環境にやさしい竹歯ブラシを使用してエコ活動に貢献しよう!
歯ブラシ 2020.01.29毎日使う歯ブラシが環境問題に関わっている?
近年の環境問題として、プラスチックごみについて取り上げられています。
人気のコーヒーショップやファーストフード店が、次々とストローを廃止したことはニュースでも流れていましたね。
1年間でかなりの量のストローが廃棄されていましたが、実は私たちが毎日必ずといえるくらい使用するものも、環境問題に関わっているのです。
それは、歯ブラシです。
歯のケアのために、毎日歯磨きをしますよね。
この歯磨きで使用している歯ブラシは、ほとんどの方がプラスチック製かと思います。
ではこの歯ブラシ、毎年どのくらいの量が廃棄されているかをご存知でしょうか。
1か月に1回交換すると良いと聞きますから、1人あたりでも1年間で12本消費することになりますね。
日本の人口が約1億人ですから、概算で12億本は消費されることでしょう。
そして歯ブラシは世界中でも使われるわけですから、かなりの量の歯ブラシが毎年廃棄されることがわかるかと思います。
大量の歯ブラシが廃棄されれば、その分プラスチックごみも増えていきます。
「たかが歯ブラシ1本」と思われた方もいるかもしれませんが、その1本が環境に大きく関わっているのです。
中にはエコの一環として、使用済みの歯ブラシを掃除アイテムとしてリユースする方もいますが、プラスチック製の歯ブラシはリサイクルできないため、結果的にはごみとなってしまいます。
そこでおすすめするのは、竹製の歯ブラシです。
これについては次の項でお話しします。
歯ブラシもエコなものを!竹歯ブラシってどんなもの?
竹歯ブラシは、その名のとおり持ち手が竹でできた歯ブラシのことです。
竹は英語で「bamboo」というので、「バンブー歯ブラシ」と呼ばれることもあります。
そんな竹歯ブラシのメリット・デメリットについてお話ししていきましょう。
【メリット】
●エコ
プラスチックの歯ブラシを使用しないことから、プラスチックごみの量を減らせます。
また、プラスチックは半永久的に自然にかえることはできませんが、竹であれば土にかえることが可能なので、環境に良い歯ブラシといえます。
●見た目がおしゃれ
人によりけりですが、竹製なのでナチュラルな雰囲気がおしゃれです。
【デメリット】
●プラスチック製と比較すると高価
竹歯ブラシに限らず、エコな商品は少し価格が高めであることが多い傾向にあります。
だいたいではありますが、プラスチックの歯ブラシの2~3倍程度はかかるといえるでしょう。
毎日の歯ブラシをエコなものに!おすすめの竹歯ブラシをご紹介
メリット・デメリットのある竹歯ブラシのおすすめを、ここからご紹介していきます。
【FINE(ファイン):FINEeco41 竹の歯ブラシ 天然毛タイプ】
・取扱店:「Japan Royal Group」AMAZON店
・参考価格:450円(税込み)
土にかえすことが可能な「エコロジー歯ブラシ」ともいわれている、竹歯ブラシです。
柄の部分は、植物を資源とするポリ乳酸と、富士山麓(静岡県産)の竹繊維を融合させて作られています。
植物本来の歯ブラシなので、手にしっとりなじみます。
柄に使われているポリ乳酸は生分解性樹脂のため、土に埋めると微生物によって二酸化炭素と水に分解されます。
このことからも、環境にやさしい歯ブラシであることが分かります。
また、ブラシには天然の豚毛や高級PBT樹脂を採用しており、歯面になじみやすく、エナメル質や歯茎を傷付けにくいです。
ただし注意しなければいけないことがあります。
この竹歯ブラシに使用されている素材は自然素材のため、製造から2年の使用期限を設けているそうです。
そのため、使用期限に注意して使いましょう。
ナイロンだけどエコ!?スウェーデン生まれの竹歯ブラシ
続いてご紹介する竹歯ブラシは、スウェーデン生まれのメーカー「THE HUMBLE CO.(ザ・ハンブル・コー)」の竹歯ブラシです。
このメーカーは、売上の一部を、口腔ケアの必要な世界中の子供たちのために、歯科医師が中心となって活動しているNGO団体(Humble Smile Foundation)に寄付しています。
そんなメーカーの竹歯ブラシはこちらです。
【THE HUMBLE CO.(ザ・ハンブル・コー):Humble Brush 歯ブラシ 大人用 ホワイト】
・取扱店:「THE HUMBLE CO.(ザ・ハンブル・コー)」AMAZON店
・参考価格:693円(税込み)
歯科医師の指導・監修のもと作られた竹歯ブラシです。
柄は生分解性100%の竹から作られ、人間工学に基づき、手になじむように設計されています。
また、毛にはナイロンが使われていますが、このナイロンもエコにつながるものを使用しています。
高い生分解性のある「ナイロン6」を採用しているので、時間が経過するとともに分解されていくそうです。
毛にはBPA(ビスフェノールA)が含まれていませんし、動物性原料も使用していないので、安全性の高さも魅力です。
また、パッケージは100%リサイクル資源で作られているので、細かな部分まで環境に配慮していることが分かりますね。
THE HUMBLE CO.では、竹歯ブラシのほか、ナチュラルワックスを使用したVEGANデンタルフロスも取り扱っているので、フロスもエコなものにするのもおすすめです。
ニュージーランド生まれの竹歯ブラシもおすすめ!
3つめにご紹介するおすすめの竹歯ブラシは、ニュージーランドのブランド「Go Bamboo(ゴーバンブー)」のものです。
このブランドは、「地球にやさしい生分解可能なアイテムを提供し、海や陸地などに残るプラスチックの量を少なくすること」をミッションとし、環境にやさしいアイテムを作っています。
そんなGo Bambooでも竹歯ブラシを販売しています。
【Go Bamboo:歯ブラシ (大)】
・取扱店:「旅キッチンのお店」
・参考価格:715円(税込み)
柄の部分は竹でできており、こちらも毛の部分はナイロンですが、生分解性のナイロン4を採用しています。
「BPA free&Vegan Friendly」のため、安全性の高い歯ブラシともいえます。
ちなみに、パッケージもプラスチックフリーなのでエコですね。
竹歯ブラシの使用後は掃除用具などにリユースできます。
完全に使いきったら、柄の部分は天然の竹ですから、土にかえすことができます。
毛の部分もリサイクルすることが可能なので、抜き取っておくと良いでしょう。
以上、3つの竹歯ブラシをご紹介しました。
次の項では、そんな竹歯ブラシの使い心地を見ていきます。
竹歯ブラシを使用した方のレビューを見てみよう!
おすすめの竹歯ブラシのご紹介をしましたが、いくらエコであっても、使い心地が悪いのであればあまり使用したくはないでしょう。
ここで、前の項でご紹介した「Go Bamboo」の竹歯ブラシを使用した方のレビューをご紹介していきます。
【大きさ】
海外製ということもあり、ブラシが大きめです。
メーカーによって多少の誤差はありますが、一般的なプラスチックの歯ブラシと比較すると、1.5倍くらい大きいそうです。
大きさに不安がある方は、子供用の小さいサイズの使用をおすすめします。
【グリップ】
グリップ部分はしっかりと作られているので、余計な力を入れずに磨けるそうです。
【磨き心地】
歯ブラシの毛は柔らかめなこともあり、歯と歯の隙間もしっかりと洗浄してくれます。
磨き終わった後の歯はつるつるになると評判のようです。
一般的なプラスチック製歯ブラシで磨いているときに、歯に当たると「カチッ」となることがあるかもしれませんが、竹歯ブラシではこの音がせず、心地良く磨けるという意見もありました。
中には「もうプラスチック製歯ブラシには戻れない」という声もありましたので、一度使用すると竹歯ブラシの虜になってしまうかもしれませんね。
木のぬくもりを感じながら磨くこともできるので、毎日の歯のケアをリラックスして行えるでしょう。
エコのためにも!竹歯ブラシを使いはじめよう
一般的なプラスチック製歯ブラシは、毎年かなりの量が廃棄されるため、環境問題に大きく関わります。
そこでおすすめするのは、天然素材の竹でできた竹歯ブラシです。
価格は高めではありますが、使用後は土にかえせるのでエコにつながります。
一度使用すると、「プラスチック製歯ブラシには戻れない」という声もあがるくらい使い心地が良いそうですから、この機会に竹歯ブラシを試してみてはいかがでしょうか。