできます。

ただ、ブラシの毛が長い分、平らなものに比べて劣化しやすいでしょう。

歯ブラシは毛先が開いてきてしまったら交換時期なので、参考にしてください。

平らの場合、毛が寝にくいので1回で広い面積を磨けるのがポイントです。

交換時期も山型に比べると長いでしょう。

ただ、歯の隙間にまで入り込むことができないのがデメリットです。

歯磨きした後、市販の歯間ブラシやフロス、タフトブラシなどを使うことをおすすめします。

タフトブラシについては、後程ご紹介します。

毛の太さや素材にも注目して市販の歯ブラシを選ぼう!

毛の硬さや、毛先の形状についてご紹介しましたが、毛の太さや素材にも目を向けてみましょう。

●極細毛

一般的に市販されている歯ブラシの毛の1本の太さは、0.2ミリほどです。

「極細毛」とは、これよりも細い毛をさし、歯周ポケットに入り込んでしまった歯垢などをかき出す役割を果たします。

与える刺激が少ないので、優しくブラッシングすることができるでしょう。

毛の太さが0.2ミリの一般的な歯ブラシと比べて毛が寝やすいですが、歯茎を傷つけにくいのがポイントです。

歯茎が特に敏感になっている方には、「極細毛」で硬さは「やわらかめ」がおすすめです。

●PBT毛

一般的な歯ブラシの毛は「ナイロン」でできています。

ナイロン製の歯ブラシは約1か月とされ、前述したように毛先が広がった時が交換時期となるでしょう。

PBT毛の歯ブラシは、ナイロン素材のものに比べて約4倍の寿命があるといわれています。

吸水性が低く速乾性に優れているため、雑菌の繁殖がしにくく衛生的です。

毛にコシがあるのに柔らかく、磨き心地にも定評があります。

市販歯ブラシの大きさや形も見よう!部分磨き用タフトブラシもおすすめ!

引き続き、目を向けるべき市販の歯ブラシの特徴をご紹介します。

●ヘッドの大きさ

一般的な歯ブラシのヘッドの大きさは、横の長さは2cmから2.5cmくらいで、縦に3列に毛が施されています。

自分の上の前歯2本分が、歯ブラシのヘッドの横の長さと同じ場合が多いので目安にしてください。

これよりも小さいサイズのヘッドを持った歯ブラシを「コンパクトヘッド」といいます。

コンパクトヘッドの歯ブラシは口の中で操作がしやすく奥歯までしっかりと届き、磨き残しが少なくなるのでおすすめです。

ただ、一般的な歯ブラシに比べて一度に磨ける面積が少ないので、時間をかけてじっくりとブラッシングしなくてはいけません。

「じっくりと磨くのが苦手」という方には、一般的なサイズヘッドがおすすめです。

自分の普段の磨き方

●ハンドル・ネックの形

ハンドルは持ちやすく、長さは自分に合っているものを選ぶようにしましょう。

ネックは、スリムなものを選ぶと口の奥まで入りやすく磨きやすいです。

●タフトブラシ

タフトブラシは「部分磨き用歯ブラシ」です。

前述したように平らの歯ブラシで磨いた後に使用したり、磨き残しが気になる場合に使用したりするとよいでしょう。

毛束が1つで先端部分がとがっている形状で、歯と歯の間・奥歯の溝・歯並びの悪い部分など、歯ブラシの毛が届きにくいところまで入り込んで汚れをかき出すことが可能です。

市販の歯ブラシで歯を磨こう!おすすめの磨き方とは?

ぴったりと思った歯ブラシが見つかったとしても、正しい磨き方をしないと十分な効果を得ることができません。

そこで、市販の歯ブラシを使ったおすすめの磨き方をご紹介します。

●力を入れすぎない

歯ブラシは、ペンを軽く握るような感じで握ってください。

磨く際の力は、150グラムから200グラム程度が理想的です。

●歯ブラシの毛先をしっかりと当てて磨く

・スクラッピング法

歯ブラシの毛先を歯面に対して直角(90度)に当てて磨く方法です。

・バズ法

歯ブラシの毛先を歯・歯茎の境目に45度の角度にあてて磨く方法です。

磨く部位に合わせてスクラッピング法・バズ法を使い分けていきましょう。

スクラッピング法で1か所に対し20回程度ブラッシングをし、バズ法で仕上げ磨きをします。

●歯ブラシを小刻みに動かして磨く

1本から2本の歯ずつ(1ミリから2ミリの幅)小刻みに歯ブラシを動かし、歯の間や歯茎の間の汚れを落としていきます。

前述したスクラッピング法・バズ法に併せて取り入れてください。

次の項では、おすすめの市販歯ブラシをご紹介します。

おすすめの市販歯ブラシ!

最後におすすめの市販歯ブラシを2つご紹介します。

【サンスター:ガム デンタルハブラシ】

ヘッドが大変コンパクトに仕上がっているため、狭い歯間であっても磨きやすいのがポイントです。

ハンドル部分には軟らかいラバー素材が使用されているため、歯磨きした際のブラッシング圧を吸収し、万が一力を入れてしまっても歯茎を傷つけることがありません。

毛の硬さはふつうなのでしっかりと汚れを落とすことができ、歯や歯茎に刺激を与えません。

【ライオン:システマハブラシ 超コンパクト4列 ふつう】

ヘッドは「超コンパクトな薄型ヘッド」で、奥まで届きやすく隅々までしっかりと磨き上げることができます。

毛は「超極細毛」で、歯周ポケットの奥の汚れもしっかりときれいに落とします。

また、4列ブラシになっているので効率よく磨くことができますよ。

ポイントをおさえてぴったりの歯ブラシを選ぼう!

市販の歯ブラシについていろいろとお話ししました。

ご紹介したような選ぶ際のポイントをおさえて、ぴったりのものを選んでください。

正しい磨き方をすることで、きれいな歯を保つことができるでしょう。

きれいな歯で、快適な毎日を送れたらいいですね。

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