歯ブラシで赤ちゃんの歯を虫歯から守る!いつから使えるの?
歯ブラシ 2020.02.06赤ちゃんはいつから歯ブラシを使えばいいの?
生まれたばかりの赤ちゃんは、母乳やミルクを飲んで成長していきます。
この頃はまだ乳歯が生えておらず、唾液による自浄作用も高いため、歯ブラシを使った歯磨きは必要ありません。
では、いつから歯ブラシでケアしていけばいいのでしょうか。
赤ちゃんの歯磨きは、乳歯がはえる生後6ヵ月頃が目安としています。
ピョコっとはえた歯がとてもかわいい時期ですよね。
しかし、いきなり歯ブラシを使って磨いていこうとすると、赤ちゃんはびっくりしてしまいます。
口の中はデリケートなので、歯ブラシが異物のように感じたり、磨こうとすると痛いと思ってしまったりする可能性があります。
歯ブラシが嫌だと感じてしまうと歯磨き自体も嫌がってしまうこともありますので、歯ブラシでケアしていく前に、ガーゼを使って口腔ケアを行っていきましょう。
歯ブラシを使いはじめる前にガーゼで口腔ケア
ガーゼを使った、口腔ケアの方法を見ていきましょう。
綿100%のガーゼと、ぬるま湯を用意します。
ガーゼをぬるま湯にしめらせて、軽く絞ってから大人の人差し指に巻きつけてください。
そして、指に力を入れないように注意しながら歯の表側を優しく拭き、裏側もやさしく拭いていきます。
このとき、赤ちゃんが嫌がるようであれば、無理に拭く必要はありません。
口の周りや口の中を触られることに慣れさせるための期間だと思って、赤ちゃんがご機嫌なときに行いましょう。
歯の表裏が拭けたら、歯茎も優しく拭いていきます。
上唇の裏側には、小帯と呼ばれる粘膜のヒダがありますが、このヒダを傷付けないように注意してください。
授乳後やミルクを飲んだ後、離乳食を食べた後や就寝前など、1日に6回ほどケアしていきましょう。
ガーゼを使った歯磨きが楽しい時間と感じれるように、「上手に拭けてるね」「ピカピカだね」などと話しかけながら行ってみてください。
歯を綺麗にすると褒められる、楽しいと感じれば、きっと歯ブラシを使った歯磨きもスムーズに行えるはずです。
では、ガーゼから歯ブラシに切り替える時期はいつからがいいのかを見ていきましょう。
赤ちゃんにおすすめの歯ブラシセット
ガーゼケアに慣れてきたら、今度は歯ブラシになれる練習を行いましょう。
赤ちゃん自身が慣れていくためにも、乳歯ブラシをくわえるところからはじめます。
歯ブラシをくわえることは、後に自分で歯を磨き習慣につながるため、大切なことです。
生後6ヵ月~1歳ごろまでは、柔らかい素材でできたブラシや、喉を付かない形状のものを用意してあげましょう。
赤ちゃんの乳歯を磨く、おすすめの歯ブラシをご紹介します。
セットになっているため、歯の生え方や月齢に合わせて使用できる商品です。
▼ピジョン:乳歯ブラシセット
レッスン段階1の歯ブラシは生後6ヵ月から使えると記載されています。
柔らかい素材でできた両面ブラシで、赤ちゃんがくわえても喉を突かないプレートつきです。
小さな手でも握りやすいグリップで、歯ブラシをくわえる感覚が身につきます。
煮沸消毒もできるため、清潔に保てるのもおすすめポイントです。
レッスン段階2は、前歯がそろいはじめる生後8ヵ月くらいから使ってみましょう。
柔らかヘッドに喉を突かないプレートつきで、煮沸消毒も可能です。
この頃は、奥までブラシを入れることに慣れていく練習をしていきましょう。
レッスン段階3のブラシはいつから使えるのかというと、奥歯がはえる1歳くらいから使ってみましょう。
短めで柔らかい極細毛のブラシで、奥歯を磨く練習をしていきます。
ここから喉突き防止のプレートはありませんが、喉の入れすぎを防ぐストッパーショルダーがついています。
いつから仕上げ磨きをすればいいの?
赤ちゃん自身が歯ブラシになれていくことも大切ですが、乳歯が虫歯にならないためには仕上げ磨きが欠かせません。
乳歯はエナメル質や象牙質が薄いため、永久歯よりも虫歯になりやすいからです。
そして、乳歯が虫歯になると永久歯も虫歯になりやすくなり、虫歯が原因で早期に乳歯を抜くと、歯並びに影響することも考えられます。
赤ちゃんの歯を守っていくためにも、毎日仕上げ磨きをしていきましょう。
では、いつから仕上げ磨きは必要なのでしょうか。
仕上げ磨きは、歯がはえはじめる生後6ヵ月頃からはじめます。
歯ブラシは、赤ちゃんの小さな歯が磨ける仕上げ磨き用のものを使ってください。
▼ピジョン:仕上げ専用歯ブラシ 歯が生え始める頃から
コンパクトヘッドのため、赤ちゃんの小さな歯をしっかりと磨いてあげることができます。
▼ピジョン:仕上げ専用歯ブラシ 奥歯が生える頃から
こちらは奥歯がはえはじめる1歳ころから使える歯ブラシです。
柔らかい極細毛のブラシのため、赤ちゃんの乳歯や歯茎を傷つけません。
ジェル状歯みがきで赤ちゃんの歯を磨いてあげよう!
赤ちゃんの仕上げ磨きをするうえで、おすすめの商品があります。
それは、ジェル状の歯磨きです。
虫歯の発生や進行を予防するもので、歯磨き粉のように研磨剤を含んでいないため、乳歯を傷つけません。
▼ピジョン:ジェル状歯みがき
口の中で酸を作らないキシリトールとフッ素を配合したジェルで、味はイチゴとブドウ、キシリトールの自然な甘さの3種類あります。
いつから使えるのかというと、生後6ヵ月頃からお使いいただけます。
使用量ですが、歯のはえはじめから2歳ごろまでは、歯ブラシにゴマ1粒程度の量で構いません。
歯を磨いた後は、少量の水を口に含ませ、すすぎます。
すすぎができない頃は、ガーゼで優しく拭ってあげましょう。
もう一つ、おやすみ前にケアできる商品をご紹介します。
▼ピジョン:おやすみ前のフッ素コート
泡で出てくるので、歯ブラシに乗せて磨いていきます。
フッ素コートでブラッシングした後は、水ですすぐ必要はありません。
寝ている間もフッ素コートで歯を強化していきましょう。
味はキシリトールの自然な甘さで、生後6ヵ月からお使いいただけます。
いつから歯医者さんに連れて行けばいいの?
ご家庭でケアをしていても、虫歯になってしまうことはあります。
子供の歯は虫歯になると進行が早いため、早期発見・予防をすることが大切です。
そのためには、歯医者さんで口腔内の状態をチェックしてもらいましょう。
では、いつから歯医者さんに連れて行くべきなのでしょうか。
歯医者さんを受信するタイミングとしては、乳歯がはえてきたときです。
乳歯がはえはじめたときから虫歯になるリスクがありますので、歯医者さんを受診しましょう。
また、赤ちゃんの頃から通うことで、歯医者さんの雰囲気に慣れる練習にもなります。
口腔状態の確認だけでなく、ご家庭では取りきれない汚れを落としてもらったり、歯ブラシの使い方やフッ素の取り入れ方などを相談したりすることもできますよ。
虫歯の早期発見や予防のためにも、歯医者さんで定期検診を受けましょう。
乳歯を虫歯から守ろう!
乳歯がはえはじめたら、ガーゼを使って口腔内を清潔に保ちましょう。
慣れてきたら、歯ブラシデビューのチャンスです。
赤ちゃんは歯ブラシをくわえる練習をして、大人はしっかりと仕上げ磨きをしていきます。
虫歯予防になるジェル状歯みがきやフッ素コートを上手に活用しつつ、歯医者さんで定期検診を受けましょう。